兎月庵日記

五句三十一音詩は名称を変えつつ時代の波をくぐり抜けてきた。衰退と復活、上記視点から五七五七七の未来図を航行しています。

11月15日(金)

2024-11-15 21:03:55 | 日記

朝6時、洗濯物を干す、昨日の特定健診の疲労感が残っている。日曜日の知事選の動向を検索していて、大変なことになっていることに驚く。「いなむら和美」危うし、なのだ。がんばれ「いなむら和美」! 終日家居、歩数は1,382歩だった。

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『一本亭追福狂歌集』

                          清水亀遊
空になりしふようの花火ひなふりの道に名たかく上りしものを
                          山本道藤
宗匠とあほくうちはの一本亭惜や常なき風に誘はれ
                           南花栄
哥の道にミをつくしなる一本亭ぬけて難波の名残をしてる
                          小栗紫篁
はかなやについにちり行ふよう花の其一もとの根にそ帰りて
                          髙井守由
手向哥つくるにいとゝちからなしうせにし針の一本の主」(十七オ)
                          小出朶雲
はた棹の一本亭と弔らハん常なき風になひかれし身を


     一本亭のぬし東武にて身まかり給にけるを
     つたへきゝて 本歌            川井立齋
消し世をその一本の草の名にしたふもあハれむさしのゝ露」(十七ウ)
     たらちをの別れをかなしミて
                          松涛ひさ女
長かれと思ひしこともちからなや一もとゆひのきれしこころて
                          松涛梅郷
孝の道に仕へしるともたらちをのなけきにふかく悔むわかれ路
     つまもろともにあつまに下りけるに終のことに
     先たてちからなく我ハ故門に帰り過しこと
     とも思ひつつけて             松涛民女
関の戸の明てもくれてもおもひ出ぬ吾妻の旅を忘れかたみに」(十八オ)
*「関の戸」=「関所の門。関門。せきど。また転じて関所」(デジタル大辞泉)



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