昨日は家づくりに携わる職人さんの気持ちはお家に反映されます、というお話をお伝えしました。
よろしければ昨日の下記blogもお読みいただけましたら幸いです。
もう一つ、みなさまにお伝えしたいことがあります。
これは私個人的な想いですが、社員が自分の勤める会社(ハウスメーカーや工務店、設計事務所)で建てない、自社のブランドで建てない会社はどうなのでしょう?ということです。
とある健康住宅を志向する工務店機能を持った設計事務所があります。
その社員はFacebookやInstagramでお家見学会などを行っておりますが、先日、その社員が建てた家をSNSで挙げておりました。
しかしそのお家はその会社が推奨している建物ではありませんでした。
SNSでは「社員が家を建てました」とアピールしておりましたが、私はとても違和感を覚えるとともに、自社の社員が自分の家として建てないような家を「お客様」に対して販売していることに驚きました。
食べ物でもよく言われますね。とある食品メーカーの社長さんは自社の製品は絶対に食べない、と公言されている方もおられます。
また農家さんの中にも自分たちで食べる野菜と販売する野菜は違う、と公言している方もおります。
私はそのような会社、個人も含めてですが、は信用しません。
もちろんお金のため、という場合もあるでしょう。
しかしお家は人生で一度きりの機会です。そのお家が自社の社員が建てない家というのはいかがなものでしょう?
私は納得していただくこと、腑に落ちることが大切と考えております。
私が設計するお家を納得いただく、腑に落ちた場合にのみ、成約すると考えております。
私の家は空気感や居心地の良さという数値では表せない空間ということもあり、この腑に落ちた感がとても大切です。
自社の社員が自分の家族のための家を自社で建てないということは自社の建物が自分自身の腑に落ちていない、納得していない、ということではないでしょうか?
腑に落ちていない、納得していない社員がどのようにして自社の建物を売ることができるでしょう?その魅力をお客様にお伝えすることができるでしょう?
今日は少々熱く語ってしまいました。
うれしい報告もありますのでそちらはまた次回。
無料zoom相談も行っております。お気軽にご相談ください。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所
https://www.hitosumai.com/