陽仲寿選手 ようこそ北海道へ
[ドラフト]ハム党が陽・木下を熱烈歓迎
ハム党たちが揺れ動く2人のハートを射止める-。日本ハムの高校生ドラフト1巡目の陽仲寿(よう・ちょんそ)内野手(18=福岡一)と3巡目の木下達生投手(17=東邦)が24日に1、2軍の球団施設を見学する。わずか1日で千葉・鎌ケ谷と札幌を視察する強行日程だが、ファンはその一瞬を見逃さない。入団を決めかねている2人を有志団体が北海道で待ちかまえ、熱烈歓迎することが18日に決まった。新千歳空港もしくは札幌の練習場に集結し、横断幕を掲げて猛アピールすることになった。
有志団体「日本ハムファイターズ応援作戦会議」が企画を立案。まだ、歓迎場所は未定だが数十人のメンバーが出迎える。花束贈呈やファンの子供からメッセージも伝える予定だ。すでに2人のために横断幕を作製。台湾出身の陽の横断幕は「歓迎 陽選手 北海道来」と読めるように漢字で書かれている。同団体の長谷川裕詞代表幹事は「2選手は(プロ入りを)迷っているだけに、後方支援したい」と話した。
(日刊スポーツ) - 10月19日10時24分更新
***陽選手のプロプ***
高校生ドラフト指名候補者 日本ハム1巡目指名
名 前 陽 仲寿
生年月日 1987年1月17日、18歳
身長・体重 1メートル82、78キロ
守備位置 内野手
投 打 右投げ右打ち
出 身 台湾・台東市
所 属 福岡第一高校
備 考
台湾台東新生国民小3年で野球を始め国民体育中で台湾V、世界大会出場。
福岡第一では1年夏の予選で5番・遊撃手で3試合連続本塁打。2年夏から不動の4番に座ったが準優勝。今夏も2回戦で敗れ甲子園は不出場。高校通算39本塁打、遠投110メートル、50メートル走5秒9。
好きな選手は松井稼頭央(メッツ)、ジーター(ヤンキース)。
血液型A。
[ドラフト]ハム党が陽・木下を熱烈歓迎
ハム党たちが揺れ動く2人のハートを射止める-。日本ハムの高校生ドラフト1巡目の陽仲寿(よう・ちょんそ)内野手(18=福岡一)と3巡目の木下達生投手(17=東邦)が24日に1、2軍の球団施設を見学する。わずか1日で千葉・鎌ケ谷と札幌を視察する強行日程だが、ファンはその一瞬を見逃さない。入団を決めかねている2人を有志団体が北海道で待ちかまえ、熱烈歓迎することが18日に決まった。新千歳空港もしくは札幌の練習場に集結し、横断幕を掲げて猛アピールすることになった。
有志団体「日本ハムファイターズ応援作戦会議」が企画を立案。まだ、歓迎場所は未定だが数十人のメンバーが出迎える。花束贈呈やファンの子供からメッセージも伝える予定だ。すでに2人のために横断幕を作製。台湾出身の陽の横断幕は「歓迎 陽選手 北海道来」と読めるように漢字で書かれている。同団体の長谷川裕詞代表幹事は「2選手は(プロ入りを)迷っているだけに、後方支援したい」と話した。
(日刊スポーツ) - 10月19日10時24分更新
***陽選手のプロプ***
高校生ドラフト指名候補者 日本ハム1巡目指名
名 前 陽 仲寿
生年月日 1987年1月17日、18歳
身長・体重 1メートル82、78キロ
守備位置 内野手
投 打 右投げ右打ち
出 身 台湾・台東市
所 属 福岡第一高校
備 考
台湾台東新生国民小3年で野球を始め国民体育中で台湾V、世界大会出場。
福岡第一では1年夏の予選で5番・遊撃手で3試合連続本塁打。2年夏から不動の4番に座ったが準優勝。今夏も2回戦で敗れ甲子園は不出場。高校通算39本塁打、遠投110メートル、50メートル走5秒9。
好きな選手は松井稼頭央(メッツ)、ジーター(ヤンキース)。
血液型A。
これぞ「台湾流」の猛烈歓迎だ。日本ハム高校生ドラフト1巡目指名の陽仲寿(ヨウ・チョンソ)内野手(18=福岡一)が7日、台湾で歓待ラッシュを受けた。9日の仮契約に備え福岡から台北を経由し、故郷の台東市へ帰郷。台東県のトップ、市長らへあいさつ回りの「VIP行脚」を敢行した。県を挙げての応援団結成に兵役の優遇、市長からは札幌へのチャーター機運航プランなどさまざまな“公約”をゲット。背番号も「24」に内定と、収穫たっぷりの派手なデモンストレーションになった。
日本ハムを背負う「台流スター」誕生を予感させるような堂々の立ち回りだった。陽が並み居る要人たちのハートを一瞬でゲットした。現地時間の午後3時30分から同6時30分過ぎまで約3時間。県議会、県政府、市役所…と、強行軍であいさつ回りをした。台東市内の高級ホテルにたどり着いたころには「疲れましたよ」と根を上げた。ただ、次々に“支持”を取り付け、収穫はたっぷりだった。
台東VIPの公約(1)台東県応援団の立ち上げ
日本の県知事に当たる、徐慶元・台東県県長(49)と面会。同県長は「台東で応援団をつくり北海道へ行きたい」と約束した。台東市からは元中日郭源治氏以来という、有望選手の誕生。「分かりません」と困惑気味の陽を尻目に、話はどんどんエスカレート。県トップの大胆発言に、県長室の職員たちも目を丸くして見守るだけだった。
台東VIPの公約(2)兵役期間の短縮
台湾では20歳以降に約1年半の兵役が義務付けられている。ただ、台湾代表に選ばれるなどすれば、2週間といった軽減措置も。徐県長は「台湾代表として試合をすれば兵役は2週間で終わります」とし、「もし必要があったら県知事の私が手伝ってあげます」と全面協力を約束。短縮の基準が明確でないため、入団後の懸案事項の1つだった。これで強力な「後ろ盾」が付いた。
台東VIPの公約(3)台東-札幌間の応援チャーター便の運行
台東市公所の市長(42)は、市を挙げての応援プランの実現を約束した。台東県で約24万人、同市で約11万人。台東空港から日本への定期的なチャーター便の運行を考えており、その候補の1つに札幌を挙げた。「人(乗客)が集まれば行きますよ」。陽の今後のブレーク次第では、実現可能とした。
さらには日本ハムの春季キャンプ地として誘致したい意向など、次々と大胆なプランが飛び出した「VIP行脚」。球団も期待に応えるように、9日の仮契約交渉で金銭面のほかに、過去に阪神下柳らが背負った背番号「24」を提示する予定だ。陽自身も「いいかもしれないです」と前向きに話した。仮契約2日前のこの日が、台湾での“日本ハム陽”の誕生祭になった。
(日刊スポーツ) - 11月8日10時28分更新