私は化学物質や電磁波の影響のない家づくりをしている建築士です。
理由は、化学物質や農薬が、子どもの脳に与える影響がわかってきたためです。
まだ確実に証明された事実ではありませんが、予防原則にのっとり、化学物質や電磁波の影響のない家を広めていきたいと考えています。
先日、オリンピックで銀メダルに輝いたバスケットボール選手が「バスケットボールをはじめたきっかけ」として、漫画「スラムダンク」を挙げていました。漫画は子どもに夢や希望を与える存在と改めて思いました。
では反対に「暴力的な描写」、「犯罪的な描写」などは子どもに与える影響はないのでしょうか?
スラムダンクを読んで子どもたちがバスケットボールをはじめたように、暴力的な描写や犯罪的な描写は子どもたちにどのような影響をもたらすのでしょう?
同じようにゲームでも「狩り(ハンター)」や「倒す(殺す)」、「撃墜」、「銃の乱射」などのゲームもありますね。
それらが子どもたちの脳に与える影響はないのでしょうか?
漫画やゲームは子どもたちに夢や希望を与えます。同時に狂気や暴力性、異常な興奮なども与える可能性はないでしょうか?
残念ながら私は建築の専門家、特に素材に含まれる化学物質や家の中の電磁波については自信をもって説明できますが、漫画やゲームが子どもたちの脳に与える影響についてはわかりません。
最近の研究では、化学物質や農薬、食べ物に含まれる添加物などが、特に脳関門の未発達な子どもたちに与える影響が示唆されています。
また電場や磁場などの電磁波は身体自体が発する微弱な電気を誤反応させるのではないか?という指摘もあります。
私は化学物質や電磁波の影響のない家づくりを広めたいと思っておりますが、同時に食べ物や暮らし全般についても、子どもたちが笑顔で生活できる空間を広めていきたいと考えております。
漫画家さんやゲームクリエイターのみなさんももちろんよりよい世界をつくりたいと努力をされていることと思います。しかし自分たちが描いた漫画が、自分たちのつくったゲームが子どもたちの脳になんらかの影響を与えるのではないか?ということについて想像することも大切なのではないでしょうか?
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所