。。ぽぽしゃんの夢見るDonko列車。。

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のんびりのほほ~んと語っていきたいなぁ~

剣と魔法の物語

2018年12月25日 | O S K 駅

『円卓の騎士』 
  12月22日(土) 12:00~  16:00~  /  近鉄アート館(12/21~27)銀座博品館劇場(2019
. 1/24~27)

【作・演出】荻田浩一

【出 演 者】 楊 琳・舞美りら・愛瀬光・翼和希・城月れい・麗羅リコ・実花もも
        壱弥ゆう・椿りょう・雅晴日・凜華あい・純果こころ・朝香櫻子(特別専科)

 

三度目の正直、念願の荻田先生のOSK作品を堪能する為いざ行かん大阪へ^^v

しかし、こうも暮れが押し詰まってくると内心家を空けづらい、かと言って荻田先生には見たいって呟いてしまったし~^^; 早々にチケットも買ってしまった(笑)。ならば行かねばなるまい! 強引な欲望に手を引かれると邪念を振り切り家を後にした。

「円卓の騎士」は演劇界では有名な演目らしいが、私的には未知数多い手探りな作品ということもあって一応さらりと予習など試みてはみたが、ここんとこの大掃除の忙しさもあってか観劇時にはとっくにどこかへ吹き飛んでいた(笑)。

まずここはプログラムより、作・演出の荻田浩一先生のご挨拶文を伺う。
これまで二度も首を突っ込んで御尽力くださった先生ゆえに、今のOSKの現状や劇団員さんをどう捉えて下さっているのかとても気になりました。

『(一部抜粋)闊達で爽やかな陽の魅力が持ち味の楊さんが時折見せる翳りと憂いの繊細さが、私には気高く見えて、孤独で愛に飢えたアーサーが生まれました。
 いえ、仲間想いで団結力のあるOSKの皆さんは、だからこそ、誰もが馴れ合ったり寄り掛かったりしない自立心・克己心を持って舞台に励んでいるようです。誰もが孤高の志をもって輝いています。』

うわぁ^^、本当にそう思ってくださるのですか? 100周年を目指す劇団員の意識が高まってきている雰囲気が手に取るように伝わってきてとても嬉しいです^^ありがとうございます。
これは俄然、今から始まる舞台にも期待が高まっていきます。

そんな、荻田先生の思いを胸に、次は出演者への質問を眺めていたら、急にウルウルと感極まってきた。
どうした? ったく~! 観劇前から涙を流してどうする。どうやら、脳が何かを察知したらしい^^;のでプログラムを閉じた。とにかく、高鳴るこのお頭の気分を落ち着かせなくては~^^;;;

 

目の前には剥き出しの舞台。岩場に突き立っているエクスカリバーだけが凛とした存在を放つ。
まるでその剣は、隠し事はなにもないのだと語っているかのようにも思えた。
そして、物語は目の前に突如として始まる。


舞台は昨年7月の公演「HIDEAWAY」の音源(生観劇してないんで~m(__)m)を思い出させるような手法で物語は進んでいく~♪(これが荻田先生の描き方なのでしょうか? ど素人ゆえに初認識ゆえ失礼致します^^;)

「HIDEAWAY」のCDを初めて聞かせていただいた時の衝撃が大きかっただけに、今回はそれを何倍も上回る衝撃を受けたのでした。なぜそこまで分かるのですか? 動揺ともまた違う説明しがたい感情が胸に、そしてその波紋は身体中に響き渡って、まだこんなにも気持ちが大きく揺さぶられています。それに、心がこんなにも満たされた涙に全身浸りながら観劇できた公演って、かれこれもう十何年ぶりです。

荻田先生^^やっぱ凄いんですネッ! ある意味、恐怖感すら感じてしまうような聞きしに勝る凄さです!!!
もしかして、みえてくるのかしら?と、水晶玉にも似た先生のその想像域の奥深さに崇拝さえ覚えてしまいそうでした^^;;; 一度、その先生の頭の中を覗いてみたいです。そして、そこに何がみえているのか教えて欲しいような・・でも、知りたくないようでもあり・・。

今回はどちらかといえば、見えないものを重視する私好みの舞台だったこともあって、ダンボ耳はその先を突き詰めていくような感じで歌の歌詞に聞き入って楽しんでいました。でも、いくら老眼が進んだとしても見える価値観の存在はやはり大きく、視覚的に心を奪われるのは当然で生身の私はそっちを追いかけてしまいますよね~^^;;;

つまり、こっちの私(ダンボ脳)は「円卓の騎士」のもう一つの物語?を楽しんでいたのでした~(笑)

荻田先生の凄さはそれを堂々と冒頭から感情の奥底である脳の記憶に突きつけてくる凄みがありました。自分自身は忘れていても、脳みそはちゃんと覚えており聞き取った声やその感動をいつまでも忘れてはいないようです^^; だから、ダンボ耳の私は見えない物語に涙でグシャグシャになってて大変^^;;; で、本来の私は^^; ごっちゃごっちゃになる物語の中で交差する気持ちを整理するのにとても難儀しておりました(笑)。

幸運にも2回観劇が叶い、表側から、裏側からと、いつもとは違った観点から舞台を見ることができたので、なんとか整理ができたようなものだけど・・^^;;;


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