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南仙台の父・hrperficioの占いと運気のブログ

コンサル業務を通じて思うこと

こんにちは、hrperficioです。
今回は占いではなく本業側のコンサル業務での話です。
単発のコンサル依頼業務などを含めて色々と仕事をさせていただいていますが、各種の報道や世間で出回る情報との
間には差があったり、実際に裏付けとなるデータが出ていたり色々とわかることがあります。
私は占いでも企業・個人を問わず、仕事や経済などに関する内容を扱うことが多いので、結果を分析する際にも各種
の情報を重視しています。
実際の状況と占い結果が一致して、これしか出ないだろうなと改めて感じることも多いです。

最近、皆さんも目にする機会が多かったのではないかと思うのですが、テレビやメディア関係の企業でリストラが始
まっているという内容がありました。
実際にはどの程度が各企業で実行されているのかはわかりませんが、それを裏付けるように求職者の状況が見えてい
るため、かなり厳しい状況にあるのだろうと想像されます。
特に新聞などの紙メディアとテレビ・映像関係で厳しいようで、勤続・この道数十年といった方々が雇用人材の市場
に流れ込んでいます。
今までは地方では多少動きがあったものの、関東や関西でも新型コロナウイルスによるスポンサー離れや若年層の紙
メディア・TV離れが深刻化して、こういった流れが加速しているといわれています。
私も新聞は全く目にしませんし、テレビを緊急時以外はスイッチを入れませんので、こういったメディアがなくても
全く困らないので、かなり深刻化しているのではないでしょうか。
本屋さんも減少しており、公立図書館でも運営刷新が求められているような状況なので致し方ないでしょう。
あと、気が付くのは求職者市場の広範囲化です。
日本の企業は大方が60歳定年ですが、65歳までの雇用延長化や70歳を視野に入れた就業制度化もあって、人材紹介の
世界でもこの流れが出ています。
70歳を超えた求職者も珍しくなく、40代以降でも高学歴・ハイスキル人材が市場に流入しています。
その一方で、入社数ヶ月にも満たない今年の新卒採用者の求職も目立っています。
必ずしも企業にだけ責任があるわけではありませんが、ボタンの掛け違いによる離職も増えており、インターンシッ
プなどによるリサーチ環境があってもなかなか厳しいようです。
また、一方で昭和の考え方で求人を出す企業も相変わらず多く、特に地方の零細企業では年々減少する高卒の求職者
を狙ってもヒットせず、学校にお話しを聞いても「野球部の子がいい」とか、「皆勤賞を取った子に限る」とか無茶
な条件まで出しているようです。
最近は社会情勢もあって、若年層が現状維持思考が強いとも言われています。
もちろんチャレンジナブルな人も多く、海外に出たり、起業したり、自ら情報発信を行っている人もいます。
ただ、全般的に保守的な考え方になり、親や祖父母の世代の影響もあって、地元志向や安定化、苦労を避けるという
流れだけでなく、自動車運転免許のない人も増えています。
こうした状況下では今までも同じ考え方で人を呼び込むのは至難の業です。
営業と一緒で、市場や顧客のニーズを捉えて、離すことのないような施策が求められるのですが、こうした思考は全
く企業側にはありません。
某大手自動車メーカーさんも製造工場のある地元での求人に苦戦しており、最近は避けられるような存在にまでなっ
ていると聞きます。
お金や待遇やネームバリューで人を呼び込める時代は去っているのです。

あと、最近の動きで目立つのがDX化やITによる効率化提案です。
実際にこうした提案を受けたり、提案に関するコンサルなども引き受けていますが、非常に良くできたコンテンツだ
ったりするのですが、肝心なところで暗礁に乗り上げることが多いようです。
昨今は中小企業や効率化が遅れた産業での効率化が草刈り場になりつつあり、様々な業種の大手企業からベンチャー
までが参入しています。
中には法的に問題があるような悪質な企業もあったりします。(というか、法をよく勉強していないようですが。)
悪質な企業を除けば、多くの課題が中小企業の実態を知らなさ過ぎることでしょう。
最近は中小企業の経営層の年齢が加速的に上がっていき、後継者を選定できずに清算する事例も増えています。
ハイエナのようですが、こうした清算化する企業候補を紹介して欲しいというビジネスまであります。
逆に、こうした企業で経営をやりませんかといった提案まであります。
色々な意味で年代の中抜きがあって、中間層の人たちの元気がないためか、日本全体の活気が見えてきません。
特にバブル後の厳しい時代に社会に出た人たちが将にこの世代に相当しますが、こうした人たちの潜在力をムダにし
てきたツケが回ってきた感じもあります。
あと、DX化やIT化の強迫観念に囚われた人たちの存在や、横文字の専門用語を機関銃のように打ち抜いて論破してく
る人たちも多く、DX化・IT化の目的がそもそもどこなのかを見失っている場合も多く感じます。
Lineでコミュニケーションし、InstaguramやTiktokで自分を発信する人たちと電話で話して対面でのコミュニケーショ
ンを重視する世代が同じ土俵で話をすること自体に無理があります。
どちらの世代が正しいとか共感できるとかではありません。
むしろ、若い世代が今後を作るならば、こちらに合わせて行かざるを得ないようにも感じます。

本当に難しいのはこの中間地というか、落しどころの難しさでしょう。
住んでいる世界が違う中でどう見合いを持たせていくのか、本当に難しいと思います。
山本五十六の言葉に次のものがあります。

「今の若い者は」などと、口はばたきことを申すまじ。
実年者は、今どきの若い者等と言う事を絶対に言うな。
なぜなら、我々実年者が若かったときに同じことを言われたはずだ。
今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、 道で会っても挨拶もしない、いったい日本はどう
なるのだ、等と言われたものだ。
その若者が、こうして年を取ったまでだ。
だから、実年者は若者が何をしたか、等と言うな。
何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。

おそらくこの言葉を今の指導層や経営層の人たちがきちんと理解できれば進むと思います。
私もこれは本当にその通りだと思います。
私もこの通り言われてきましたので。
でも、100年以上も前からこれが繰り返されてきただけで、当時は若い人たちの方が圧倒的に多かっただけです。
今は逆になっています。
DX化やIT化が進まないのも、日本全体に元気がなく先に希望が持てない現状維持思考になるのも、新卒入社したばか
りの求職者がどんどん増えているのも、ここに原因があるのではないかと感じます。
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