石橋を叩いて渡る・・ ？

例の御粗末な事件簿が書き上がりましたので、ここにお披露目～♪(笑)

さて、妖精の森まで連れていってもらったまではよかったのですが
楽しいひとときは無情にも、あっという間に過ぎてしまったのでした。
そして、妖魔の妖術にかかってしまったとしか言いようのない出来事が私を襲ったのは、その友人に別れを告げた直後だったのです。

いくら無知な私でも、今日のネット時代ですもの
ある程度の下調べはしてきたものの・・・

乗り換えの電車は、どれに乗っても大阪駅へ戻ることが出来ますよ＾＾という言葉に背中を押され、出発間際の電車に駆け足で飛び乗ったのです。乗り替え経由で大阪まで切符も買った。
電車の扉が閉まり、いざ上本町から鶴橋へ。でも、悠長に席に座っている間ではないのです、すぐ次の駅なのですから～＾＾；

今思えばあの時、頭の中はからっぽだったんじゃないかと思われます。
微かにその中でこだまのように響き渡るは、乗り替え後どれに乗っても帰れるぅ～～（笑）

程なくして目の前の扉が開き、ホームの向かい側にちょうど別の電車が入ってきました。奈良行きの文字が目に入ったものの思考能力がゼロに近かった私には、誘われるままに踏み出す両足の動きを止めることはもはや出来なかったのでした。

スゥーピタッ！っとあざ笑うが如く扉は閉まって、まさに監禁状態！

３駅ほど過ぎた頃、大阪までは確か７駅だったわよね～って、自分に問いながら路線地図を眺めたのです。そう、あの細かな近鉄車内の路線地図をです。

そう言えば、前々から近鉄の会社にひとこと言いたかったのですが、
あの地図は文字も小さすぎて凄く見にくく、なれない人には駅名がとても解りずらいのですが～～！
・・・・・っと、そんな怒りが聞こえたかどうか分かりませんが、その地図を眺めている私は、ただならぬ殺気で背筋が凍り付いたのでした・・
そんな状況にありながら、たまたま、頭の中に響き渡るこだまがぶち当たったのが、か・い・だ・ん　！

そうだ！階段を上ってＪＲ大阪環状線に乗り替えるはずだった、でもどこに階段が・・・そんなこと考えてる間に予定の１５分は過ぎ、窓の外の景色は、だんだん～大阪の賑やかさとはかけ離れていったのでした。

・・・あなた！そうぽぽしゃん、あなた、早く誰かに聞かなくちゃ～、
　 　 でも聞かなくても、もうお分かりでしょう～？
　 　窓の外はどう見ても見慣れぬ景色が流れてくものねぇ～～（爆)

悪魔とは言わないにしろ誰かが？後ろであざとく囁く・・・
そして、ダメだ！戻ろう降りようと思ったのが、９つ目ぐらいの駅だったのです。

・・・それは君、ちょっと、気づいて行動するのが、
　　　あまりにも遅いんじゃぁーありません？！

肩を小突くその声を振り払って次き駅のホームに降りると、すぐさま反対のホームに直行。乗り越し手続きをする考えも及ばず、手に握りしめた切符で鶴橋へ戻ることにしたのでした。

ほんでなんとか、やっとこさ鶴橋の駅の元ホーム。
崩れるように降り立った私が安堵の気持ちで天を仰いだ時、大阪行きの案内板の文字が目に入り、まるで天国へ私を誘うかのような長い階段がそこに伸びていたのでした。

そして、無事、大阪駅に到着！バンザイ～～♪　これもひとつの社会勉強なのだと思えば、いい経験をさせてもらいました。（笑）


『石橋を叩いて渡る』ということわざがありますね。

石橋を叩きに叩きまくっても渡るはずがないと信じていた私でしたが、
いともあっさりと渡ってしまった浅はかさに、慎重な反面、突然思いがけない行動にでてしまうとゆうＡ型人間の特異的な性質を自覚することと相なったのでした。

石橋は誰もが叩いて渡る（んですよねぇ～＾＾）ようことわざで論じられていますが、叩きまくって石橋を壊してしまうことのないよう後先を確認しながら安全を信じて一歩一歩わたることに致しましょうね（爆）