さて、先程の木札の写真は番外で届いた資料ですが、飛騨 翠さんがファックスで送ってくれた３番目の情報の開示に参ります
みな：おい、おジイ、それより宇宙のエデンの園の近所にあるという、『青空駐車場の話』はどうなッタ、
幽体の一般人の出演者？みんな、お前の号令で動きが停止したままやろ、
それで彼らの前にいるジゴクの番犬、ケルベロスも停止してるけど、頭3つの内マスク2つしかしてへんし、確実にコロナにかかるで、あいつ、どうすんのや、
私：安心して下さい
真空のウチュウでは、コロナ菌は生きられません
みな：それを早く言えや！
ほんなら、なんでケルベロスにお前がマスクかけるのや！
わし：あれは、よだれぬぐいです
ケルベロスは、赤ちゃんの時からよだれがひどくてーー、よだれかけをいつも3枚ずつして、手放せませんでした
みな：オマエは、子犬の時から、あいつを飼ってるのか！
私：私やない
仲間のシャルルが昔冥界の王、ハデスに変身して演じる時、怖さが足りないからと、脇に置くために気で創出しました
みな：それが200匹もいるわけ？ あの製造保証書によるとーー、
わい：200匹やない
気で形を創案しても、使う用事がすめば、又元の形のない気のもやに戻して、自分の丹田内の気の中に溶け込ませるーー、
そやから今いるケルベロス203号は、シャルルが過去にギリシャ神話を作って語って、人間にその神話の幻のイメージを伝える時に、ケルベロスの出番があり、それが合計203回目ということや…
シャルル=アダムから、気のもやが203回出たり引っ込んだりして、ケルベロスになったということやな…
みな：気色の悪いやっちゃな、
お前も何か、気で物を作って出せるのか、
わし：わしか、そやな……
なんでもやれるで、念じればいいだけやし
とりあえず、得意技は舞妓に変身することやし、ええ着物の幻でも作って、着て見せよか、
みな：いらンいらン、お前の着替える姿なんて、見とうもないわ、
……そう言えば、あの、………トマ三郎とかいう、チビネコ、あれもおまエが気で作って出したの？
わい：いや、あれはな、……ちょっと違うねン………
……今にわかる………
みな：なんやの、もったいぶりおって~~、
はよ進めや、
わい：もう少し待ってな、翠さんについての３番目の情報を持ってくるし、それがすんだら……
みんなで：解凍ルパン！ あ、やなくって、凍ったように動きが止まってる出演者達？を動かしてやれよ
ケ、ケルベロスはどっちでもいいけド、……できれば、冷凍庫にずっと入っていてほしいな……
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