こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回はウクライナ紛争で苦境に苦戦するロシアに対して、北朝鮮が支援を約
束したと噂される先日の首脳会談など、一連の北朝鮮のロシア接近の影響を
占ってみました。
従来は北朝鮮の支援は中国が実質支配していましたが、ここにきてロシアへ
の傾斜を強めています。
さて、北朝鮮を巡って中ロの関係には大きな影響が出るのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、吊るされた男のカードの逆位置が出ています。
吊るされた男のカードの逆位置は徒労や痩せ我慢、投げやりや自暴自棄、限
界や欲望に負ける、自業自得といった意味があります。
ロシアも北朝鮮もそもそもが国際社会から孤立して理由として身勝手な自身
の行動が根底にあります。
こうしたものは強権国家であっても簡単には受け入れられず、多少距離感の
ある形での付き合い方となります。
まさにこの両国は追い込まれた形で繋がるしかない状況にあり、切羽詰まっ
て仕方なくお互いに歩み寄った状況であることを暗示します。
本来であればロシアの方が上の立場にありますが、今回ばかりはそうもいか
ず、立場は平等といった感じになっています。
吊るされた男のカードの逆位置の表すワードはすべてこの両国の状況そのも
のと言ってもよいでしょう。
仕方なくそうせざるを得ないというのが実態です。
それに対して中国は多少メンツを潰された感じもありますが、ロシアが倒れ
ても北朝鮮が倒れても国益にはなりません。
そのため、中国の立場としては限界があって成り行きに任せるしかないこと
を示しています。
中国もロシアや北朝鮮の身勝手な行動に手を焼いていましたが、ここまでく
ると中国も自業自得といった感じになっています。
すでに反米シフトの中でも中国の統制は効いていない状態を表しています。
次に環境条件ですが、塔のカードの正位置が出ています。
塔のカードの正位置は崩壊や災害、悲劇や悲惨、惨事や被害妄想、トラウマ
や破壊、洗脳や破綻、意識過剰といった意味があります。
ロシアも北朝鮮も精神的にはかなり追い込まれており、この関係性が強まっ
た場合は双方とも自滅するリスクが出てきます。
また、これは中国にとっては一種理想的な展開にもなりますが、対米対立を
すべて自身が被るリスクでもあり、これは中国としては望ましい姿ではあり
ません。
いずれにしても、程よいところで中国が両国の間に入って懐柔し、双方のこ
れ以上の関係強化に繋がらないような対応を中国自らがしなければならない
のが実態のようです。
ただ、中国も一枚岩ではなく、世論操作によって領土拡大などの信仰も大き
くなっており、その急先鋒なのが人民解放軍だといわれています。
彼らがロシアや北朝鮮に介入する事態を避ける必要がありますが、習近平政
権に人民解放軍を抑えるだけの力はすでにないと考えられます。
かなり人民解放軍優先の政策が進んでおり、現場判断で勝手な行動が起こり
得ることを示しています。
中国にとってもバランスを取って、不幸な事態とならないようなさじ加減が
重要となるでしょう。
中国にとってはあらゆる意味でロシアと北朝鮮の接近は良くない要素である
ことは間違いなさそうです。