農薬や化学物質が、特に脳関門の未発達な子どもの脳に与える影響が指摘されております。
ですので、私の基本的なベースとなる家は、【化学物質や電磁波の影響のない家づくり】となります。
その上、原子力発電所は、子どもたちへ、未来へ大きな負の遺産を残します。
ですので、私は電気やガス、水道が自給自足できる家を目指しています。
それらは技術的には可能なレベルまできておりますが、まだまだ課題点もあります。
蓄電池の費用、安全性、耐久性、その他、パワコンなどの耐久性、維持管理の課題などです。
加えて、農薬や除草剤、土壌消毒など環境負荷のない、安心な食べ物、安全な食べ物を自給自足する家。
イギリスのアーバンパーマカルチャーという考え方をご存じでしょうか?
75㎡あれば4人家族が1年間生活できるだけの野菜を確保できるという考え方です。
日本とイギリスでは緯度も違います。食生活も違います。しかし同じように農薬の危険性のない安心な食べ物を確保することはできると思います。
そのための微生物の専門家とのプロジェクトも現在進行中です。宅地でも無肥料無農薬の野菜づくりができる目処が立ちました。
家、エネルギー、食すべてが環境負荷のない、無理のない暮らし。これが私の理想とする住まいです。
できれば、そのような家が、町内会にひとつずつあれば、万が一の災害の時にも人々が集まり、水やエネルギーを確保でき、食糧をみなでわけあい、笑顔で過ごせる空間になるのではないでしょうか?
私はそれらをもうひとつ大きな空間として、
畑では障がいのあるお子さんたちと一緒に野菜をつくり、その野菜を販売し、自然食レストランを併設して、自然食を楽しみ、ジャムなどの加工食品もみんなでつくったり、イベントをして楽しんだり、そのような空間をつくりたいと思っております。
もちろんその空間で使用する電気やガスや水道はすべて自給自足でまかないます。
畑で作った野菜をつかったピザをピザ窯で焼き、かまどでご飯を炊き、みんな笑顔で、そんな施設をつくりたいと思っております。
ひと・すまい・くらし
新井 伸宏