「日本の敵」速報(海外の反応特化)+新型コロナウイルス関連海外の反応等

「日本の敵」&「新型コロナウイルス」に関する情報をまとめていきます

【#朝鮮日報】【社説】息子捜査を妨害した検事を息子捜査の責任者にした秋美愛法相

2020-09-12 20:00:15 | 新聞記事
 秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の息子の軍休暇未復帰事件を捜査するソウル東部地検のキム・グァンジョン地検長が、大検察庁刑事部長だった時に関連診療記録の家宅捜索を阻止していた事実が明らかになった。家宅捜索をする代わりに、秋長官の息子が取ってきた記録を任意で提出してもらえと指揮したというのだ。秋長官の息子は「脱営」疑惑で捜査されていて、診療記録はその容疑を究明する重要資料の一つだ。ところが、家宅捜索せずに被疑者が渡してくれるものを受け取れと言ったということだ。検察幹部である人物が被疑者側に立って「適当に捜査しろ」と言うとは、あってもいいことなのだろうか。

 キム・グァンジョン当時大検察庁刑事部長のこうした指揮にもかかわらず、捜査チームは先月初めに家宅捜索を行った。すると、秋長官が立ち上がった。家宅捜索直後、検察の人事でキム・グァンジョン当時刑事部長を自分の息子の問題を捜査するソウル東部地検長に昇進させたのだ。キム・グァンジョン地検長の言葉を聞かずに家宅捜索した捜査チーム次長検事や部長検事は辞表を出したり、閑職に回されたりした。

 この事件の捜査は到底、捜査だとは言い難い。秋長官夫妻が2017年6月に息子の軍休暇を延長するため国防部民願室に電話した時の通話録音記録は「保存期間切れ」を理由に既に破棄されたという。検察が捜査でぐずついている間に重要な証拠が消えたのだ。捜査主任検事と捜査官は「秋議員(当時)の補佐官が休暇延長を請託する電話をしてきた」という陳述を軍関係者から確保していながら、調書から外してしまった。これも「キム・グァンジョン指示」ではないかという疑問が持たれている。キム・グァンジョン地検長が率いる新捜査チームは、次長検事はもちろん部長検事まで政権側の人物で埋め尽くされているという。「秋美愛の補佐官」の陳述を調書から外した検事と捜査官も捜査チームに復帰した。事件を覆い隠そうとする人々だけで捜査チームが組まれているのだ。

 捜査対象になっている法務部長官が検察を指揮するというのは話にならない。当然、職務から排除すべきだし、検察から手を引くべきだ。ところが、「利害衝突」決定を下さなければならない国民権益委員会は「法務部に聞いて事実関係を把握する」と言ったという。秋長官に対する有権解釈を秋長官に聞いてからするということだ。報勲処次長は「(秋長官の息子のように)電話で軍休暇や病気休暇を延長するのは、今の軍で特別なことではない」と言った。検察と国防部に続いて国民権益委員会、報勲処という関連政府機関まですべて「秋美愛救済」に全力を投じている。

 秋長官の息子が休暇から復帰しなかった日(2017年6月25日)、同僚の兵士たちは「病気休暇でウソをついて金曜日復帰を(翌週)水曜日復帰に」「うちのキング・ゴッド・ジェネラル(将軍)・チューチュートレイン(蒸気機関車の意だが、チュは秋長官の名字の発音と同じ)のソ一等兵(秋長官の息子)頭がおかしくなったね」などのメッセージを交わしたという。これらの言葉に事件に関する真実がそのまま含まれている。休暇だけでなく配属先、翻訳兵選抜でも秋長官側の相次ぐ請託や圧力を受けたと軍関係者が証言している。これ以上、何が必要だというのか。


コメントを投稿