家づくりにしましても、賃貸物件を借りるにしましても、土地探しにしましても「建築用語」はむずかしいことばばかりでわかりにくい。
私は幸運にも「大地を守る会 自然住宅チーム」に約7年半ほど在籍させていただいたので、会員様のお言葉を直接聞く機会が多くありました。
賃貸物件を借りたいけど、どういう家を借りたらよいのか、わからない
不動産屋さんのいいなりでいいのかしら?
不動産屋さんに必要と言われたら仕方ないと思っていた
家を建てたときにわからないことばかりだったので、担当者にまかせっきりにしてしまった(結果、後悔している)
建築士の先生や工務店の社長に言われると言い返せない
などは会員様からの直接の声です。
中には、今回で3回目の家づくりという方もおられました。
その方は2回とも失敗したので今度は失敗したくない、と私の所に相談にきました。
家づくりは確かに専門的な知識が必要ですので、専門用語が飛び交います。
しかし家づくりはみなさまのためのものです。
みなさまの家族が笑顔で健やかに暮らせるための器です。
私のところにお問い合わせいただく方は、
食べ物も化学肥料や農薬を使わない野菜を選ぶようにしている方 や
可能な範囲で地産地消を心がけている方
味噌や梅干しなど手づくりできるものは自分たちの手でつくりながら暮らしたいと思っている方
※エビデンスはございませんが自然素材の家では味噌や梅干しがおいしくなるとのお言葉もいただいております。
時短、機械をうまく使った生活も魅力的ですが、時間におわれない生活
ゆったりとご家族の時間を過ごされたい方
が多いです。
予算に限りがある場合でも、確かな中古住宅選びからお手伝いさせていただきますので、中古住宅をリノベーションするという選択肢もございます。
イニシャルコストのことを気にされる方がおられますが、ハウスメーカーの家づくりと費用面ではさほどかわりません。
費用面では、新建材の家と自然素材の家、それぞれで生活ランニングコスト(光熱費や医療費も含められたらベター)が出せたらよいかも?
というお言葉をお客様から頂いたこともございます。
イニシャルコストではカウントできない部分ですね。
ありがたいお言葉です。
家づくりはご縁とタイミング、そして相性がとても大切です。
お会いした上での判断いただくことがよろしいかと思います。
一度お会いすると断りにくいとは、展示会に参加された方からよく聞く話ですが、私の場合はこちらから催促は致しません。
私の場合は、ご主人、奥さま、お子さんだけでなく、ご両親やペットともお会いさせていただき、みなさまとの相性を判断いただきたいと思っております。
不思議と気難しいわんちゃんとも仲良くなれたりします。猫ちゃんからはふーっと言われることが多いです(笑)
このところ私は【電磁波屋】さんと言われることがありますが、健康住宅の建築士です。
これは、こだわりの木材屋さん、お問い合わせをいただいた建て主さん、同業の建築士にほぼ同じ時期にいわれたことなので、
いまの私は、電磁波屋とみられているようです。
みなさんからも「電磁波屋」にみえているかもしれませんが、お家の中の化学物質や電磁波の影響のない家づくりを広めたいと思っております。
化学物質や電磁波だけでなく、地震の揺れを半減させ、温熱環境にも配慮した家づくりです。
土地探しからもお手伝いさせていただいております。
最近、よくメディアで出てくる「古民家を再利用した」という言葉。
私はこれはとても危ういと感じております。
デザイン性を優先したリノベーションが多いためです。
最近では
古民家=伝統的な家
ではなく昭和初期の単に古い家も古民家と言われてメディアで取り上げられていますね。
確かに800万戸とも900万戸とも言われる中古住宅を今後どのように活用していくか、課題ではありますが、
「古民家」、「リノベーション」という魔法の言葉に惑わされることなく、
耐震性や温熱環境という面でもきちんと対処した上で、購入をお考え下さい。
今日は少し建築士という視点で書いてみました。
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ひと・すまい・くらし 一級建築設計事務所
新井 伸宏
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