本来はブログ更新の日ではありませんが、急遽村上ポンタ氏について追悼の辞を記したいと
思います。
本日、報道で氏の逝去を知りました。享年70歳ということで、長寿が当たり前化している
日本では早過ぎるともいえます。
スタジオミュージシャンとして、セッションミュージシャンとしての活躍は知られている
ところなのでここでは詳細を割愛させていただきます。
学生の頃から有名なドラマーでしたので、バンドをやっている人であればジャンルに関係
なく抜群の知名度がありました。
私はどちらかというと、フュージョン系でバンドをやっていることが多かったので、ドラマー
と話をすると好きなドラマーとして、スティーブ・ガッドと村上ポンタ氏は名前が必ずと
言ってよいほど挙がりました。
この二人を神として崇めるドラマーは本当に多かったです。
1980年代は国内外ともスタジオミュージシャンやセッションミュージシャンが大きく取り
上げられることが多く、歌謡曲やアイドルのアルバムにも氏の名前がクレジットされている
ことが多く、「やっぱ、ポンタは音が違うよな!」みたいな会話を集まってはしてました。
90年代以降はイカ天などの活躍で更に名前が知れ渡り、日本を代表するドラマーの1人と
して多くの方々の記憶に刻まれたと思います。
フュージョンをやっていると氏の名前は必ず出てくるので、ちょっと難しかったりすると
「これ、ポンタだから・・・。」と言い訳するのがお約束でした。
私はドラムはできないので何がどう難しいのかわかりませんが、ポンタという名前を出さ
れると、「まあ、そうだよな。」と思うしかありませんでした。
今、聴き返すとリズムのタイト感も評価されていると思いますが、音の抜けとかが凄いと
思います。昔は音源がアナログなので、デジタルな今と違い音のシャープ感に欠ける感じ
は否めませんが、音の輪郭だったり、粒立ちだったりは流石に今の時代に聴き返しても
凄みがあります。
そんな氏のドラムが過去の音源だけでしか聴くことができないのはとても残念です。
日本の音楽シーンを代表するスーパーミュージシャンがまた鬼籍に入ってしまいました。
氏のドラミングに影響を受けたドラマーは本当に多いと思います。
氏の大きな音楽シーンへの貢献に対して哀悼を捧げたいと思います。
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