前回の続きです。
~あらすじ~
支笏湖までチャリで来た中島だったが、来てみると何も無かったのですぐに帰ることに。知ってたけど。
②支笏湖→千歳
なぜ千歳?と思う人もいるでしょう。
札幌から支笏湖まで向かうルートは大まかに2つあり、一つは
「山道が続き起伏が激しいものの、距離の短い230号線→453号線ルート」
もう一つは
「36号線→46号線で千歳市へ、そこから16号線で向かうルート(比較的平坦だが距離が長い)」
です。
行きの山道ですっかり気力を削られた僕は、後者のルートで帰ることにしました。
湖畔の小屋を出発して、支笏湖を約0.25周。
夕陽に照らされた支笏湖が綺麗でした。(写真なし)
16号線からはほぼ一本道で、車道に沿うようにサイクリングロードが整備されていました。
使わない手は無いと利用させてもらいます。
車の運転手からすると自転車乗りはジャマでしかないですからね。
車道で横を追い抜いていく車がかなり間隔を空けて走ってくれるのを見てありがたくも申し訳なく思います。
まあどうせ走るので何も関係ないのですが。
サイクリングロードの脇には休憩所が所々に置かれていました。
このサイクリングロードは「支笏湖スカイロード」と言うらしい。
なんでスカイ(空)なんですかね?
僕の通っていた高校でも敷地の外周を「スカイライン」略して「スカラン」と呼んでいました。懐かしい。
これは関係ないですが、Googleで「スカイロード」と検索したら、いかがわしいページが出てきました。
脱線しました。
休憩所に立てられていた看板です。
ヒグマは怖いです。
ちょうど少し前に日高山脈で起きたヒグマ騒動のドキュメンタリーを観ていたので、遭遇は避けたいところです。
興味のある人はWikipediaなりで獣害事件を調べてみると色々出てきます。
※自己責任でお願いします。
そういうことでサイクリングロードをひたすら走ります。
看板の案内にあった通り緩やかな下りが続いたので、疲れることはありませんでした。
ただ、サイクリングロード脇の森から熊が出てきたらどうしようかとビクビクしてました。
倒木が熊に見えたり、たまに動く影があったような気がして怖かったです。
この頃から急激に気温が下がってきたので上着を羽織ります。
これは小樽に行ったときの教訓ですね。北海道は夏でも夕方になると気温が下がり、薄着のままだと風邪を引きかねません。
多少かさばったり重くても、外で過ごす用があるなら厚手の上着が必要です。
そんなこんなで千歳に到着。
お腹が空いたので、セイコーマートのカツ丼を食べました。
あのカツ丼は美味しいのでたまに無性に食べたくなります。
離札したら恋しくなるでしょう。
そういえば小笠原さんがこの日に青森に帰る予定でした。
新千歳空港までは7.4km。行けなくはない距離です。
空港で見送りができるかもと思いましたが、どうやら飛行機ではなくフェリーで帰るそうです。残念。
支笏湖出発が16時45分くらいで、千歳到着が18時25分。
走行距離は35kmでした。
③千歳→自宅
最も長く感じました。
千歳到着時点でほぼ日没でした。
ここから札幌まではほぼ一本道で楽なのですが、暗くなって景色を楽しめなくなったのでつまらなかったです。
最速で帰ることを目的としてひたすら自転車を漕ぎました。
写真もほとんど撮ってません。
印象的だったのは、全く灯りの無い道路が恵庭くらいでちょくちょくあったので怖いな~と思ったことです。
北海道特有なのかは分かりませんが、自転車に乗る人は明るいライトが必須です。
そういう場所で人とすれ違ったりすることはほぼ無かったので接触事故の心配は薄かったですが、前方の路面状況を見極めないと危ないこともあるので。
千歳出発が18時30分で、札幌到着が21時くらいでした。
走行距離は39kmでした。
合計すると120kmも走ってました。
これまで一日で走った最長距離が40kmだったことを考えると、とてつもない進歩ですね。
ロードバイク恐るべし…
もはやこれは旅ではなく足の筋トレでしたね。
合宿の延長みたいな気分でした。
でも楽しかったです。
最後の千歳からの一本道もひたすら漕いでただけでしたが、意外と悪くなかったような気がします。
自分は旅の景色を楽しむのが好きなのだと思っていましたが、自分の力でスピードを出して走るのも嫌いではないようです。
それに、この旅によってロードバイクの運転技術が上がったと思います。
ポジション変更や変速の重要性も体験できましたし、単純に上手く乗り回せるようになれました。
そういうわけで、これで終わります。
これからもオフに遠出してみたいです。
三木にブログ振っときます。
これで二度目か三度目だけど…
あ、あと合宿後の飲み会・カラオケの様子も誰か書いて下さい。三木でもいいよ。