家づくりにはたくさんの職種の方が必要です。
大工さん、電気屋さん、設備屋さん、左官屋さん、クロス屋さんなどなど。
本来はもっとたくさんの職方さんが入りますが、今日の話はどのような職方さんが必要なのか?という話ではありませんので割愛します。
以前、ある方に言われたことがあります。この家はみんなの気持ちがつまったお家ですね、と。
職人さんの良い家をつくろう、つくりたい!という気持ちが家に込められていると。
私は職人さんが褒められること、職人さんにスポットが当たることが何より好きなので、とてもうれしい気持ちになりました。
多くのこのお家に関わったみなさんにお伝えしたいと思いました。
反対にこの家はデザインや空間はいいのになんとなく居心地が悪いな、と感じるお家も拝見したことがあります。
家づくりをしておりますと「土地探し」や「既存住宅のリフォーム」、「新築・建替え」のお話を頂き、実際に現地を訪れた際にいろいろと面白い経験もしておりますが、あまり不思議系のお話をしてしまいますとみなさんにひかれてしまいますのでここではやめておきましょう。
「この家にはよくない気が満ちている」、これはとある住宅見学会に参加させていただいた際に一緒に同行した方が仰っていたお言葉です。
この方は感受性の高い方で、ご自身も手に職を持った職人さんです。
お家づくりにはたくさんの職人さんが関わっておりますので、つくり手のみなさんの気持ちがダイレクトに空間に反映するとのこと。
たぶん、この工務店さんは職人さんの連携がうまくいっていないのだろうね、とのこと。
というのも電気屋さんが配線しないと大工さんは壁の仕上げができなかったり、設備屋さんの工事が終わらないと床が張れないなど、家づくりは職人さんの連携がとても大切です。しかし他の職人さんのことを考えない職方さんや自分の仕事だけを考えた職方さんは自分の仕事をさっさと仕上げて次の現場に出かけてしまいます。そうしますと後から入ってきた職方さんは余計な手間がかかってしまいます。
余計な手間がかかる現場には怒りや不満を抱えたまま作業をすることになります。そうした気持ちが家にもこもってしまうのですね。
私は感受性は高くありませんので「なんとなく」でしか感じませんがわかる気がします。
そのような経験をしてきた私が先日、とある腕もピカイチですが心意気が素敵な左官屋さんと話をする機会があり、時間も忘れて5時間以上も話し込んでしまったのですが、その際に同じようなお話を伺いました。
例えばハウスメーカーさんや工務店さんで忘年会を開催する際に、職人さんたちの仲の良いハウスメーカーさんや工務店さんは二次会にも三次会にもみな喜んで参加するそうですが、仲のあまりよろしくないハウスメーカーさんや工務店さんでは一次会は主催者の顔を立ててみなさん参加するのですが二次会は蜘蛛の子を散らすようにほとんど参加しないとのこと。
加えて家づくりの現場では10時と3時にお茶の時間があるのですが、その休憩時に愚痴が多いとのこと。
なんとなくわかる気がします。
私もその左官屋さんもそのような家に住む建主(買主)さんがかわいそうだよね、という話になりました。
もしも家づくりをされる際には10時や3時の休憩の際に職人さんの会話に耳を傾けてみてください。建て主さんがいる前では愚痴の話は出ないかもしれませんが見つからないところで少し耳を傾けてみるのも、そのハウスメーカーさんや工務店さんの本質が見抜けるチャンスかもしれません。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所
https://www.hitosumai.com/
以前、ある方に言われたことがあります。この家はみんなの気持ちがつまったお家ですね、と。
職人さんの良い家をつくろう、つくりたい!という気持ちが家に込められていると。
私は職人さんが褒められること、職人さんにスポットが当たることが何より好きなので、とてもうれしい気持ちになりました。
多くのこのお家に関わったみなさんにお伝えしたいと思いました。
反対にこの家はデザインや空間はいいのになんとなく居心地が悪いな、と感じるお家も拝見したことがあります。
家づくりをしておりますと「土地探し」や「既存住宅のリフォーム」、「新築・建替え」のお話を頂き、実際に現地を訪れた際にいろいろと面白い経験もしておりますが、あまり不思議系のお話をしてしまいますとみなさんにひかれてしまいますのでここではやめておきましょう。
「この家にはよくない気が満ちている」、これはとある住宅見学会に参加させていただいた際に一緒に同行した方が仰っていたお言葉です。
この方は感受性の高い方で、ご自身も手に職を持った職人さんです。
お家づくりにはたくさんの職人さんが関わっておりますので、つくり手のみなさんの気持ちがダイレクトに空間に反映するとのこと。
たぶん、この工務店さんは職人さんの連携がうまくいっていないのだろうね、とのこと。
というのも電気屋さんが配線しないと大工さんは壁の仕上げができなかったり、設備屋さんの工事が終わらないと床が張れないなど、家づくりは職人さんの連携がとても大切です。しかし他の職人さんのことを考えない職方さんや自分の仕事だけを考えた職方さんは自分の仕事をさっさと仕上げて次の現場に出かけてしまいます。そうしますと後から入ってきた職方さんは余計な手間がかかってしまいます。
余計な手間がかかる現場には怒りや不満を抱えたまま作業をすることになります。そうした気持ちが家にもこもってしまうのですね。
私は感受性は高くありませんので「なんとなく」でしか感じませんがわかる気がします。
そのような経験をしてきた私が先日、とある腕もピカイチですが心意気が素敵な左官屋さんと話をする機会があり、時間も忘れて5時間以上も話し込んでしまったのですが、その際に同じようなお話を伺いました。
例えばハウスメーカーさんや工務店さんで忘年会を開催する際に、職人さんたちの仲の良いハウスメーカーさんや工務店さんは二次会にも三次会にもみな喜んで参加するそうですが、仲のあまりよろしくないハウスメーカーさんや工務店さんでは一次会は主催者の顔を立ててみなさん参加するのですが二次会は蜘蛛の子を散らすようにほとんど参加しないとのこと。
加えて家づくりの現場では10時と3時にお茶の時間があるのですが、その休憩時に愚痴が多いとのこと。
なんとなくわかる気がします。
私もその左官屋さんもそのような家に住む建主(買主)さんがかわいそうだよね、という話になりました。
もしも家づくりをされる際には10時や3時の休憩の際に職人さんの会話に耳を傾けてみてください。建て主さんがいる前では愚痴の話は出ないかもしれませんが見つからないところで少し耳を傾けてみるのも、そのハウスメーカーさんや工務店さんの本質が見抜けるチャンスかもしれません。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所
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