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南仙台の父・hrperficioの占いと運気のブログ

因果応報

こんにちはhrperficioです。
今回は事情で占い公開はお休みとなります。
ちょっとセンセーショナルな事象が相次いで起きているので休みとした訳ではありません。
色々な事情もあってやっている暇がなかったのが理由ですが、その代わりに因果応報というものについて
今回はお話してみたいと思います。

因果応報と聞くと仏教的な内容に思われるかもしれません。
科学的に言えば、原因があって結果が生じるというような意味合いです。
火の立たない所には煙が立たないといった意味でしょう。
何か原因となるような事情がない限りは良い悪いに関わらず事が起こらないということになります。
世の中でも色々な問題が社会を揺るがせています。
そのどれもが原因があって、結果として社会に課題を残すことになっています。
最近は特に宗教の問題が取り上げられています。
宗教も神が作った、仏が作ったとされていても、それを信じて信仰するのは人間です。
また、様々な教義も派生して成立していますが、これらも人間が作ったものです。
今まで神や仏が作った聖書や経典など見たことはありません。
これらは神や仏の教えや考えを伝えるために人間が作ったものです。
中にはカルト宗教と呼ばれる過激な団体もあって、人の生活や人格まで崩してしまうものもあります。
詐欺や犯罪と紙一重といったものもあって、こうしたことが世の中で話題になっています。

私も占いというものを通じて人の悩みに接する機会を持っていますが、悩みを持つ人は良くも悪くも何かに
縋ろうとしている訳で、藁をも掴む心境でもがき苦しんでいます。
それを少しでも安楽にして行動すべき方向を指し示すのが宗教であり占いでなければなりません。
しかし、こうした人たちを食いものにして私腹を肥やす人たちもいることは否めません。
人を救うはずの宗教や占いが人を苦しめることになっているのはどうも納得がいきません。
こうした人たちは言葉巧みに誘導して、今の不幸が過去の行いや先祖の行いに結び付け、それから逃れるた
めにはお金が必要であるという形で攻撃してきます。
霊能者風の人も参加して、劇場型の詐欺に近い形の精神誘導を行う団体もあるようです。
過去の行いや先祖の行いが原因で、悪い事が起こることが因果応報という使われ方になっているようです。
本当にそうなのでしょうか。

辞書には、「行為の善悪に応じて、その報いがあること。」と記されています。
仏教用語ですが、行為によって報いがあるということがこの言葉の意味とされます。
例えばわき見運転をしていることで交通事故を起こすといったことがこの意味合いになります。
確かに原因があれば何がしかの結果が生じることは間違いありませんが、全てのわき見運転で事故が生じて
いる訳でもありません。
また、どんなに自分が気をつけていても貰い事故の形で交通事故に巻き込まれることもあります。
因果応報の言葉が独り歩きして、勝手な使い方になっている印象を受けます。
仕事上、安全管理者という資格のようなものを持っているので、事故の再発防止のために原因追究すること
がありますが、基本的に因果応報的な原因と結果の組み合わせになっていることは多々あります。
ただ、全ての事故がこういったことではありません。
未知の障害や未知のメカニズムも当然あって、現代科学が見出していない原因もまだまだあります。
ヒューマンエラーによるミスから発生する事故は因果応報の形になることがあります。
ただ、荒唐無稽な理由から結果が生じることは全くありません。
その人が普段から行いが悪かった場合には悪い結果が生じると因果応報の典型となることはあります。
ハインリッヒの法則に従った結果になる、そんな感じもあります。
特に現代では因果応報は悪い意味合いで使われることが多く、辞書にもそう記されています。
あくまでも結果に対する原因の紐づけが合理的でなければ意味がありません。
そうした意味では宗教団体の因果応報とは荒唐無稽の意味合いになります。

先祖が成仏できないのはあなたのこの悪い行動にあるからだ、あなたが今不幸の絶頂にあるのは先祖のこの
悪い行いによって生じている、こういった因果応報をぶつけて来たとします。
あなたはどう感じるでしょうか。
大方の人は相手にしないと思いますが、人間は追いつめられると精神的に不安定になって、こうした情報を
信じてしまう傾向があります。
これを何度もしつこく行うことで刷り込まれて、それによって抜け出せなくなっていくということが心理学
的にも明らかになっています。
カルト宗教団体もこうした心理学的な手段を使った刷り込みをしているらしいので、こうなって来ると詐欺
集団といっても差し支えないでしょう。
先祖と現世の人は確かに繋がっていると言えますが、物理的な影響(金銭や財産など)を除けば直接的な繋
がりは本来ありません。
現世の人同士が先祖同士のにらみ合いで関係がそのまま維持されていることはあります。
でも、冷静に見れば大義名分が先祖なだけで、直接的なポイントは現世の人同士の争いです。
仏教でいえば輪廻転生がある訳で、何度も生まれ変わるとすれば同じ家系に生まれることの方が難しく、お
そらくは輪廻転生があったとしても同じ家系に生まれる確率はかなり低いでしょう。
また、成仏するしないは亡くなった方の問題であって現世の人の問題ではありません。
冷静に考えれば、宗教の教義の本質をしっかり見極めればこういったことは考えられないはずです。
でも、人間が精神面の拠り所を頼りにする限りは荒唐無稽な情報も信じてしまうのでしょう。

今、特に心配しているのが陰謀論です。
様々な陰謀論がありますが、東スポや雑誌「ムー」にあるような話は罪がありません。
笑いや想像力を提供する陰謀論は問題がありませんが、陰謀論の底にあるのが無責任な考え方のように見え
、実は不安な心理を逃避に繋げるための心理行動にあります。
簡単に言えば、何かまずい状況を見た時に、見なかったことにしようという心理状態です。
起きた事実を見なかったことにするだけなので、事実は残ります。
都合の悪い事実や事象を自ら避けて、他者の責任や行動を原因として逃れようとする逃避行動の一種だと感
じます。
最近の占いでも結構出ていますが、不都合な事実から目を背けても事実はそこに残るので、更に悪い状況へ
社会を向けていくそんな動きも生じています。
本来は科学的に検証して再発防止の手を打つべき、因果応報の考え方が残念なことに機能しません。
こうした世の中なので科学的、心理学的な部分も重視しながら、占い・霊視といったものも組み合わせ、本
来のあるべき姿へフォーカスすることが占い師としての務めだと感じます。
鑑定する場合には特に事実との照合、科学的な検証は重要になります。
時々驚くような占い結果が出ますが、これも時間の連続で事実の積み重ねや科学的・心理学的な検証でなぜ
起こったのかは検証できます。
その考え方の基底にあるのが因果応報という考え方です。
こうした考え方を悪い意味だけで捉えず、正しく使っていくことが大事になります。
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