『家族』論みたいなことではありません。。家の話。
車の免許更新に行きました。期間中に一回違反をしていたので、1時間の講習を受けました。
3年経つと講習のビデオもすっかり変わっていて、CGを多様したものでした。その中身は・・・
ある家族の物語(?)
休日の朝、草野球にでかける夫。。それを見送る妻と子。
その彼は途中で交通事故を起し死んでしまう。
次ぎの瞬間、彼は天国と地獄の分かれ目に立っていて、そこで「天の声」にいかに危ない運転をしてきたを言われる。最初、「自分はついていなかった」と全く反省のなかった彼は、最後に自分の非を認め、そして天国行きをみとめられる。。と、気が付くと彼はベットの中で、夢だったと喜ぶ。。
ざっとこんな話だったのですが、最後のあたりで、彼が事故を起してしまった相手の家族、そして自分の家族が、事故を境にどんな風に人生が変わったか、というものを「天の声」に見せられるのです。
両方とも悲惨です。それまでの家族の温かさがなくなってしまっていたのです。
事故を起すとそんなことになるんだよ、という誇張したビデオであることはわかっているけど、いやですね。さすが、帰りのバイクは慎重に運転しました。
世の中全ての家族が、そんな幸せで温かい家族ばかりではありません。死んでくれて、むしろよかった、なんていうケースもあるのかもしれません。それはそれとして・・・
やはり自分が死んで、家族が悲しむ姿は見たくありません。
その後の生活が経済的に安定しているのならまだしも、、、とにかくいやですよね。
そんな究極の場合は別にしても、家族がうまくいってないというものはいやなもの。喧嘩したって次ぎの日には残すな!と、うちでは言ってます。
私は、住宅の設計で考えることは、どうしたら家族がうまく向き合えるか、ということです。
夫婦だけなら、大人同志の関係だけ済むけれど、子供がいたり、両親と同居、なんていう場合はそう簡単ではありません。
とにかく、家を作ってデザインや設備器機に満足しても、住みはじめてから、家族の関係が悪くなったら、、そりゃぁ、生き地獄です。
笑って暮したいですよね。そうしたら、外でのイヤな事、忘れられるから・・・
『空間』・・その中に人は居ます。「空」と「間」という字が入ります。
「空」はボリューム、「間」は距離感。。
現在の家族にとって、必要なのは、「距離感」だと思います。
→ 家族と家.2
楽しい!:それは住まいに家族の笑顔のあるからです + 志田建築設計事務所
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絶対に安全運転しましょう。。特にバイクの人。