以前
自転車で外を出歩いていた時のことである。
信号が赤なので昔の広瀬君のようにお行儀よく信号を守った。
横断歩道の反対側にはおばちゃんがいた。
そして待つこと一分
信号が青になり
自転車をこぎ出した。
おばちゃんとあと少しですれ違うという時
おばちゃんが妙な行動に・・・
急にそわそわしたかと思うと
「ひゃぁー!自転車だ!あぁ怖い怖い、あぁ怖い怖い怖い、あぁ怖い」
小声で物っすごい勢いで怖いを連発された。
そこまで言わなくても・・・
こっちが怖いくらいだ。
なんかとても悪いことをしてしまったようで
そのあと自転車を降りて
トボトボと自転車を押して歩いた。
今度は高校の時の話
自転車で
ゆるい坂を下っていた。
そこは
裏道のような感じでちょっと静かな感じで、近くに公園がある。
その時は
部活かなんかの帰りだっただろうか
昼過ぎぐらいで
しかも天気が良く
とても気持ちい感じだった。
ゆっくりと時間が流れるという言葉ががとてもよく似合う。
ぼーっとしながら自転車をこいでいると
少しよろけてしまった。
きゃー!!!!
僕のゆっくり流れる時間を引き裂く声がした。
後ろを振り向くと
物凄い勢いでおばちゃんが自転車を走らせていた。
僕は
そのおばちゃんがブレーキをかけて止まり
口うるさく怒られるのを想像したが
・・・
きゃー!!!
と言いながらブレーキには手も掛けず、走り去っていった。
後には茫然とそこに立ち止まるボクと、静かな街並みが残された。
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