今年でこの施設は約束の20年の研究期間を終える。同様の施設が岐阜県瑞浪市に『超深地層研究所』という施設がある。県知事や瑞浪市長、瑞浪市議会の埋め戻し要求により、4~5年をかけて埋め戻されることに決まっている。しかし北海道幌延町のこの施設は雲行があやしいままだ。原子力機構は今年度中に決定するといいながら、その原案も示しはしない。多くの道民は原子力機構の原案もしめさず、対話もない、こういった姿勢に漠然たる不安を訴えている。近隣町村の議会では反対決議が上がっており、早くこの施設の閉鎖を望んでいる。7月21日の参議院選挙までは沈黙を続けて、これから政治用語や官僚用語が飛び交うことになるだろう。