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俳句集『うたたねの』より 秋の章

2024-11-03 09:09:23 | 俳句
作るもの雪沓ばかり夜なべかな    一直





・夜なべ  (秋の季語)
・雪沓
 :幼い頃、冬に喜多方の祖父母の家に行くと、積雪は自分の身長を超えてい 
  た。藁でできた自家製の雪沓は雪に滑らず最初は暖かかったが、長時間雪の
  上を歩いていると水が染みてきて足がつめたくなり、やっぱりゴムの長靴が
  いいなぁと思ったものである。



俳句集『うたたねの』より 秋の章

2024-11-02 10:36:32 | 俳句
鶸食ひてかりそめに吐く息うすし    一直



・鶸(ひわ)秋の季語
 :アトリ科の小鳥で姿が可憐、美麗なものが多く、さえずりの良いものもあ
  って飼育も盛んにおこなわれた。
  かつては狩猟鳥に指定され食用とされていたが当時でもさすがに食べるに
  は抵抗があったのか?