猫と杉板の床
風樂房便り・・・第2回で、、残念ながら終了かと思いましたが、、、
住人のらっきょさんが忘れず(?)に送ってくれました!^^
ありがとうございます!
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風樂房(ふうらいぼう)には、3匹の猫がいます。
以前、都内のマンションにお住まいだった時は、猫達は壁で爪研ぎをして、クロスはボロボロになり無残な姿になっていました。
らっきょさんがこの家を購入されリフォームして出来上がったのが、風樂房です。
木造2階建ての家は、1階の床を杉板にし、壁と天井のクロスを貼り替え、不要な壁をとり払い、広々と気持ちいい家に変わりました。
猫とともに暮らす家ですので、マンションの時と同じようにクロスがボロボロになるのではないかという心配はあったのですが「その時はその時」と<おおらかな>らっきょのご夫婦は笑って言いました。
この家に引っ越して半年・・・さてどうなったか!
・・・・・・・・・・
写真は、杉の床板についた猫のつめ跡です。写真の場所は、1階の階段の上がり口。2階から下りてきてここでUターンしてリビングの方に向かう・・・ちょうどその位置なのです。元気のいい猫達は、ここで踏ん張ってしまうんですね。。
これだけ見ると ・・・・
えぇ=、猫がいたらやっぱり杉板じゃだめだ
と思われるかもしれませんが、らっきょさんに話を聞くと、杉板の色にまぎれてそんなにわからない、との事です。らっきょのとうちゃんは、オイルを塗る時にはじめて気づいたとか・・・・
そんなものらしいです。
壁は、引っ越ししてしばらく、何かの時に壁に足をかけた時の爪跡があるのですが、、、それだけです。「ボロボロ」になっているところは今のところないようです。
「猫たちも、広い一戸建てになって忙しいらしいです。」と、らっきょさん。。
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杉板(に限らず、松、ヒノキなど針葉樹)は柔らかいです。なので、猫の爪跡も簡単につきます。では、堅い工業製品のフローリングではどうか・・・。やっぱり「爪跡」はつくでしょう。付きにくいかもしれません。しかし、一度つくと、表面が薄い木を貼ったフローリングだと<はげる>事になります。「爪跡が付く」のと「はげる」のは違います。「はげる」と、そこからさらにささくれだって、どうしようもなくなるかもしれません。
そして・・・
逆に言うと、床が柔らかいから、猫にとっても楽なのです。(人間にもとっても・・・)
堅く、塗装でツルツルした床では、動物だってストレスになり、体の負担にもなります。
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この家は、工事をする前、家中カビだらけでした。それなりの大きさの家ですが、部屋がたくさんあり、ドアで各部屋が区切られ、暗く、空気の流れの悪い家でした。工事では、不要な壁をなくし部屋を広げ、建具も天井までの引き戸に変え、明るく風通しのいい家になりました。床に杉板、壁のクロスもビニールではなく 「竹炭ケナフウォール」(東リ)を使った結果、さっぱりとした空気感のある家に変わりました。
それは、そこに住むひとだけでなく、猫にとっても同じなのだと思います。
家にストレスを感じるのは ひと も 猫 もいっしょですね。
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という事で、また次、よろしくお願いします!らっきょさん~^^
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そうそう、風樂房のキッチンの窓からは キツツキ が見えるそうです。
餌付けしないでくださいね。。家の中には「木」がありますから・・
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ペットと暮らす家 には、いろいろな注意や方法があると思いますが、、、
一番大切な事は、気持ちよく暮らす事が出来る家かどうか だと思います。
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風樂房便り は、住人のらっきょさんから2か月おきにとどく風樂房の暮らしの一部を教えていただくお便りです。
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風樂房(ふうらいぼう)は、築約20年の一戸建てをリフォームした家の名前です。
都内から、1時間ほど離れた地に移住(?)され、プチ田舎暮らしを始めたられた、ご夫婦と猫3匹の家です。
日々、少しずつ、家の中や庭に手を加えられて、お二人の 心地よい場 を作り続けていらっしゃいます。
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ブログカテゴリー : [Works]風樂房
HP : 風樂房(ふうらいぼう)
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日々変わる・・・・それが暮らしを楽しむ事。
誰かのためにではなく、自分のため。ゆっくり気ままにやる事が大切です。