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新しい素材が新しい表現を生み出します

視覚を考える その2 フレスコシートの視覚効果

前回は目から画像を取り込む時間がどれだけかかるかということを

お話ししました。

 

今回は目の構造をカメラの構造との比較で話します

いきます

まず、目の構造を二つの図を比較しながら見ていきましょう。

角膜はレンズの表面にある部分で光を屈折させる機能も持っており、涙の層によって眼球を保護する役割を果たします

その後ろに

虹彩(こうさい)と呼ばれる絞りを調整するための機能がここにあります。この虹彩の中心が瞳孔になっています。

つまり、この虹彩は日本人なら茶色、他国の方にはブルーや、グレーに見える瞳の部分がこの虹彩に当たります。

*話がそれますが

この虹彩の瞳の色によって実は見える波長領域が異なってきます。

ブラウン(濃褐色)、アンバー(琥珀)、グリーン(緑)、グレイ(灰色)、ヘーゼル(淡褐色)、ブルー(青)

があるようです。

太陽の光が強い国ではメラニン色素が大量に発生し、

黒や茶色の瞳に。

反対に太陽の光が弱い国ではメラニン色素の量が少なく、

ブルーやグレーの瞳になりやすいです。

つまり、

光を眩しく感じにくいメラミン色素の多い瞳

光を眩しく感じやすいメラミン色素の少ない瞳

ということになりますが

それは、日照時間や、太陽光の入射角によって紫外線の量にも影響しているようです。

ヨーロッパで作られた紙が青く見えることがありますが、これも意識領域の違いによるものです。

 

話を戻します。

そのご光は水晶体を通して網膜へと送られます。

水晶体は両凸レンズの形をしていて、毛様体筋によって厚さを変えることができます。

網膜に映る像のピントを合わせる機能を持っています。

光学レンズとはレンズの組み合わせとレンズ同士の距離によって焦点を合わせる仕組みなっていますが

水晶体は柔軟性があり、形や厚みを変えることができますから、遠くや近くにピントを変えることができ流ようになっています

 

そして、光を受け止める電気信号への変換を行うところが

網膜ということになります

この網膜には色を感じやすい錐体細胞(すいたいさいぼう)と桿体細胞(かんたいさいぼう)という二つの細胞によって光情報は電気信号に変換しています

錐体細胞は色を感じる

桿体細胞は明るさを感じるが色は感じにくい

その信号は視神経から脳に情報として送られていきます。

 

この網膜にはよく見える中心窩と言われる部分があります。

この部分が色を捉えやすい錐体細胞が集中していて、さらに解像度が高い部分になっています。

網膜の1mm程度を中心窩とよび、その更に0.2mm中心小窩と言われここにはほとんど桿体細胞はないようです。

そして、盲点と呼ばれる視神経のある部分については映像は欠けている状態です。

*目の前に親指を立てて真ん中に置いて、片目を瞑ります。その後空いている目の方へ少しつづ親指を動かします。

その時の目の視点は元々の親指のあった先に目標を見つけてそれから動かさないように注意しながらゆっくりと目のはいている方向に動かしていくと

15度程度動かしたところに親指が消えるポイントがあります。そこが映像の映らない盲点です。

 

*天体観測の秘訣

目には色を感じる錐体細胞と、明るさを感じる桿体細胞があるという話をしました。

そして暗闇で活躍するのは桿体細胞です。

その桿体細胞は中心窩から外れたところの方が多い為、天体観測では目逸らしというテクニックを使うとよく見えるとされています。

練習が必要ですが、今回の解説を生かして目を上手く使いこなすともっと面白いものが感じれるかもしれません。


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