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氷月神示 白雪の8

シャルルより皆さんへ

私が誰かはともかく、話を進めましょう
架空と思っていただいても結構ですよ

私は旅をしつつ、人々に皆が円満に仲良くする方法を説いて回りました
自分も他人も大切にしよう、ということですね
あれ、どこかおかしいなと思いますか?
人のために尽くし過ぎて死んでもいいんだと思っていませんか?
私はそんなことは言っていません
自分を愛するように、周りの人を愛しましょうね、ということです
両方がWin-Winになりましょう、ということです
これがいつの間にか誤解されたらしくて、自己犠牲は素晴らしい、とか悪人を助けて自分は破滅してもいいんだとか、神様がそんなことを望まれるわけがないじゃないですか
大きな神様は、みんなの御親ですから、全ての子が愛おしくて、たまらないのです
よくできた子も、できんぼも、すね者も、みんなを等しく愛しておられます
どの子にも公平でありたいと願われ、公平に幸せになってほしいからこそ、むしろ社会からはずれた悪者を心配され、真っ先に救いに行こうとされることは、あります
迷える羊の理論ですね
今幸せな者は、そのままで心配しなくていいからです
ですから、神様はそれほど関心を払われませんが、今不幸な者については、ずいぶん気にかけられます

…すると、信仰深い者はどうなるんだ、報われるのかということになりますが、むろん社会常識と道徳に従って生きていれば、対人関係など比較的うまくこなして問題少なく生きていけますから、その時点で十分、報われていると言えるでしょう
肝心なのは、今救われていない者です
やけになって問題ばかり、起こしている者です
そういう者は、周りにも迷惑を及ぼしますから、率先して救うことが必要で、周りの人のためにもなります
もちろん、この世の終わり?に見えるような時があるとしても、神様は全ての魂が救われることを願っておられます
誰かだけをひいきになさることは決してありません

神様は誰も見捨てたりしません
なぜなら、宇宙や天界は巨大な神様の中のごく一部で、そこにある全ての生命(いのち)や物質は、永遠に神様の外に出ることはなく、中でずっと変成したり循環したりし続けているからです
もし人間が手術で体内に悪性の腫瘍を見つけたら、さっさと切除し外にぽいと捨てることができますが、神様はそういうわけに行きません
何とかして、ご自分の中の良くない歪んだ部分を大切に保持しつつ、それを改善しようと、いつも苦闘しておられます…
それが、地球で言えばアクニンの魂を改善し救う、ということです
そして大きなご自分からはとても見えにくい、顕微鏡下の素粒子のような微細な人類に働きかけるのですから、ご自分の代わりに役を果たしてくれる、人間大になれるお使いをつかわせられるのです…
(と私は思います)

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