竹中が飲み残した野菜ジュースだ。
よく見てもらえれば分かると思うが
パンパンである。
わいている耳をさらに練習でぶつけ
一段と大きくなる。
これを何回か繰り返した後のような
パンパンさである。
恐ろしいを通り越し
おぞましい。
今にも破裂しそうである。
パッケージはこの膨張になんとか持ちこたえているが
今にも引きちぎられそうである。
爆発の刻限は刻一刻と迫っている。
爆弾犯である竹中は責任を取り
この爆弾の解体処理に赴くのであった。
爆弾を慎重に運び出す。
目的地はシャワー室。
ここなら
もし解体に失敗し
内容物が周辺に撒き散らされても
事後処理はなんとかなる。
爆弾の処理にはいくつかの方法が考え出された。
・普通にキャップを開ける。
・針で刺してみる。
・やっぱり放置。
針で刺してそこから一気に
ぴゅーーーーーっ
と吹きあがるのはちょっと見てみたい気もする。
一年目、小坂は言う。
以前TVで発酵したのほっといて爆発する映像みたことありますよ!
竹中の緊張は一気に増した。
恐怖心を植え付けられてしまった。
そしてその恐怖は新たな悪いイメージを生む。
キャップを開けた瞬間
一気に吹きあがるのではないか…?
針を刺したら
その穴に応力が集中し
亀裂が生じ
そこから一気に爆発するのではないか…?
恐れる竹中
だがやはり
ほっといて爆発させるわけにもいかない。
近くに落ちていた?タオルを持ち
タオルで爆弾を包み込む。
おいおいおい!
そんな白い格好で大丈夫なのか!?
被害は未知数だぞっ!
竹中はゆっくりゆっくり
ゆっくり
本当に
ゆっくり
キャップをひねる。
その動作から竹中がどれほどの恐れを持っているかが
ひしひしと伝わってくる。
そして
ついに
…
ぷしゅっ
…
ぷしゅーーーーーー。
あのパンパンな状態からは想像もつかない軽い音。
漏れる気体。
…
うん
まぁ…
無事爆弾処理終了。
が、ニンジンが腐ったような臭いがあたりに立ち込める。
しまった!!
爆発に気を取られて忘れていた…
こいつは
爆発の危険性もさることながら
その毒ガスの脅威が・・・・
とりあえず
道場でぶちまけることにはならなくて一件落着?
この発酵ガスが抜けた後の野菜ジュースをよく見ると
下からプクプクと気泡が出てきている。
どうやら
異常なガス圧により
液中に無理やりガスが溶け込んでいたのだろう。
これを見て
早めに処理をしておいて良かった
と思う一同であった。
以上、林がお伝えしました。
コメント一覧
Unknown
Unknown
最新の画像もっと見る
最近の「部員日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事