Brush US UP!!

教育をメインに、自分にも読者にも問いかけるブログ!
自分も生徒も共育!
社会の変革期、一緒に考えましょう!

環境を整えてみたら…

2021年08月28日 | すごいな!
部屋の中に、学習スペースができました!!

じゃん!!



三方を壁に囲まれていることにより、とても集中できます。

私、どうしても誘惑に負けやすい性格でして、テレビが視界に入るとダメなんです。

このスペースは、そういう誘惑をシャットアウトしてくれる!!



考えてみると、昔から家では勉強できない性質で。

放課後の教室、図書館、塾の自習室などなど、他人の目があるところの方が頑張れるタイプでした。

教員になってからも持ち帰り仕事をすることってほとんどなくて、

ブログ書いたり、入試の過去問解いたりするのはだいたいカフェで。

やっぱり家では自分を律することができないなあ…と思ってました。



今年、大学院生として学習していても、

院生室とか学生図書館みたいな公共のスペースで学習するのがやはりはかどっていて、

ただ、ここにきてコロナの影響で、できれば来ないでください…と。



そこで、家でも何かできるためのスペースを!!

と思っていたところ、偶然目に入ってきたのが、パナソニックのkomoruという商品。

おしゃれで、スタイリッシュで、「ああ、こういうの、欲しい!!」って直感。

だけど、コストが…うーん。。。



そこで、恒例の「同じようなのないか戦略」です。

手あたり次第に調べて(同じような商品は決して多くなかったけれどその中で)あれでもない、これでもない…

最終的に、これがいい!!と。

コスパ重視、価格と機能性で選びました!!

最初に調べていたkomoruの3分の1ほどの価格!!



届いてみて、あまりにも大きい段ボールに愕然として、

普通のドライバーでネジ締めてたら手が痛くなりすぎて、

組み立てに3時間弱もかかってしまって、

なんとか組み上げ切ったころには、もうヘロヘロ。

組み上げたのは昨日の夕方でしたが、物を置くのは明日にしようと。笑



そして、今日。

いろんなものを置いて、ようやく環境が整いました。



左の側壁の向こうにはテレビがありますが、何も気にならない。

中で座ってみるとこんな感じ!(パノラマ機能で撮ったのでブレてるのはご愛敬。)



個室ブースに入っている感じで、広すぎないことがかえって集中させてくれる。

ちょうど今、ブログを書きながら、ああこのスペース良いなあ!!って思っているところです。

3時間かけた甲斐があったなあ!!

これで、大学院に行かなくても学習がはかどりそうです。

ブログもたくさん書ける…かな??

とにかく、満足。



それなりにコストはかかったけど、その分生活が充実すれば!!

私、あまりお金は使わない、使いたくないタイプなんですけど、

こういう投資なら積極的にしていくべきかなって思い始めています。

感染者が増えている中でありながら、学校を再開したいのはなぜなのか。

2021年08月25日 | すごいな!
だいぶ久しぶりの投稿になってしまいました。

大学院の授業、レポート、プレゼンなどの課題もひと段落して、ようやくじっくりと画面に向かえています。

さて、世間では夏休みが終わろうとしています。

コロナの感染者が増え続ける中ではありますが、学校は再開しそうです。

去年の4月、5月と休校していた時期に比べたら、今の方が圧倒的に感染者数も多いですよね。

それでも学校が再開されるというのは、我々のコロナに対する慣れがあるのでしょうか…?

いや、学校としては、「再開しないと教育活動が滞る」「コロナを恐れていつまでも再開しないわけにはいかない」「だけど、感染者が出るのは怖い…」というのが本音でしょう。

オンライン授業、教員も頭をひねって工夫してチャレンジしましたが、どう頑張っても対面授業と比べて効果が薄いということを、身をもって感じたところです。



私自身、今年は大学院生として、6月の頭までオンライン授業を受講しました。

去年は授業を行う側として、今年は授業を受ける側として、双方向の目線でオンライン授業について語れます。



結論から言うと、大学院のオンライン授業は、楽しいもの、ためになるものもたくさんありました。

でもそれは、高校での学びと大学での学びの質の違いによるものが大きい気がします。



大学院の授業は、自分の経験と照らし合わせながら、興味関心のあることを深く掘り下げる講義がほとんどです。

そしてグループでディスカッションを行い、自分なりの考えを深めていく形を取るものが多いです。

オンライン授業でもトークルームでは少人数のやり取りができ、そこでの話の内容を全体でシェアすることは可能でした。

新しい気づきや、違う視点からの意見、興味関心の広がり。

そういうものと出会うことができ、自らの知見を拡大していくのが大学の授業。

授業の評価もレポート形式、プレゼンテーションの内容など、自らの考えを発表する、独自性や考察の深さ、論拠の明確性など、正誤では語れない内容が求められます。



対して高校の授業では、知識を獲得し、それを自ら使えるツールとして確立すること、技能を身に着ける学習が中心となっているのが現状です。(例えば受験はそのツールをどれだけ適切に使えるかが勝負です。)

そしてそのツールを独学で獲得できる人は少数です。

つまり、誰かしら導いてくれる人が必要となります。

ストーリーテラーとして、教員がわかりやすく語ってくれることで、知識が効率的に頭に入るのです。

さらに授業では、その知識を定着させるための方策や、活用するための具体的方法まで教員が提示してくれます。

もしも自分の捉え方や考え方がズレている場合には、そこに教員や友人からの指摘も入ります。

教員サイドからしても、生徒の理解度を見ながら、想定と違っている場合はその場で必要な説明を追加したり、問いを投げかけたりできます。(この時に黒板がとても便利)

さらに自分がわかった、できた場合には、周囲の友人に教えます。(この教える活動がさらに知識を定着させる)

教員に聞きにくくても、友人になら聞けるって人、多くないですか?

得意な教科は教えてあげる、苦手な教科は得意な友人から教わる。Win-Winな関係。

これが高校で従来行われている対面授業です。



さてさて、ここからはオンライン授業でできること、できないことについて。

ここで問題です。「オンライン授業の一番の欠点は何でしょうか?」

私は、「書くこと、共有すること、に関する不便さ」だと思っています。具体的には…

①黒板を使って共有すること

②ワークシート、プリントなどを紙で共有すること(課題の提出なども含む)

③机間巡視する(教員が生徒1人1人の記述内容や進度を把握する)こと

④友人とノートやプリントを見せ合って、あーだこーだ言い合うこと



これらは従来の対面授業の中で非常に重要だったことですが、オンラインでは難しい。

この①~④「書くこと、共有すること、に関する不便さ」は、大学院の授業ではそれほど問題にならないことですが、高校の授業では顕著な障壁となります。

逆に言えば、今までの授業は①~④の要素が極めて大きかった。

やっぱり、紙や黒板に書くことって、手軽なんですよ。タブレットに書き込むのとは全然違う。

そして隣の人と気軽に話ができるのって、刺激的で脳が活性化するんですよ。黙って画面の説明を聞いているのとは全然違う。

この①~④さえクリアすれば、オンラインでも対面授業とさほど変わらない効果が期待できそうですが、今はまだ難しい。



私が2つの立場を経験して、オンライン授業の質について考えてみると、(Wi-Fiの状況や一人一台端末などのハード面の問題をすべてクリアしていても…という前提です。)

大学院の授業では、対面授業の7割くらい、高校の授業では対面授業の3割くらいのことができれば良いのかな…というのが本音です。悔しいですけどね。

(もしかしたら、独学できるような少数の子どもにとっては、オンライン授業でも知識の習得にさほど大差ないかもしれませんが、大多数はそうではないはずです。)

何が言いたいかというと、高校で今までの授業と同じことをやろうとしても、現在のオンラインでは無理なのです。

これはおそらく、小中学校の先生方も同様ではないでしょうか。

今までと同じ感覚でいたら、①~④のすべてができない。手も足も出ない。



ここで、どう考えるか。



(ア)「だからこそ、対面授業を再開しなければ、思うような教育効果が得られない!」

(イ)「だからこそ、今までの授業の概念を捨てて、オンラインで伸ばせる能力に絞って、その力を高めるオンライン授業をしよう!」



圧倒的に(ア)ですよね。

だから、学校を再開させたいと。

だって、このまま感染者が少なくなるのを待っていたら、今まで同様の教育なんて、ずーっとできないから。

一方で、再開させて、感染者が出たら…

それもそれで、現場はめちゃくちゃバタバタするでしょう。

教育現場もジレンマを抱えています。



また、学習指導要領によって、その学年で学ぶべきことを日本全体で統一している日本のシステム。

全国共通で同じ内容の学びを保障されているのは素晴らしいことですし、この学習指導要領自体も本当によく考えられ、練られている内容なんです。

ですが、コロナ禍においては、その学習指導要領の縛りが強いことが、休校という措置を取りにくくさせています。

「こんなに休んだら、困る!(指導すべき内容が終わらないという意味)」

という考えが、現場の教員にはあるはずです。

良くも悪くも学習指導要領に則っている以上、こういう事態の際には文科省から何らかのお達しがあると、柔軟に動けるはずです。

でも、今はまだ、それがない…

教育現場もジレンマを抱えています。



だからと言って(イ)の考え方だって、なかなかハードです。

まず前提として、前述の学習指導要領からは、だいぶかけ離れた考え方です。笑

「じゃあ、どんな力をどうやって身に着けさせたらいいんだ?」という先生方からの声というか悲鳴みたいなものが聞こえてきそうです。

教育現場もジレンマを抱えています。

私も正直、明確な答えを持ってはいませんが、考え続けています。

また、アイデアだけでも提示できたらと考えています。

全国の先生方と共有したい。

こういうアイデアで、こういうツールで、オンライン授業やったら、こんな力が身につくんじゃないかな!ってアイデアを!!

あなたは教え上手ですか?チェックしてみよう!

2020年10月20日 | すごいな!
私はよく、教え上手だと言ってもらえます。
教員として教えることに関しては自信を持っていたいので、とても嬉しいです。


あなたの身の回りにも、教えることが上手な人と、そうでない人がいますよね。
その違いって、何でしょうか?
そして、あなた自身はどうですか?教えるの、上手ですか?
今日は、教える上で必要なスキルについて見ていきましょう!
スポーツを想定して書きますが、学習や仕事など、その他にも応用が利くのは間違いありません。


さて、いきなりですが、教える上で最も大切なことは、
「自分がどう教えたか」ではありません。
「相手がどう受け止めたか」です。
それを念頭に、以下のチェックに進んでみましょう!!


①相手のレベルを判断できる
②相手が問題意識を感じている箇所を察知できる
③相手の特徴によって教え方を変えられる
④最低限の情報量でシンプルに伝えられる
⑤伝える情報に理論的根拠がある
⑥課題に対して効果的な練習法を提示できる
⑦相手をその気にさせられる
⑧その人と同じ目線まで下がってこれる
⑨やって見せられる


さて、あなたはいくつ当てはまりましたか?
9つ全てに当てはまったら、あなたはスーパー教え上手ですね!!
さて、9つのポイントについて、以下細かく見ていきましょう。


①相手のレベルを判断できる
「あー、この人はこういうレベルだ。これはできるけど、あれはできてない」
この把握。当たり前のように思いますが、とても大切なことです。
その人のレベルを的確に把握して初めて、次に何をどのレベルまで上げるべきかを考えられます。
その把握が曖昧で、一足飛びの難しさを要求しないように。
できないとやる気をなくしてしまいますからね。
指導者がそのビジョンを明確に描けるかどうか。


②相手が問題意識を感じている箇所を察知できる
よくいるんですよね。聞いてないことまで教えようとする人。
問題意識の全くないことを教えても、相手は聞く耳を持ってくれません。
今のその相手が何を知りたがっているか、何を改善したがっているか。
その把握も極めて大事です。
課題意識に対しての解決策を提示すれば、その人のやる気を刺激できます。


③相手の特徴によって教え方を変えられる
相手が自分と同じプレースタイルとは限りません。
身体の使い方や競技に対する考え方は1人1人違います。
その考え方を修正してあげたり、時には生かしたり。
その人の特徴を生かした解決策を提示してあげる。
また、別のスポーツの経験があれば、そのスポーツとの共通点を提示してあげるのも効果的です。
もちろん相手の年齢や発達段階も考慮してくださいね。


④最低限の情報量でシンプルに伝えられる
情報過多は悪です。教えられる方は間違いなく混乱します。
仮にたくさんの情報の中に金言が含まれていても、間違いなく埋もれてしまいます。
シンプル・イズ・ベスト。
必要な情報を必要なだけ、相手の理解できる言葉で与えられるのが、良い指導ですよ。


⑤伝える情報に理論的根拠がある
自分の感覚に頼っていませんか?
「自分はこうやったらできたから、あなたもこうやりなさい」
そこに理論はありますか?「なんでですか?」って聞かれたら答えられますか?
名選手、名伯楽にあらず。
特に小さいころからその競技をやっている人にありがちです。
感覚でやっているから、理論がわからない。具体的な指導ができない。
1つ1つの指導に理論的な裏付けがあると、相手は納得できますよね。


⑥課題に対して効果的な練習法を提示できる
課題を把握したら、克服するための練習が必要です。
その人がその課題を解決するために、ちょうどよい練習をデザインできるでしょうか。
難しすぎる練習では効果がありません。
上手くいかない原因だけにフォーカスできる、その部分だけ切り取った練習が理想です。
それができたら次はちょっと応用して、できたらさらにちょっとレベルを上げて…
と、現段階から実践で使えそうなところまで、階段のようにステップを作ってあげられますか?



⑦相手をその気にさせられる
良ければ褒める。これが大事です。
自分から見たらまだまだでも、ちょっとでも改善が見られれば、その人にとってそれは進歩。
「お、ちょっとだけ良くなったぞ!」
この一言で相手はさらにやる気になります。
いきなり完璧なんて無理。改善を重ねて上達するのです。
あなたがそうだったようにね。


⑧その人のレベルまで下がってこれる
先ほど⑦でも言った通り、あなたにもそのレベルの時があったのです。
その時の気持ちになって指導できるかどうか。
相手の方がレベルが低かったとしても、あなたの方が偉いわけではありません。
その人と同じ目線で、その人の上達を一緒に喜べるかどうか。
「やった!できた!それだよ!!」と本気で思っていますか?
偉ぶる指導者に、人はついていきません。


⑧やって見せられる
これは究極。説明不要。
競技力が高い人は、それだけで聞く耳を持ってもらえますよね。
私は自分がやったことのない競技の顧問をすることが多く、やって見せられずに苦労してきました。
参考記事:専門外!ソフテニ顧問奮闘記!① 専門外!ソフテニ顧問奮闘記!②
そりゃあ誰だって、やっぱり上手い人の指導を聞きたいですもんね。


以上、9つのチェックポイントを挙げましたが、いかがでしたか?
どれも指導を受ける側の目線を大切にしています。
「どう教えたいか」ではないですよ。
相手の話し方や性格、表情などを観察して、「どう教えてもらいたいか」を察知しましょう。
くれぐれも指導者主体にならないように!!

短所って本当に短所なのか?? ~短所と特徴と長所の違い~

2020年09月13日 | すごいな!
「評価は、他人がするもの」
戒めの文脈で使われることが多い言葉ですが、あえて自分に自信が持てない人に使ってみたい。
「評価は、他人がするもの。自分が思ってるほど、他人は気にしてないよ。むしろ、他人はあなたのそこが好きかもよ。」


あなたが思う、あなたの短所は、すなわちあなたの特徴。
友人たちはみんな、その特徴も込みであなたと接しているのです。
そんな特徴も受け入れて。いやむしろ好意的に捉えているかも。


だから、短所が気になる人は、友人に聞いてみましょう。
「え、別によくない?」って返ってくるかも。
「それがなくなったらあなたじゃない!」って返ってくるかも。


そう、短所は武器になるのです。人から愛されるための大きな武器に。
短所がある方が可愛げがありませんか?
完璧に見える上司がかわいいミスしたらホッとするでしょ?
人間臭いところが見えると人は共感するんです。


だから、短所ではなくて、特徴。
あなたが周囲の人に対して、「○○さんはこういう人」と捉えているように、
あなたも周囲から「○○さん(あなた)はこういう人」と特徴を捉えてもらっている。それだけ。


極端な話、完璧すぎる人間は、愛されません。
例えばあなたが好きな人を思い浮かべてみてください。
もしくはあなたが憧れる人、尊敬する人、こうなりたいと思っている人を。
誰でもいいです。


はい、思い浮かびましたか??
それでは質問です。
その人は何から何までパーフェクトですか??


そんなことないはずです。
どこかになにか欠点があって、でもそこに愛嬌があって、
改善できるところは改善しつつ、でも「その欠点も自分だ」と受け入れているのではないですか?
むしろそういう自分をネタにしたり、それを逆に利用して他者の力を借りたり、周囲をまとめ上げたりしてませんか?
短所、つまりその人の特徴を武器にしていませんか??


つまり、短所の長所化ができているのです。
だから堂々としているのではないでしょうか??
そういう人のなんと魅力的な事か。
きっとあなたはそういうところに惹かれているのでは??


【短所】
自分が気にしすぎてしまっている状態。

【特徴】
自分が気にせずフラットでいられる状態。

【長所】
自分がそれを武器として生かせている状態。


要するに自分の心持ちひとつですよね。


私自身も学生時代はコンプレックスのかたまり、ザ・ネガティブでした。
だけど考え方を変えて、自分のあんまり好きでないところも生かしてやろうと思い始めたら、生きるのがとっても楽になりました。
そして今、変なプライドもなくなり、ありのままの自分でいられる状態です。
ザ・ナチュラル、ザ・ポジティブ。


高校生に自己分析させると短所ばかり出てきます。
そして友人のことを評価させるとみんな長所を述べます。
だからそのギャップに気づかせてあげるのです。
あなた自身も友人から評価されているんだよ、その特徴込みでね!と。


短所をいきなり長所化するのは無理かもしれません。
まずは短所ではなく、「特徴」と認識することから始めましょう!
その、せっかく持っている「特徴」、どう生かしますか??

定期演奏会にて、涙。涙。涙。

2020年09月06日 | すごいな!
クラスの生徒が6人所属している部活の定期演奏会に行ってきました。
3年生はこれで引退となる演奏会。
もちろん、感染症対策を最大限に取った上での演奏会です。
今年の3年生はコンクールもなく、他の演奏会も中止になる中で、学校での練習もままならず、本当に苦しい思いをしてきました。


最後の演奏会ができると言うことで、全員が本当に本当に一つ一つの音を大切にして、演奏できることに感謝して演奏している姿が心を打ちました。



みんな笑顔でした。
本当に良い顔をしていました。
3時間の演奏の中で私は何度涙を流したことでしょう。
あんなに会場からすすり泣きが聞こえる演奏会は初めてでした。
きっと保護者の皆さんもここまでの生徒たちの頑張りを思って涙していたのだと思います。


生徒たちは本当にたくましいです。
この1連のコロナによる様々なイベントの中止、通常とは違う学生生活、そういうものを仕方なく受け入れながらも、自分たちにできることを精一杯やっています。


指導者が彼らの思いを汲み取り、彼らも指導者の思いを汲み取り、互いの熱量が互いの熱意を引き出す。そんな関係が素晴らしく、彼らは本当に恵まれているなぁと感嘆することしきりでした。


何かに一生懸命になるって本当に良いことだな。
みんなで協力して1つのものを作り上げるって本当に貴重なことなんだな。
そして今日この目標に向かってみんなでやってきたことで、引退というゴールを迎えられた事は彼らにとってかけがえのない財産になったはずです。


彼らも、私も、聴衆の皆さんも泣いていました。
こんなにも演奏ができることに感謝している生徒は、この代が初めてではないでしょうか。
その思いが音に乗ると、こんなにも感動するんだと、涙を流しながら驚いている自分がいました。


もうこのメンバーで演奏する事は無いからこそ、今日の演奏会がとても意味を持ちます。
悲しさと、満足感と、喪失感と、達成感と。
様々な感情が彼らの心に同居しているはずです。
よくわかります。
引退の瞬間とはそういうものです。


本当に良い瞬間に立ち会ました。
その場に居られて幸せでした。
みんなの頑張りに心を打たれて心を洗われて、私は明日からも頑張れそうです。


あー、泣いたなあー!
目が腫れぼったいです。
幸せの余韻に浸りながら寝ようと思います。
おやすみなさい。