『三銃士 La seconde』
2018年3月2日(金) 12:00~ 16:00~ / 大丸心斎橋劇場 (3/1~6)
【作・演出】 はやみ甲
【 出 演 】 高世麻央・楊 琳・舞美りら・白藤麗華・愛瀬光・千咲えみ・天輝レオ・登堂結斗
椿りょう・唯城ありす・雅晴日・凜華あい・京我りく / 緋波亜紀(特別専科)
さあ^^ ようやく 『三銃士』 ダルタニャンの物語が始まる。それも、高世さんご自身が語り部ストーリーテラーなんですネッ^^。退団を決意したトップスター高世麻央の心意気が伝わってくるようなOSKと共に生きてきた人生作品の幕が今ここにあがる。
そういえば、今年の年明け早々に偶然観劇できた新国劇『白野弁十郎』の作品(フランス戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」翻訳版)においても、男の心意気がテーマとなっていた。このシラノとダルタニャンが歩んだ二人の人生はちょーど同じ時代を同じように生き抜いてきた同士のようだ。
大阪へ向かう数日前、あれこれ調べていて何気なくたどり着いたOSKチャンネルで ’17食博覧会の高世さんの歌を耳にした。大好きな曲とともに、久しぶりに見る高世さんの麗しい貴公子姿に魅了されていく^^;;; そして、涙が・・・
固い固い硬派をここまでづっと貫いてきた優等生の高世さん。あの細身でよう今まで倒れないものだと思いながら見つめてきた。どんな時も髪型を乱すどころか、眉一つ動かさない毅然さを維持続け、どんな場合も涙を見せずに笑顔で立ち向かう正に男の中の貴公子だった。
反して、先に退団していった桜花さんはホント^^;子供のように泣いて泣いてばかりで私もよう泣かされた(嬉^^涙なんやけども~)でも、打たれ強い人で転んでも転んでも何かを掴みとって(やたらめったら掴んでくるのが悩みやったけど~)、次に見かける時にはまた元気に起き上がっていて笑顔を見せてくれる人でした。そうそう^^、思えばまたかと思うほどに舞台の上では殺されてばかりでしたね(笑)。きっと、死んでも死んでも不死身のように生き返ってきたその努力の影の姿をづっと赤備えの魂が見ていたのかもしれません~☆
そんな二人がどんどん変わっていく姿を、蚊帳の外からづっと眺めていたのが桐生さんなのでしょうかぁ~♪ 俺は変わらん、我が道を行くんだ!と言いながら(実際んとこはわかりません、想像です^^;)いつしかこの二人の生きざまに巻き込まれて、桐生さんもどんどんと男前になって、、、変わっていってくれてる^^?のかなぁぁ~~~♪
この三人三様の成長を、我が子の背中を見守るように見比べながら眺めている時が一番楽しかったように思う。。。
特に演出の先生方は、きっともっと卵の時から何でも知っていて、良いとこも悪いとこも内に秘めた想いさえも読み取ってみんな温めていて下さって、開花させるべきベストタイミングを計ってくれていたのでしょうね。
前作の『鬼の城』で覗かせてくれた高世さんの無邪気さ^^あの瞬間だけでも私は嬉しかったのですが、まさか今回ここまで積み上げてきたイメージを崩してまでも開けっぴろげに演じて^^?くれたことに、私は彼女の心意気そのものを感じることができてとっても嬉しかった^^v あんなに楽しそうに笑う高世さんを間近で実感することができたのは初めてかもしれません。やっと、彼女の彼女らしさをご披露してくださった演出はやみ甲先生に感謝申し上げます。
貴公子ファンの皆様^^心配せんでも彼女はちゃんと麗しい貴公子としてカッコよく毅然と卒業されるんだと思いますよ^^「春のおどり」が待ち遠しいね~~~♪
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