100パーセントhoshii

昭和の俳人伊藤一直の句作。

俳句集『うたたねの』より 冬の章

2025-01-05 10:08:28 | 俳句
相寄れる千鳥に白し波の襞  一直 


*千鳥(冬の季語)
 千鳥がなぜ冬の季語なのか不明ですが、この句は冬の寒々しさに
 千鳥たちが身を寄せる情景が浮かびます。

俳句集『うたたねの』より 冬の章

2025-01-04 12:20:06 | 俳句
訪れて屋根に声あり雪おろし

俳句集『うたたねの』より 冬の章

2025-01-03 12:12:25 | 俳句
食卓と炬燵をゆき来三ヶ日  一直

書初の子に引かれある襖かな  一直

父は子に珍客と呼ばれ三ヶ日  一直

俳句集『うたたねの』より 冬の章

2025-01-02 12:12:25 | 俳句
新しき火鉢の縁の福寿草  一直

結び馴れぬ髪ゆひ春の餅を焼く  一直

新らしき物携げ杜の二日かな   一直

俳句集『うたたねの』より 冬の章

2025-01-01 12:04:01 | 俳句
山に出る初日は空を先づ染ぬ  一直

凍え手を打てば温くとし初詣  一直

元朝や妻に貰ひしお賽銭    一直

初日影つくる物なき雪野原   一直

楽土よりの賀状と思えども涙  一直