ミモザの春雨日和

猫と花と沖縄の、散歩写真ブログです。

木田節子さん(福島第一原発事故被害者)が自宅の除染を断った理由

2015年11月08日 | 原発関連情報・被ばくしないために
写真のバラは10月のギイ・ド・モーパッサンです。

以下、たんぽぽ舎より転載します。

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┗■2.木田節子さん(福島第一原発事故被害者)が自宅の除染を断った理由
 |  除染しても数値は下がらず除染作業が無駄
 |  無駄な除染に税金を費やすより子供たちを避難させることに
 |  予算を割くべき
 └──── 紹介します。柳田 真(たんぽぽ舎)

◎ 『 …その「いであ」社員に除染をしない理由を求められ、木田さんは堂々と答えた。1.大元の汚染源である福島第一原発はいまだ収束しないまま大量の放射能を出し続けている、2.除染しても数値は下がらず、除染作業が無駄になっている、3.無駄な除染に税金を費やすよりも、中通りの放射線量の高い環境で生活を強いられている子供たちを避難させることに予算を割くべきだとした。そして「いであ」社員の立ち会いの下に除染拒否の署名をした。…以下略』

◎ 『 …住宅街にはフレコンバッグが溢れ、日曜日のせいか除染業者もなく殺伐とした風景が広がる。車の中にある線量計の数値が徐々に上がり、木田さんの自宅に近づくと、1マイクロシーベルト/時を超えた。家に入り、リビングで線量計を確認すると1.2から1.5マイクロシーベルトになり、ダイニングにある出窓では、2マイクロシーベルトになった。
 台所に行くと、壁には福島県原子力安全対策課発行のカレンダーが掛けたままになっていた。「原子力発電所の事故などが起こった時は様々な方法で知らせてくれるよ」と、カレンダーには堂々と書いてある。

「こんなこと書きながら、何の役にも立たなかったし、知らせもなかった」「東電で働いている友達から息子に連絡が入り、原発が爆発することがわかったんだから」と木田さんが呟く。2階に上がると、 木田さんがバスガイド時代に作成した、バスで話すための台本が出てきた。娘さんのぬいぐるみ。スキー道具。奥にある洋服部屋にはクリーニングから戻ったままの服がぎっしりと並ぶ。息子さんが赤ちゃんの時に着たジャンパー。新婚旅行で着たスーツ。学校の制服。…以下略』

☆出典「紙の爆弾」12月号(鹿砦社発行)
なお、鹿砦社は、反原発雑誌「NO NUKES voice」(季刊、1冊税込680円)を発行。
たんぽぽ舎でも扱っています。

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