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俳句集『うたたねの』より 冬の章

2024-12-04 10:39:09 | 俳句
フエルトに草やわらかき小春かな   一直

敷藁を替へし厩の小春かな      一直


*小春 (冬の季語)
 小春は本格的な冬が来る前の春先の陽気のような暖かい、11月から12月初めの頃の日和のこと。

俳句集『うたたねの』より 冬の章

2024-12-03 10:15:15 | 俳句
毛皮巻いて獣の性をわきまえず   一直


*毛皮(冬の季語)

この俳句が作られたのは昭和初期ですが、すでに当時には動物愛護の観点から毛皮の使用(乱用)に対して反対する考えを持っていたことがうかがえます。

毛皮巻いて思索のせまき女かも
毛襟巻つけて虚栄の町歩く

という作からも、一直は毛皮の使用について否定的だったようです。

俳句集『うたたねの』より 冬の章

2024-12-02 10:09:12 | 俳句
煮こごりを食べたくて飯炊きにけり  一直 



*煮こごり  (冬の季語)




俳句集『うたたねの』より 冬の章

2024-12-01 10:24:26 | 俳句
山茶花は城を追われて睡る姫   一直



*山茶花(さざんか)(冬の季語)

俳句集『うたたねの』より 冬の章

2024-11-30 10:14:24 | 俳句
炭燃えてまたたき暮れし玻璃戸かな


*炭(すみ)(冬の季語)

*玻璃(はり)戸 (ガラス戸のこと)