こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
船井電機は会社法等の特例で破産処理を裁判所に申請し、許可を受けて破産
処理が始まっています。
内情はわかりませんが不正な資金の流れがあって、損失を抱え込む上に本業
の体質改善も進まず、従業員が解雇となって職探しに走らざるを得ない状態
になっています。
そんな中で破産に異議を唱える元役員の動きなどもあって、増々複雑怪奇な
状態になっています。
経営破綻するまでの経緯を説明されることもなく、経済界に大きな波紋を与
え、製造業の厳しい実情も見せた船井電機の一件は今後どうなるのでしょう
か。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、世界のカードの正位置が出ています。
世界のカードの正位置は成就や完成、全体や完全、正確や理想といった意味
があります。
いったん決定を受けた内容を覆すことは難しく、今までも殆ど例がないとい
ってもよいですが、流れを変えるだけの変化は生じないでしょう。
ただ、不正な経営実態や法に触れる行為の摘発などは今後の過程の中で明ら
かにされそうです。
特に逃げている経営上層部は今後も訴訟のリスクに晒されるだけでなく、刑
事告発を受ける可能性もあります。
そうした経緯の中で資産処理が進む中で一部が船井電機の資産を受け継ぐ形
で残っていったり、従業員の中で起業や部分再建に向けた動きなど様々な形
で動きも出てきそうです。
これはこのカードの示す理想や成就といった意味が暗示しています。
まだ現時点では管財人である弁護士団の声明・発表などはありませんが、こ
れから旧経営陣や社外の問題行為に対する調査も出てくることになります。
こうした経緯の中で完全に破産ではなく、その他の処理への移行がないとは
言いませんが、資産としての価値がどこまで評価されるのかも課題でしょう。
次に環境条件ですが、吊るされた男のカードの逆位置が出ています。
吊るされた男のカードの逆位置は徒労や投げやり、限界や自暴自棄といった
意味があります。
今のところは表面的に淡々と進んでいる感じもありますが、これから明らか
になる事実の中には想像を超えるような大きな事実も含まれることになりま
す。
一種の企業犯罪といった感じではなく、不正な資金が外部に還流して、本来
はあるはずのない領域への資金還流など、事実が出て来ることになりそうな
ので、こうした点をどう突いていくかもポイントになります。
今のところは投資としての魅力もないとされる船井電機に対して、積極的に
関与するファンドなどはなさそうです。
ただ、この状態での経営破綻を単純に見過ごしてよいわけではなく、今後の
企業犯罪防止のためにも明確に追及を行うべきではあります。
まだまだ通常の破綻と同じ扱いに近い状態ですが、中を探れば大きな問題点
も出て来ることになります。
こうした流れが出て来るのかどうかが今後の展開のカギを握ることになるで
しょう。