先日の孫渡しの際に、むこう様より手土産に美味しい新潟のお酒をいただいた^^v。
朝日酒造 『久保田(萬寿)』 "久保田シリーズ"の最高峰 純米大吟醸
箱構えからしていいお酒なんだろなと思わせるその井出達に負けて、主人はとうとう封をきってしまった。
「お父さん、はやから勿体無い!」と言ったものの、美味しい酒と言われちゃうと興味深々なもんでいつもの如く味見だけちょこっと^^; うま~い♪ お酒は飲めない私なのですが、うまいお酒はやっぱ美味しいんだわ~ん!・・と分かる舌だけは健在なんですね~^^。あ~ぁ、なんで飲めないんだろっ^^;;; くやしい話だわ!!!(笑)。
でも、どれどれ@@とばかりに、朝日酒造さんの蔵をちょっと覗いてみることにした!
趣のある漢字がいっぱい書き綴られた箱に入っていたのですが、学がない私には全くチンプンカンプン^^;;; 、そんなことなんら思うことなく即刻ゴミ箱行きだったのですが、慌ててその化粧箱さまを探しに行きましたって^^; 良かったわあ~まだ灰にならなくて・・。いつもだったら一目散に母に燃やされてしまっていたところです。
そりゃ、中身が重視だとしても、箱一つにしたってその方の想いは詰め込まれているものでして、そんなふうに酒造様の想いを知ってしまうと無下にするのは忍びなく、ぜひ皆さまにも知っていただきたいと思いました。久保田の化粧箱には、書家の坂爪叟玄さんの毛筆により、李白「月下獨酌」の詩の世界が表現されております。
「月下獨酌」の漢詩は四首から構成されているようで、この化粧箱に描かれているのは、「月下獨酌」其の二の詩が綴られています。
月下獨酌(げっかどくしゃく) 其の二
天若不愛酒 天 若(も)し酒を愛さずんば、
酒星不在天 酒星(しゅせい) 天に在らず。
地若不愛酒 地 若し酒を愛さずんば、
地應無酒泉 地 応(まさ)に 酒泉(しゅせん)無かるべし。
天地既愛酒 天地 既に酒を愛す、
愛酒不愧天 酒を愛するも 天に愧(は)じず。
已聞清比聖 已(すで)に 聞く清は聖に比すと、
復道濁如賢 復(ま)た道(い)う濁(だく)は 賢(けん)の如しと。
賢聖既已飲 賢聖(けんせい) 既(すで)に已(すで)に飲む。
何必求神仙 何ぞ必ずしも 神仙を求めんや
三杯通大道 三杯 大道(たいどう)に通じ、
一斗合自然 一斗 自然に合(がっ)す。
但得酒中趣 但(た)だ 酔中(すいちゅう)の趣を得んのみ、
勿為醒者傳 醒者(せいしゃ)の為に 伝うること勿(なか)れ。
なんか^^;;; 李白さんの気持ちは伝わってくるんやけど、今一よう意味がわからんなぁ~という方は、こちらへどうぞ! 「月下獨酌 四首」を関西弁でおもしろく訳して下さっています。
調べてみると、この漢詩は其の一の方はとても有名な詩のようですね。いや^^;凡人の私は初めて知ったもので甚だお恥ずかしいお話ですが、とても夢のあるお酒の世界にうっとり惹かれてしまいそうで、ふと迷い酔い込んでしまっている自分がありました~♪ (でも、飲めないんで、妄想の世界に酔いしれるしかないですけどね・・・とほっ。)
月下獨酌 其の一
花間一壼酒 花間(かかん) 一壼(いっこ)の酒、
獨酌無相親 独酌(どくしゃく) 相い親しむこと無し。
舉杯邀明月 杯を挙げて 明月を邀(むか)え、
對影成三人 影に対(むか)いて 三人を成す。
月既不解飮 月は既に 飲むを解せず、
影徒隨我身 影の徒(ともづれ)は 我が身に随(したが)う。
暫伴月將影 暫(しばら)く月の将に 影ささんとするに伴(ともな)いて、
行樂須及春 行楽(こうらく) 須(すべか)らく 春に及(およ)ぶべし
我歌月徘徊 我は歌いて 月は徘徊(はいかい)し、
我舞影零亂 我は舞(ま)いて 影は零乱(れいらん)たり。
醒時同交歡 醒(さ)むる時 同(とも)に交歓(こうかん)し、
醉後各分散 酔後(すいご) 各々(おのおの)分散(ぶんさん)す。
永結無情遊 永(なが)く 無情(むじょう)の遊(ゆう)を結(むす)び、
相期遥雲漢 相い期して 雲漢(うんかん)に (はる)かなり。
どうも関西弁は苦手だわという方は、其の一についてはこっちを訪れてみてください。詩人李白の紹介も交えた分かりやすい説明なので、より理解しやすいかと思われます。
ではまた (@^^)/~~~
ムフフ、天の川で再会の約束かぁ~~~ いいっすねぇぇ^^;;;;;(妄想に突入~)
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