今回はブログとして占いについてを取り上げることにしました。
今回は占いが当たる場合、当たらない場合があるのかを取り上げました。
心理学の世界ではバーナム効果というバイアスがあり、相手の心理的な弱い
部分を突くことで信じ込ませるという学説もあります。
ただ、全てがそういう訳ではなく、単純に当たる当たらないについて別の観
点から今回は説明していきたいと思います。
世の中には占いが好きな方もいれば、全く信用していない方もいます。
ただ単純に考えると、その価値観が当たるか当たらないかにあるようです。
当たるのであれば信じる、当たらなければ信じないといったことかもしれま
せん。
鑑定を実際に行う場合には得られた様々な情報を基に解析をします。
やっていることは分析、統計と同じ手法かもしれません。
占いの様々な手法自体が今は体系化されていて、本やwebでの指導など個人
で得られる情報も多くあります。
今は誰でも占いができるだけの環境もあって、個人で楽しんでいる方も多く
いらっしゃるようで、市中でも占い・鑑定教室なども多く開かれています。
その一方で悪質な占い・鑑定師による詐欺行為や犯罪などもあります。
最近はこうした悪質な占い・鑑定師への訴訟・調停といった分野を専門とす
る弁護士さんまでいらっしゃるそうです。
さて、そもそも当たる当たらないことの違いとはどこにあるのでしょうか。
一番大きな要素は占い師のスキルにはありそうです。
鑑定を行う場合にはその対象について深い知識や情報を持っていることが前
提になります。
得意分野や専門分野を持っている占い師も多くいて、こうした看板を立てて
ビジネスを行っている方の方が多いかもしれません。
私はどちらかというと少し変わった方面から一般的な分野に出てきた経緯も
あるので、元々の分野では知識や情報も多くありますがそうではない分野の
知識や情報では足らない部分も当然あります。
そうした中で一番重要となるのが、知識や情報を得るための方法にあるかも
しれません。
本来は自身が経験したことや見聞きしたことが土台となりますが、状況によ
ってはそうもいきません。
これはお医者さんと同じかもしれません。
内科の医師が脳外科の分野では知識や情報もあまり持っておらず、耳鼻咽喉
科の医師は心臓外科の知識や情報は圧倒的に足らないはずです。
医師の場合は検査や問診などを通じて患者の状態を確認していきますが、占
いでも同様に様々な占いを行うことで、出て来た結果を基に鑑定内容を詰め
ていきます。
この時に企業が顧客である場合に経営の知識や情報がない状態で鑑定を行う
ことは無理が生じます。
こうしたことは大きな影響があるように常々感じています。
また、大きい影響を与えるのが読み取る力や説明・文章化する力かもしれま
せん。
私はご依頼者の方には全ての情報を公開しています。
ブログでも結果だけを載せることはせず、必ず占った結果を写真などにして
見ていただくようにしています。
ただ、問題となるのが出てきた結果をどうやって説明するのか、そのために
どういう解釈をするのか、情報や知識からどのような背景があって、そのよ
うな結果が導き出されるかにあるような気もします。
簡単に言うと読解力や表現力のようなものかもしれません。
また、対面での占い・鑑定であれば、基本的に口頭でご依頼者の方にはご説
明することになりますが、その際も基本は同じですが一方でコミュニケーシ
ョン力も試されてきます。
ある程度の国語力がないと占い・鑑定業では結果を出しにくいのかもしれま
せん。
私も仕事柄から色々な文書やweb記事などを目にします。
そうした中で的確に伝わるものもあれば、結局何が言いたいのか理解できな
いものもあったりします。
もちろん、前提として鑑定をお伝えする立場では誠心誠意が当然ではありま
すが、お医者さんと同様に威圧的だったり一方的だったりすれば、内容が正
しく伝わらないなどもあるでしょう。
当たる当たらない前提の中にはこうした社会的なスキルなども重要になって
きます。
また、最近はご依頼者の気持ちを読み取るための心理学のスキルも大事にな
ってきました。
私は結果よりも対応策を重視してお伝えするようにしていますが、そのため
にもご依頼者がどんな状況にいるのかを考慮し、心理学的な良い効果も得ら
れるようなことも意識はしています。
やはり心理的な安全性のない鑑定を行っても、ご依頼者の不安な気持ちは改
善することはありません。
こうしたことからも従来よりも幅広い知識や情報を意識的に持っていないと
鑑定は難しくなっていると感じます。
また、ご依頼者の側の問題というものも当然あります。
どこまで情報を開示すべきなのか、必要な情報とは何か、そういったところ
はご依頼者だけでは判断できません。
必要な情報や背景をどこまでご依頼者の負担なく開示いただけるかも鑑定を
行う場合の大きな問題点になります。
よく、何も情報がない中で当ててみてください、というご依頼をいただくこ
ともありますが、果たしてそれが正しい事かどうかはお医者さんの例で考え
ていけばわかります。
病院に行って、何も説明もせずに病名を当ててくださいといって、正しく診
断できるお医者さんはいないと思います。
やはり、患者側の状態や症状(見える部分や見えない部分)、患者の持つ固
有の情報(体質や遺伝性、生活習慣など)、こうした情報があってこそ正し
い診断を下し、正しい治療の対応に繋がるはずです。
中には何の所見もなく当てられる占い師もいるかもしれませんが、対面であ
ればプロファイリングという方法があるので、それなりに見えるものがあり
ますが、リモート対応などではこういった手段も使えません。
これは住所や名前を知らずに手紙を送る、IPアドレスやURLなしでインター
ネットを繋げるのと同じで、まず相手に連絡を取ることは難しいでしょう。
霊視を行う上でも相手がどこにいるのか、どういう人なのかを知らなければ
、霊視は難しいでしょう。
やはり、正しい鑑定を導き出すにも、ご依頼者の情報を正しくいただけるよ
うな努力が重要となることは間違いありません。
当たる当たらないに関していえば、こうしたことが大きな分かれ目になるの
ではないでしょうか。
占い師も常に情報や知識の更新を行うための努力が大事になります。
場合によっては社会や心理学、占いの様々な分野への知見といった情報や知
識も大事になります。
ご依頼者の情報をいただくための努力やコンプライアンス、人権や個人情報
の保護といった法令面の遵守などの意識も大事でしょう。
だんだん世の中が複雑化する中では、関係する力関係やファクター、更には
ステークホルダーも増えています。
鑑定する上ではより多くの情報と知識が必要になっています。
情報や知識の質と量が当たる当たらないに影響する時代になっていると感じ
ます。
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