兎月庵日記

五句三十一音詩は名称を変えつつ時代の波をくぐり抜けてきた。衰退と復活、上記視点から五七五七七の未来図を航行しています。

11月14日(木)

2024-11-14 21:57:29 | 日記

市の特定健診を木田クリニックで受診した。あいかわらずの混みようで、終わって帰ってきたのは12時を過ぎていた。私の歩くのが遅いせいもあるが。筆王の追加を少し、やらないよりましな程度であるが、する。歩数は6,028歩だった。

*******
『一本亭追福狂歌集』

性根をもみかくとよみし其人も涙の玉ときえてはかなき
                        木村止晴
成仏をしきミの花の一本亭きやうか陀羅尼を読て手向ん
                       髙井ちよ女
大根の一本亭ハなく成てのこるはなのミ水くきの跡
                        太田浮木
ほをもつてかかふる筆の一本亭かきけす様にきれし命毛
                        平山花雪
からさほの一本亭ハ惜やおし哥をこなせし翁なりしに
                        内藤少九」(十六オ)
菩提樹の一本亭と弔らハん玉のかこうたみるにつけても
 *「玉のかこうた」=「玉の加護歌」。
                        三橋袋口
何なりとよむか手向しや南無阿弥陀なむあみたふと合す手にをハ
                          荒川和流
はやく落る栗のもと木の一本亭残るこのミは何を拾はん
                          小林其柳
いろは假名かきし手本の一本亭ちりぬるをさそ誰も惜まめ
                          平田呉道
雲井まて香をとめ置て死出の旅へはやたちはなの花の一もと
     秋の頃物故のよしきゝて」(十六ウ)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿