たんぽぽ舎です。【TMM:No2331】
2014年11月12日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.鹿児島県庁行動3日間-感じたこと
スーツペンギンの一群、県庁玄関に立ちはだかる
だが、その前を「脱原発」の横断幕が、両脇を「原発ゼロ」のノボリ旗が・・
奥内知子(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.九州電力は〈自然からの最後の警告〉に耳を傾け
川内原発再稼働をストップせよ!
目先の欲望(ゼニ)にふりまわされることをやめ正気を取り戻せ!
九州電力株式会社 代表取締役社長 瓜生道明殿
再稼働阻止全国ネットワーク
★3.11/16講談発表会のお知らせ
私の所属する、講談サロン「香織倶楽部」発表会
私も「田中正造伝」から「川俣事件の巻」の書下ろしの発表
甲斐織淳(アマチュア講談師)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆11/16韓国の原発の現状を知る学習会
-日韓市民の連帯で脱原発の道を開く-
講師:金 海蒼(キム・ヘチャン)さん《慶星(キョンソン)大学環境工学科教授》
◆11/22「さよなら原発 東電・東葛支社前デモ」27回目のお誘い
13時30分集会 場所:「南柏中央第一公園」
主催:郷土教育全国協議会・東葛支部
原発止めよう!東葛の会
★5.新聞より2つ
◆柏崎刈羽原発 事故想定訓練 新潟、住民も参加
(11月11日東京新聞より抜粋)
◆県民説明会は再稼働後 川内原発 知事「来秋めど」
(11月11日東京新聞より抜粋)
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┗■1.鹿児島県庁行動3日間-感じたこと
| スーツペンギンの一群、県庁玄関に立ちはだかる
| だが、その前を「脱原発」の横断幕が、両脇を「原発ゼロ」のノボリ旗が・・
└──── 奥内知子(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 「川内原発再稼働を許さない共同行動」(11月5日~7日鹿児島県)に東京から参加しました。参加の内容は以下の通りです。
1)11月5日(水)午後:臨時県議会傍聴
2)11月6日(木)一日中:県庁前広場で抗議行動
3)11月7日(金)午前:自然発生の抗議集会
11月5、6、7の3日間は私にとって貴重な経験となりました。ここでは3日目の出来事をお話しします。
○ 11月7日(金)、朝9時過ぎ、本会議の傍聴はせず、庁舎内を見学しようと正面玄関に近づくと、そこには、しかめっ面の紺色スーツの県職員達が塊になって立っていました。出入り口は2か所らしく、それぞれの場所に横5-6人、奥行き3段ほど(30人以上)で立ちはだかり、誰も、どんな理由ででも中に入れてくれません。(車椅子の男性が庁舎内のトイレを使いたいと頼んだら「確認してから」と言って通してくれませんでした。)
○ すでに何人かの県民らしき男性達が抗議の声を上げていました。「今日の会議をテレビで見たいんだよ。どうして見せないんだ。」と、ほぼ怒鳴り声。職員は見せない理由を何やら説明していましたが、「そんなのおかしいやないか!」「民主主義やろ!」「知る権利があるやろ!」と、人々は納得しません。そのうち他にもモニター傍聴希望の人々が大勢集まって来ました。
そして「開けろ!」「開けろ!」のコールです。叫んでいたのは主に中高年の人々でしたが、中に一人元気そうな若い女性がいました。彼女は小型の太鼓とマイク&スピーカー(肩に掛けるタイプ)を持っていました。でもそれは使わずに自分の肉声で力強く抗議の声を上げていました。10分から15分ほど小競り合いやコールが続きましたが進展はありません。すると彼女は突然、男たちの真ん前に座り込んでしまいました。背筋を真っ直ぐに伸ばしています。
いい感じだなー、ほかにも座り込む人が続くといいなー、と期待したのですが、残念ながら続きません。私は思い切って彼女に近づき小声で言いました。「あなた、太鼓持ってるじゃない。マイクもあるし・・・。なにかパフォーマンスやってくださいよ。」すると彼女はすっくと立ち上がり、マイクを使って大声で語り始めたのです。なぜ川内原発の再稼働に反対なのか、チェルノブイリや福島で何が起こり、今どうなっているのか、いっぱい、いっぱい、訴えました。
○ ふと彼女のゼッケンに目をやると背中に"ふくしま"の文字があります。傍にいた60代の女性は置いてあった太鼓を取り上げ、その女性の訴えに呼応して太鼓を打ち始めました。「ドンドン、ドンドコ、ドンドコ、ドンドン!」それ以後、人々は次々にマイクを取り、自分の主張、県政の間違いを訴えました。もう止められません。
他の原発立地の代表や水俣からの婦人の発言、長年原発の問題を訴えてきた学者のスピーチもありました。この騒ぎに引き寄せられて、別の場所で抗議行動をしていた人たちもだんだん庁舎前に集まって来ました。何人かがデジカメ撮影やツイキャスを始めました。様々なノボリ旗を持った人々も6~7人やって来ました。お坊さんもノボリ旗を持ってやって来ました。彼らは最初、成り行きを見ていただけだったのですが、そのうち他の何人かが県庁職員達の前に「脱原発」の長い横断幕を張ったのに気が付いて、それでは自分たちも、と正面玄関へ移動しました。
○ 左右2か所のドア前にいた職員たちは一方のドアにカギを掛けてしまい、もう一方のドア前だけに一極集中、合体して大きな塊になっていました。丁度南極のペンギン達が塊になって立っているみたいに。そしてノボリ旗組は両側から3~4人ずつで職員達(30数名)を挟み込む形になったのです。
前には「脱原発」横断幕、両側に「原発ゼロ」やその他のノボリ旗、まるで県職員達が脱原発を訴えているかのような構図です。愉快な絵になっていました。 見物していた人々は笑いながら、それぞれケイタイやスマホで写真を撮っていました。中には勇気のある人がいて、立ちはだかる職員一人一人の顔写真を激写していました。市民側の優勢です。地元メディアが取材したかどうかは分かりませんが、この"即興抗議集会"を誰か記録してくれないかなーと願いつつ、私はその場を離れ、午後の便で東京に戻りました。
○ この騒動の中、偶然NHKの若手クルー達4人が通りかかったので、私は取材するように頼んだのですが、「今日はその担当ではないので・・・」と、訳のわからない事を言いつつ、ゾロゾロ通り過ぎて行きました。(だったら何の担当なのよ、この役立たず!もう受信料なんか、払いたくない!)
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┗■2.九州電力は〈自然からの最後の警告〉に耳を傾け
| 川内原発再稼働をストップせよ!
| 目先の欲望(ゼニ)にふりまわされることをやめ正気を取り戻せ!
| 九州電力株式会社 代表取締役社長 瓜生道明殿
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
九州電力が川内原発(鹿児島県)の再稼働へ向けて申請書を提出したのは9月10日であり、それを受けた原子力規制委員会が「新規制基準に適合」と判断し、政府・資源エネルギー庁が再稼働OKを明記した文書を鹿児島県知事(伊藤祐一郎)と薩摩川内市長(岩切秀雄)に手渡したのは早くも9月12日である。
ここから、フルスピードで準備されてきた川内原発再稼働へ向かって、川内地域住民はもとより、日本列島住民の生活と命の安全をまったく無視した再稼働暴走は、より加速されている。住民たちの、あふれる不安と疑問の声をすべて無視しての川内市議会の「同意」(10月28日)から県議会への「同意」へとそのプロセスは進みつつある。
2011年3月11日の福島の原発を襲った地震・津波(放射能)事故以来、日本列島は、地震の大活性期に入ったという警告を、多くの地震学者は発しだしていた。そして、今年9月27日の「戦後最大の噴火災害」をもたらした御嶽山(長野・岐阜県境)の大噴火は、この活性期に入っているという警告を、より決定的にリアルなものとした。
この大噴火は、九州電力や原子力規制委の、『多くの火山学者たちの「予知不可能」という主張』を無視した、再稼働を正当化するための「予知可能」という論理(ホラ)を粉々に打ち砕いた。それはまったく予兆を確認できない状態での、50人を超える死者を出す、悲劇的なものであったのだから。
「火山噴火予知」可能のインチキだけではない。耐震設計の基準とする揺れである「基準地震動」策定手続きは、「過小」にするために、まともに行われていない事実も明らかにされ、設定基準に含まれている「オフサイトセンター」(免振重要棟)は、工事が完成すらしておらず、シビアアクシデントにも対応するとする「新基準」の売りものであった「フィルター付きベント」は設置予定が2016年とされている。さらには、避難計画は、絵に画いた餅の机上プランすら、まともに立てられない事態である。事実上避難は不可能であることは自治体サイドが「自白」している。
この状態で、あなた方は、無責任にも、どうしても川内原発を再稼働しようというのか。ギリギリまだ遅くはない。
〈自然からの最後の警告〉に、素直に耳を傾け、目先の欲望(ゼニ)にふりまわされることをやめ、正気を取り戻せ!川内原発再稼働を中止せよ!
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┗■3.11/16講談発表会のお知らせ
| 私の所属する、講談サロン「香織倶楽部」発表会
| 私も「田中正造伝」から「川俣事件の巻」の書下ろしの発表
└──── 甲斐織淳(アマチュア講談師)
私の所属する講談サロン「香織倶楽部」発表会11月16日(日)のお知らせです。
私も出演し、「田中正造伝」から「川俣事件の巻」の書下ろしの発表です。
○<その概要です>
東電・福島第一原発の事故・事件の加害者が野放しにされ、一方で経産省の「脱原発テント」をつぶすために国が賠償請求していることは周知の事です。
1900年、足尾鉱毒事件の加害者・足尾銅山古河鉱業の社長の古河市兵衛は従五位という爵位と勲章を与えられ、表彰され、華族・貴族の列に並びます。
その同じ年、被害者・鉱毒被害地の農民たちの平和的な「押し出し」(デモ行進・陳情・請願)に対し、警官隊と憲兵隊が、群馬県の川俣において待ち伏せします。
釘一本の武器すら持っていない農民達に襲いかかり、暴行を加え、リーダー格の多数を逮捕し、「兇徒蒐集罪」(暴動・騒乱)などで起訴しました。
富国強兵、殖産興業、軍国主義と戦争準備という、国策に抵抗する運動の圧殺を狙ったものです。
(1)この「川俣事件」により大きな打撃を受けた鉱毒被害者達は、どのようにしてこの危機を克服し突破したのか・・・?
(2)男たちがやられた今、私たちが立ち上がらなければと実行された「女押し出し」。これもまた待ち伏せされます。官憲と女達の対決の行方は・・・?
(3)「奮発すれば無罪なり、ちじこまれば有罪なり」(萎縮すれば負ける、頑張れば勝つ」という田中正造はどう闘うのか・・・?
(4)そして、この裁判の行方は・・・?
歴史上例を見ない「川俣事件」の顛末を、限られた持ち時間の中で読みます。 (落語は語る、講談は読む、と言います)
百年前の出来事が、現代の私たちに何を問いかけているのか?
「織淳の正造伝」うまく読めましたら嬉しいのですが・・・。
○講談サロン「香織倶楽部」第九回発表会
日 時:2014年11月16日(日)17時開場 17時半開演
場 所:上野広小路亭 (03-3833-1789)
上野松坂屋向(JR御徒町徒歩5分、銀座線・大江戸線
上野広小路駅徒歩1分)
木戸銭:1500円
☆出 演(順不同)
住江織手「五平菩薩」 贄川織弓 「巴御前」
福田織福「袴田事件~見えてきた真実」
本間織峰「お竹如来」&ボリウッドダンス
高橋織丸「出世浄瑠璃」 甲斐織淳「田中正造伝」より「川俣事件の巻」
※韓国釜山の脱原発に取り組んでいる金教授をお招きしての鼎談も予定しています
※なお、席に限りがあります。御来席いただける方は、私・甲斐織淳までメールをください。<kabosu333@cup.ocn.ne.jp>
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆11/16韓国の原発の現状を知る学習会
-日韓市民の連帯で脱原発の道を開く-
日 時:2014年11月16日(日)14時~16時
講 師:金 海蒼(キム・ヘチャン)さん/慶星(キョンソン)大学環境工学科教授
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
共 催:NPO法人「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」090-2171-4971
たんぽぽ舎 03-3238-9035
参加費:800円
韓国では現在23基の原発が稼働。2035年までには41基に増える計画です。
特に、人口350万の大都市・釜山から20キロの古里原発は、放射能漏れ、情報隠し等続発。一たび韓国で原発の過酷事故が起きれば日本も放射能汚染は避けられません。
金先生は、長年釜山で環境問題や脱原発運動に取り組んでこられ、現在、脱核エネルギー教授の会執行委員長、釜山市原子力安全委員会委員、釜山脱核学校運営委員長など様々な分野で活動中です。韓国の原発の現状を知るよい機会です。
多くの方々のご参加をお願いします。
◆11/22「さよなら原発 東電・東葛支社前デモ」のお誘い
九州電力の川内原発の再稼働への動き。福島で大事故を起こした東京電力の不誠実な態度。東電の福島原発から3年8カ月。
私たちは、これまで26回にわたって、東京電力の千葉県東葛支社前アクションを行って、抗議の声を伝え続けてきた。27回目は、デモを行う。
日時:11月22日(土)13時30分~15時30分
スケジュール:13時30分集会 場所:「南柏中央第一公園」
(JR「南柏」駅東口、スーパー「かすみ」の裏側、徒歩3分)
14:00 デモ出発→東電・東葛支社前(約3キロ)
15:00 東武・野田線「新柏」駅近くの「名戸ケ谷第2公園」
(駅前「東武ストア」裏側。徒歩3分)で集会
15:30 解散
詳細は下記ブログをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/genpatsutomeyou_tokatsunokai/12225923.html
主催:郷土教育全国協議会・東葛支部
原発止めよう!東葛の会
連絡先:日下部信雄 090-9956-6018 Eメール:kusakabe-nobuo@nifty.com
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┗■5.新聞より2つ
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◆柏崎刈羽原発 事故想定訓練 新潟、住民も参加
新潟県は11日、東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)の過酷事故に備えた原子力防災訓練を実施した。原発から半径30キロ圏内の9市町村や避難先となる自治体、関係機関の計約1500人が参加し、住民の安全確保への対応を検証した。
訓練は震度6強の地震が発生したと仮定。7号機の外部電源が失われて原子炉を冷却できなくなり、放射性物質が外部に出る危険性が高まったとした。
(中略)
柏崎市の椎谷地区の自主防災会会長佐藤正幸さん(70)は「行政がやるべきことを確認する点では良かったかもしれないが、時刻表通りの進行で実際に役に立つのか疑問」と話した。
(11月11日東京新聞より抜粋)
◆県民説明会は再稼働後 川内原発 知事「来秋めど」
鹿児島県の伊藤祐一郎知事と同県議会の池畑憲一議長は10日、宮沢洋一経済産業相と経産省内で会談し、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の再稼働への同意を表明したことを報告した。宮沢氏は「県民全員が納得しているわけではないので、ぜひ理解を深める努力を」と知事らに要請した。
伊藤知事は終了後、記者団に対し、宮沢氏の要請も念頭に、来年秋をめどに鹿児島市で全県民を対象にした説明会を開く方針を明らかにした。川内1、2号機は年明け以降に再稼働し、説明会を開く来年秋には既に運転中の見通し。
(後略)(11月11日東京新聞より抜粋)
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2014年11月12日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
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★1.鹿児島県庁行動3日間-感じたこと
スーツペンギンの一群、県庁玄関に立ちはだかる
だが、その前を「脱原発」の横断幕が、両脇を「原発ゼロ」のノボリ旗が・・
奥内知子(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.九州電力は〈自然からの最後の警告〉に耳を傾け
川内原発再稼働をストップせよ!
目先の欲望(ゼニ)にふりまわされることをやめ正気を取り戻せ!
九州電力株式会社 代表取締役社長 瓜生道明殿
再稼働阻止全国ネットワーク
★3.11/16講談発表会のお知らせ
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私も「田中正造伝」から「川俣事件の巻」の書下ろしの発表
甲斐織淳(アマチュア講談師)
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◆11/16韓国の原発の現状を知る学習会
-日韓市民の連帯で脱原発の道を開く-
講師:金 海蒼(キム・ヘチャン)さん《慶星(キョンソン)大学環境工学科教授》
◆11/22「さよなら原発 東電・東葛支社前デモ」27回目のお誘い
13時30分集会 場所:「南柏中央第一公園」
主催:郷土教育全国協議会・東葛支部
原発止めよう!東葛の会
★5.新聞より2つ
◆柏崎刈羽原発 事故想定訓練 新潟、住民も参加
(11月11日東京新聞より抜粋)
◆県民説明会は再稼働後 川内原発 知事「来秋めど」
(11月11日東京新聞より抜粋)
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┗■1.鹿児島県庁行動3日間-感じたこと
| スーツペンギンの一群、県庁玄関に立ちはだかる
| だが、その前を「脱原発」の横断幕が、両脇を「原発ゼロ」のノボリ旗が・・
└──── 奥内知子(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 「川内原発再稼働を許さない共同行動」(11月5日~7日鹿児島県)に東京から参加しました。参加の内容は以下の通りです。
1)11月5日(水)午後:臨時県議会傍聴
2)11月6日(木)一日中:県庁前広場で抗議行動
3)11月7日(金)午前:自然発生の抗議集会
11月5、6、7の3日間は私にとって貴重な経験となりました。ここでは3日目の出来事をお話しします。
○ 11月7日(金)、朝9時過ぎ、本会議の傍聴はせず、庁舎内を見学しようと正面玄関に近づくと、そこには、しかめっ面の紺色スーツの県職員達が塊になって立っていました。出入り口は2か所らしく、それぞれの場所に横5-6人、奥行き3段ほど(30人以上)で立ちはだかり、誰も、どんな理由ででも中に入れてくれません。(車椅子の男性が庁舎内のトイレを使いたいと頼んだら「確認してから」と言って通してくれませんでした。)
○ すでに何人かの県民らしき男性達が抗議の声を上げていました。「今日の会議をテレビで見たいんだよ。どうして見せないんだ。」と、ほぼ怒鳴り声。職員は見せない理由を何やら説明していましたが、「そんなのおかしいやないか!」「民主主義やろ!」「知る権利があるやろ!」と、人々は納得しません。そのうち他にもモニター傍聴希望の人々が大勢集まって来ました。
そして「開けろ!」「開けろ!」のコールです。叫んでいたのは主に中高年の人々でしたが、中に一人元気そうな若い女性がいました。彼女は小型の太鼓とマイク&スピーカー(肩に掛けるタイプ)を持っていました。でもそれは使わずに自分の肉声で力強く抗議の声を上げていました。10分から15分ほど小競り合いやコールが続きましたが進展はありません。すると彼女は突然、男たちの真ん前に座り込んでしまいました。背筋を真っ直ぐに伸ばしています。
いい感じだなー、ほかにも座り込む人が続くといいなー、と期待したのですが、残念ながら続きません。私は思い切って彼女に近づき小声で言いました。「あなた、太鼓持ってるじゃない。マイクもあるし・・・。なにかパフォーマンスやってくださいよ。」すると彼女はすっくと立ち上がり、マイクを使って大声で語り始めたのです。なぜ川内原発の再稼働に反対なのか、チェルノブイリや福島で何が起こり、今どうなっているのか、いっぱい、いっぱい、訴えました。
○ ふと彼女のゼッケンに目をやると背中に"ふくしま"の文字があります。傍にいた60代の女性は置いてあった太鼓を取り上げ、その女性の訴えに呼応して太鼓を打ち始めました。「ドンドン、ドンドコ、ドンドコ、ドンドン!」それ以後、人々は次々にマイクを取り、自分の主張、県政の間違いを訴えました。もう止められません。
他の原発立地の代表や水俣からの婦人の発言、長年原発の問題を訴えてきた学者のスピーチもありました。この騒ぎに引き寄せられて、別の場所で抗議行動をしていた人たちもだんだん庁舎前に集まって来ました。何人かがデジカメ撮影やツイキャスを始めました。様々なノボリ旗を持った人々も6~7人やって来ました。お坊さんもノボリ旗を持ってやって来ました。彼らは最初、成り行きを見ていただけだったのですが、そのうち他の何人かが県庁職員達の前に「脱原発」の長い横断幕を張ったのに気が付いて、それでは自分たちも、と正面玄関へ移動しました。
○ 左右2か所のドア前にいた職員たちは一方のドアにカギを掛けてしまい、もう一方のドア前だけに一極集中、合体して大きな塊になっていました。丁度南極のペンギン達が塊になって立っているみたいに。そしてノボリ旗組は両側から3~4人ずつで職員達(30数名)を挟み込む形になったのです。
前には「脱原発」横断幕、両側に「原発ゼロ」やその他のノボリ旗、まるで県職員達が脱原発を訴えているかのような構図です。愉快な絵になっていました。 見物していた人々は笑いながら、それぞれケイタイやスマホで写真を撮っていました。中には勇気のある人がいて、立ちはだかる職員一人一人の顔写真を激写していました。市民側の優勢です。地元メディアが取材したかどうかは分かりませんが、この"即興抗議集会"を誰か記録してくれないかなーと願いつつ、私はその場を離れ、午後の便で東京に戻りました。
○ この騒動の中、偶然NHKの若手クルー達4人が通りかかったので、私は取材するように頼んだのですが、「今日はその担当ではないので・・・」と、訳のわからない事を言いつつ、ゾロゾロ通り過ぎて行きました。(だったら何の担当なのよ、この役立たず!もう受信料なんか、払いたくない!)
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┗■2.九州電力は〈自然からの最後の警告〉に耳を傾け
| 川内原発再稼働をストップせよ!
| 目先の欲望(ゼニ)にふりまわされることをやめ正気を取り戻せ!
| 九州電力株式会社 代表取締役社長 瓜生道明殿
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
九州電力が川内原発(鹿児島県)の再稼働へ向けて申請書を提出したのは9月10日であり、それを受けた原子力規制委員会が「新規制基準に適合」と判断し、政府・資源エネルギー庁が再稼働OKを明記した文書を鹿児島県知事(伊藤祐一郎)と薩摩川内市長(岩切秀雄)に手渡したのは早くも9月12日である。
ここから、フルスピードで準備されてきた川内原発再稼働へ向かって、川内地域住民はもとより、日本列島住民の生活と命の安全をまったく無視した再稼働暴走は、より加速されている。住民たちの、あふれる不安と疑問の声をすべて無視しての川内市議会の「同意」(10月28日)から県議会への「同意」へとそのプロセスは進みつつある。
2011年3月11日の福島の原発を襲った地震・津波(放射能)事故以来、日本列島は、地震の大活性期に入ったという警告を、多くの地震学者は発しだしていた。そして、今年9月27日の「戦後最大の噴火災害」をもたらした御嶽山(長野・岐阜県境)の大噴火は、この活性期に入っているという警告を、より決定的にリアルなものとした。
この大噴火は、九州電力や原子力規制委の、『多くの火山学者たちの「予知不可能」という主張』を無視した、再稼働を正当化するための「予知可能」という論理(ホラ)を粉々に打ち砕いた。それはまったく予兆を確認できない状態での、50人を超える死者を出す、悲劇的なものであったのだから。
「火山噴火予知」可能のインチキだけではない。耐震設計の基準とする揺れである「基準地震動」策定手続きは、「過小」にするために、まともに行われていない事実も明らかにされ、設定基準に含まれている「オフサイトセンター」(免振重要棟)は、工事が完成すらしておらず、シビアアクシデントにも対応するとする「新基準」の売りものであった「フィルター付きベント」は設置予定が2016年とされている。さらには、避難計画は、絵に画いた餅の机上プランすら、まともに立てられない事態である。事実上避難は不可能であることは自治体サイドが「自白」している。
この状態で、あなた方は、無責任にも、どうしても川内原発を再稼働しようというのか。ギリギリまだ遅くはない。
〈自然からの最後の警告〉に、素直に耳を傾け、目先の欲望(ゼニ)にふりまわされることをやめ、正気を取り戻せ!川内原発再稼働を中止せよ!
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┗■3.11/16講談発表会のお知らせ
| 私の所属する、講談サロン「香織倶楽部」発表会
| 私も「田中正造伝」から「川俣事件の巻」の書下ろしの発表
└──── 甲斐織淳(アマチュア講談師)
私の所属する講談サロン「香織倶楽部」発表会11月16日(日)のお知らせです。
私も出演し、「田中正造伝」から「川俣事件の巻」の書下ろしの発表です。
○<その概要です>
東電・福島第一原発の事故・事件の加害者が野放しにされ、一方で経産省の「脱原発テント」をつぶすために国が賠償請求していることは周知の事です。
1900年、足尾鉱毒事件の加害者・足尾銅山古河鉱業の社長の古河市兵衛は従五位という爵位と勲章を与えられ、表彰され、華族・貴族の列に並びます。
その同じ年、被害者・鉱毒被害地の農民たちの平和的な「押し出し」(デモ行進・陳情・請願)に対し、警官隊と憲兵隊が、群馬県の川俣において待ち伏せします。
釘一本の武器すら持っていない農民達に襲いかかり、暴行を加え、リーダー格の多数を逮捕し、「兇徒蒐集罪」(暴動・騒乱)などで起訴しました。
富国強兵、殖産興業、軍国主義と戦争準備という、国策に抵抗する運動の圧殺を狙ったものです。
(1)この「川俣事件」により大きな打撃を受けた鉱毒被害者達は、どのようにしてこの危機を克服し突破したのか・・・?
(2)男たちがやられた今、私たちが立ち上がらなければと実行された「女押し出し」。これもまた待ち伏せされます。官憲と女達の対決の行方は・・・?
(3)「奮発すれば無罪なり、ちじこまれば有罪なり」(萎縮すれば負ける、頑張れば勝つ」という田中正造はどう闘うのか・・・?
(4)そして、この裁判の行方は・・・?
歴史上例を見ない「川俣事件」の顛末を、限られた持ち時間の中で読みます。 (落語は語る、講談は読む、と言います)
百年前の出来事が、現代の私たちに何を問いかけているのか?
「織淳の正造伝」うまく読めましたら嬉しいのですが・・・。
○講談サロン「香織倶楽部」第九回発表会
日 時:2014年11月16日(日)17時開場 17時半開演
場 所:上野広小路亭 (03-3833-1789)
上野松坂屋向(JR御徒町徒歩5分、銀座線・大江戸線
上野広小路駅徒歩1分)
木戸銭:1500円
☆出 演(順不同)
住江織手「五平菩薩」 贄川織弓 「巴御前」
福田織福「袴田事件~見えてきた真実」
本間織峰「お竹如来」&ボリウッドダンス
高橋織丸「出世浄瑠璃」 甲斐織淳「田中正造伝」より「川俣事件の巻」
※韓国釜山の脱原発に取り組んでいる金教授をお招きしての鼎談も予定しています
※なお、席に限りがあります。御来席いただける方は、私・甲斐織淳までメールをください。<kabosu333@cup.ocn.ne.jp>
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆11/16韓国の原発の現状を知る学習会
-日韓市民の連帯で脱原発の道を開く-
日 時:2014年11月16日(日)14時~16時
講 師:金 海蒼(キム・ヘチャン)さん/慶星(キョンソン)大学環境工学科教授
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
共 催:NPO法人「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」090-2171-4971
たんぽぽ舎 03-3238-9035
参加費:800円
韓国では現在23基の原発が稼働。2035年までには41基に増える計画です。
特に、人口350万の大都市・釜山から20キロの古里原発は、放射能漏れ、情報隠し等続発。一たび韓国で原発の過酷事故が起きれば日本も放射能汚染は避けられません。
金先生は、長年釜山で環境問題や脱原発運動に取り組んでこられ、現在、脱核エネルギー教授の会執行委員長、釜山市原子力安全委員会委員、釜山脱核学校運営委員長など様々な分野で活動中です。韓国の原発の現状を知るよい機会です。
多くの方々のご参加をお願いします。
◆11/22「さよなら原発 東電・東葛支社前デモ」のお誘い
九州電力の川内原発の再稼働への動き。福島で大事故を起こした東京電力の不誠実な態度。東電の福島原発から3年8カ月。
私たちは、これまで26回にわたって、東京電力の千葉県東葛支社前アクションを行って、抗議の声を伝え続けてきた。27回目は、デモを行う。
日時:11月22日(土)13時30分~15時30分
スケジュール:13時30分集会 場所:「南柏中央第一公園」
(JR「南柏」駅東口、スーパー「かすみ」の裏側、徒歩3分)
14:00 デモ出発→東電・東葛支社前(約3キロ)
15:00 東武・野田線「新柏」駅近くの「名戸ケ谷第2公園」
(駅前「東武ストア」裏側。徒歩3分)で集会
15:30 解散
詳細は下記ブログをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/genpatsutomeyou_tokatsunokai/12225923.html
主催:郷土教育全国協議会・東葛支部
原発止めよう!東葛の会
連絡先:日下部信雄 090-9956-6018 Eメール:kusakabe-nobuo@nifty.com
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┗■5.新聞より2つ
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◆柏崎刈羽原発 事故想定訓練 新潟、住民も参加
新潟県は11日、東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)の過酷事故に備えた原子力防災訓練を実施した。原発から半径30キロ圏内の9市町村や避難先となる自治体、関係機関の計約1500人が参加し、住民の安全確保への対応を検証した。
訓練は震度6強の地震が発生したと仮定。7号機の外部電源が失われて原子炉を冷却できなくなり、放射性物質が外部に出る危険性が高まったとした。
(中略)
柏崎市の椎谷地区の自主防災会会長佐藤正幸さん(70)は「行政がやるべきことを確認する点では良かったかもしれないが、時刻表通りの進行で実際に役に立つのか疑問」と話した。
(11月11日東京新聞より抜粋)
◆県民説明会は再稼働後 川内原発 知事「来秋めど」
鹿児島県の伊藤祐一郎知事と同県議会の池畑憲一議長は10日、宮沢洋一経済産業相と経産省内で会談し、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の再稼働への同意を表明したことを報告した。宮沢氏は「県民全員が納得しているわけではないので、ぜひ理解を深める努力を」と知事らに要請した。
伊藤知事は終了後、記者団に対し、宮沢氏の要請も念頭に、来年秋をめどに鹿児島市で全県民を対象にした説明会を開く方針を明らかにした。川内1、2号機は年明け以降に再稼働し、説明会を開く来年秋には既に運転中の見通し。
(後略)(11月11日東京新聞より抜粋)
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