今回の東日本大震災被災地訪問は、
自然エネルギーを運用する実例を学び
ながら、課題についても考えていくと
いうアーユスのスタディツアーに参加
したことから、実現しました。
ということで順序は逆になりました
が、こちらの報告もしないと。
岩手県盛岡市から北へ60キロほど
行ったところに、葛巻町があります。
人口7500人ほどの、町です。ここ
は、温泉がない、ゴルフ場がない、ス
キー場もない、その上米も取れない、
野菜も採れないというところ。ただ、
酪農が盛んで、肉牛・乳牛は11000頭も
います。
この町が、クリーンエネルギーを積
極的に取り入れるようになったのは、
ないないづくしの町の中にある、「ある」
ものを利用しようとしたことに始まりま
す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/73/490fc96a6e96304ea129e8018bcfe652.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/19/7f7446c6db407cc114fe8c597057d588.jpg)
牛の糞尿を使ってのバイオガスシス
テム、豊富な森林資源をもとにして木
材のチップを使うバイオマス発電、風
が強く吹くことを利用した風力発電を、
行っています。
またゼロエネルギー住宅には、地熱
を利用した暖房システムもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/ae/b7e6da82d41dff02c26756c547366c55.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/04/0887b19b1fa0d5958d0a0cfb56f8afc7.jpg)
↑ 地熱を利用するシステムです
こういった施設は、補助金(助成金)
頼りになっているのを、町の担当者か
ら説明を聞くと、まだまだ本格的な普
及は先かなと言う印象も持ちました。