こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は日銀の金利引き上げによる景気への影響を占ってみました。
ゼロ金利がずっと継続し、欧米も金利引き上げによる引き締めに向かう中
でも景気回復を優先し、金利の引き上げには慎重な日銀でしたが、ここに
来て金利引き上げを明言しました。
すでに金融市場では多少の影響も出始めていますが、大きな影響はこれか
らになります。
さて、今回の日銀の決定で景気には悪影響を与えるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、死のカードの正位置が出ています。
死のカードの正位置は停止や終末、終局や決着、消滅や悪い転機、損失や
離散といった意味があります。
直接景気に影響するのはこれからですが、やはり企業への貸付であったり
、住宅ローンなど直接影響するところでは景気の足を引っ張ることになる
のは仕方ありません。
また、引上げの程度はそれほど大きくはありませんが、全体的にインフレ
と賃金上昇による影響もあって、今後は景気が大きく減速することを意味
します。
また、これによって多少の銀行への個人などの預け入れは期待はできるも
のの、市場にあるとみられる余剰資金の回収には影響がありません。
金融市場は日本の景気や企業業績とは別の指標で動きを出しているので、
今後もしばらくは経済状況を反映しない状態は続きます。
ただ、いずれは経済力の評価によって金融市場も変化し、為替も株式も大
きく影響を受けることになりそうです。
文字通り、悪い転機に向かうことになりそうです。
次に環境条件ですが、節制のカードの逆位置が出ています。
節制のカードの逆位置は浪費や消耗、生活の乱れや流出、無神経や思いや
りのなさといった意味があります。
金利自体を上げるタイミングが遅すぎたことは間違いなく、厳しい状況に
なってから上げても市場評価は上がりません。
2年前であれば評価されたかもしれませんが、経済指標は日本の経済実体
とは関係なく動いており、多くの余剰資金が関係なく日本の金融市場に流
入し、経済の実力とかけ離れた相場になっています。
今後は更に景気が減速することになれば企業評価も大きく下がることにな
り、金融市場も落ち着くことになれば実体に近い状況となります。
すでに時遅しの中で、行政も債務対策に舵を切り過ぎた感じもあって、市
場も財務当局も動きがズレています。
日銀も政府ももう少し経済面での流れを肌感覚として持って、経済運営を
行わないと本当にムダな時間が流れることになります。
ここで財政再建にあまりにも拘り過ぎれば更に景気の首を絞めることにな
りかねません。
日銀も政府もすでに判断を誤っているので、カードから視れば策は残念な
がらありません。
金利を上げるも下げるも地獄になるのではないでしょうか。