土地を買収していき、通行料や利用料などを取ってお金を稼ぐゲームだ。
照本、高橋は可もなく不可もなく世渡り上手的な展開だった気がする。
事業に手を出して、破産もしかけたけど。
僕は鉄道会社を三件経営し、安定した収入を得ながら、
破産もせず、しかし冒険もせずといった、公務員プレーに甘んじていた。
竹中は、リゾート地にホテルを建てたところまでは良かったが、
建設費用で自らの資本が底をついてしまい、あっという間に一文無しに転落して
せっかく建てたホテルも競売にかける羽目になっていた。
真井は、富士山と東京タワーという、このゲームの中で特に高い収入を得られる
土地の買収に成功し、そこから得られる収入で着々と資本を増やして、
事業の拡大、さらなる土地の買収などを繰り返し、ゲーム後半には
真井財閥を築きつつあった。
大瀬は、何のこだわりがあるのかは知らないが、あまりお金にならない
食品業に幅広く手を出し「大瀬フーズ」を展開していた。
真井に次ぐ資本を持っていたものの、経営戦略が皆無で、
真井独走態勢をひっくり返してゲームを盛り上げるという立ち位置にいるにもかかわらず、
「真井さぁ~ん、次どうすればいいんですかぁ~?」
などと言って、経営の舵取りを他人任せにするというボンボン経営をしていた。
周囲からの評価はまさに”ダメ社長”だった。
モノポリーはルールが難しいが、意外に面白いゲームだった。
またのいつかやりたいな。
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山本
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