こんにちは南仙台の父（hrperficio）です。
今回はインバウンドで人が多く集まり過ぎる状況にある富士山を取り上げ
てみました。
5合目までを鉄道で結ぶ登山鉄道の構想が出されています。
色々な思惑がある中で技術的な問題だけでなく、資金や運営に関わる問題
も懸念されています。
オーバーツーリズムによるゴミなどの問題もある中で更に拍車をかけるこ
とになるだけに懸念も大きいようです。
さて、課題の難しさが指摘される登山鉄道構想ですが、果たして実現させ
ることはできるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、女教皇のカードの正位置が出ています。
女教皇のカードの正位置は直感や知性、安心や満足、期待や聡明、英知や
神秘といった意味があります。
実現がまったく絵空事ではありませんが、目的と最終的な収支など論理的
に考えて進めていけば実現は可能だといえます。
環境を維持するという観点も重要視されますが、鉄道のみで5合目まで上
がる形にするとか、やり方によっては十分に可能な構想ではあります。
また、今のところは政治的な意向が強過ぎるところがありますが、実際に
は多くの点で利点もあります。
やり方によってはオーバーツーリズム対策にもなり、コントロールをどう
かけるかによっては機能するインフラになるのかもしれません。
やはり重要なのは建設費用や維持するための体制といった日本の持つ構造
的な問題があります。
建設することは技術的に問題はなさそうですが、難しい地形や地盤状態で
の建設となるために様々な知恵や技術も必要となります。
鉄道と合わせて5合目から頂上までの管理体制も同時に構築し直すのも重
要になりそうです。
可能性はあるがどう決断して資金・建設・運営を行うかが課題でしょう。
次に環境条件ですが、魔術師のカードの逆位置が出ています。
魔術師のカードの逆位置は無気力や空回り、消極性や優柔不断といった意
味があります。
現時点では政治的なぶち上げ方になっていますが、本来は日本では経済界
が主体となってこうした構想が出されてくるのが主流ですが、ここでは逆
の発想になっています。
今のところは多くの問題もあるため積極的に関わろうとする鉄道事業者も
なく、こうした点をどうやって解決するのかが大きな課題です。
現時点では仮に儲かるとしても、敢えて大きな賭けに出られるだけの余力
を持った鉄道事業者はありません。
今後は世間一般で語られる日本の構造的な課題に鉄道事業者も悩まされて
いきます。
これは2024年問題で苦しむ建設・土木業界も同じでしょう。
日本には様々な法令があって、これを一つ一つ解決しなければならず、富
士山登山鉄道構想でもこうした課題もあります。
政治的な力でこうした課題を解決できるかがまずは最初の関門になります
が、現時点では中央政界でこうした動きは残念ながらありません。
官公庁を動かすだけの力となると自治体単位の政治力ではかないません。
国家的な事業として捉えて進めるだけの意志が示せるかどうかが本当の課
題のように感じます。
