Home Room ・シンプルな暮らしと家

ソール・ライター展

1月3日、虎ノ門ヒルズステーションタワー3階・art cruise gallery で昨年から開催中の「ソール・ライター」展に行った。

 

 

ソール・ライター「Beauty in the Overlooked Ordinary」 | art cruise gallery by Baycrew's(アートクルーズギャラリーバイベイクルーズ)

Under the supervision of the Saul Leiter Foundation, this exhibition will present 44 newly printed works from color positives discovered after his death for the ...

art cruise gallery by Baycrew's(アートクルーズギャラリーバイベイクルーズ)

 

 

ソール・ライター展は、2020年の渋谷Bunkamura 以来。

コロナ騒動が大きくなりマスクはじめいろんな規制がされていき世の中がどんどんおかしくなりだし、息苦しくてムカムカしていた時だった。

ソール・ライター展の事を知り、その写真を見ると心がウキウキした。行かなければ・・と思った。

写真はもちろん素晴らしく、どの写真にもそこに映る人の動きの一瞬が切り取られていた。まばたきすると「その人」は過ぎ去ってしまうかのような感覚。

映画のワンシーンのようなストーリーが漠然とイメージされる。でもそれは、役者でもなんでもない町行く普通の人。

町にはたくさんの人がいてそれぞれのストーリーがある!・・そう思えて楽しくなる。

そして、写真とともにソール・ライターの言葉が掲示されていて、それが心に飛び込んできた。

 

-------------------------------------

【ソール·ライターの言葉】

私の好きな写真は、何も映ってないように見えて片隅で謎が起きている写真だ。

神秘的な事は、馴染み深い場所で起きている。何も世界の裏側まで行く必要はないのだ。

-------------------------------------

 


私が日常撮る写真は街や人。。ソール·ライターを知って「あ〜こんなもの撮って、、こんな撮り方して、、喜んでる人がいるんだ!」と、うれしくなった。
超マニアックな視点を持つ人に出会えて、幸せで励みになった。

息苦しい時代の始まりだったが、「生きてる!」そんな感覚を自分の中にもって会場を出た。

**

 

それから4年。。
 
当時とはだいぶ世の中は変わり落ち着いてきているが、底にある息苦しさはなくなってないように思う。
むしろ、厳しくなっているようにすら思う。
 
そんな時にまた、ソール・ライターに出会えた。
ソール・ライターの写真はやっぱり楽しい。写真に映る「その人」は何を考えていたのだろう?
答えはないけれど、そこに「生きてる」人達。
 
 
「ソールライターっぽいね!」って言われてもかまわない。こんな写真を撮りたくなる。
 










小ぶりな展示だったけれど、会場の構成もなかなかよかった。「迷路」ほどではないけれど、好きに動いて「そこで出会う写真を見る」っていう行為の面白さがある。
 
 
 
興味ある人は急いで! 1月13日まで
「Saul Leiter」展に見る、ソール・ライターの日本初公開作品

「Saul Leiter」展に見る、ソール・ライターの日本初公開作品

ベイクルーズが運営するアートギャラリー「art cruise gallery by Baycrew’s」(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)で、ソール・ライターの写真展「Saul …

美術手帖

 

 

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ART」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事