語るに足りる、 ささやかな人生

所謂、コロナ以前、コロナ以後、コロナと共に生きていく
というテーマで、自身の病気のこと、体調、雑文、日記、備忘録

2040年 生命の旅 (入院・手術に向けて編)

2020-12-09 12:23:49 | 人生
カウントダウンが始まりました。

新型コロナの感染者・陽性者の増加は、
予想通りというか、わかっていたことです。

これからの対策・予防・対処は、
政府・自治体・医療機関等に期待できないので、
個人で自己防衛する手段をとるしかありませんね。
といっても、手指消毒・マスク・三蜜を避けるの原則と、
それぞれが、自己免疫力を上げる様々なものを試されているのは、
今や常識です。

ここでは、論是ませんが、数字だけを声だかに叫ぶ、メディア。マスコミ。
毎日のように出てくるご意見番・コメンテーター・出演者の何万分の一かのギャラ、所謂、番組制作費・媒体料・広告費の一部を、
医療・医療従事者・それに付随するものに、前向きに、具体的に有効的に即効的にに寄与・寄贈できないかと思う私見です。
政府・自治体を充てにできないならば、
そのことを一人でも発言しすればいいと思うのは、
わたしだけでしょうか。

話は戻し、
「あれ、もう手術も済み、順調に回復されていたのでは・・・」
と思われたでしょうが、
足は、もう一本あります。
今度は左足です。
実は、症状が現れて痛み出し、
歩行困難になったのは左からなんです。
もう、骨頭の先は壊死により潰れています。
今は、痛みが消えていますが、
歩くとやはり違和感があります。
時間の問題です。
そこで、右足と同じように、
人工関節置換術を行い、人股関節にします。

それが、今週となってしまいました。
コロナの感染者・陽性者が増加している、
今入院・手術を、躊躇したい感情もありましたが、
それらを見越して、7月に両足とも年内に手術することを希望していましたし、
若干わたしの予測より、感染率の増加は早く来ましたね。

私の居住地にある、発熱外来の病院もクラスターが発生し、火消しにあたっています。

そこで、復習です。(前回の右足)

入院前にもらったパンプレットのパワポの資料に簡単にまとめていますので、それを参考にしましょう。

〇手術前日
・お風呂に入ります。
・爪切り・髭剃り・マニキュア・化粧は落としましょう。
・T字帯(褌みたいなもの)を1枚購入してください。(実際は介護用パンツのほうが便利)
・手術後は足が腫れますので、二回りゆったりしたパンツを用意してください。

〇手術当日
・浣腸をします。
・点滴をします。(私は、3か所医師に失敗されたので、今度はなれた看護師さんにやってもらってください。(笑))
・弾性ストッキングをはきます。)(のちにポンプ装置をつけますが。血栓予防ですね。いわゆるエコノミー症候群です。)
・入れ歯・銀歯・コンンタクトレンズ・金属類をはずします。

〇手術当日
・尿の管がはいります。
・排便時はベッドの上で行います。
・血抜き管(ドレーン)が手術した方の足に入ります。
・足に空気圧迫式(フットポンプ)をつけます。(静脈血栓予防の為)
・指示があるまで、飲水・食事は出来ません。
・点滴は普通看護師さんがされると思うのですが、
わたしの場合、担当医師が来られて、点滴の針を刺されたのですが、3回も失敗し、人間モルモット化したので、普段慣れてる看護師さんにまかせてほしです(笑)
・いざ手術台に登るのですが、麻酔に関して、前日のオリエンテーションに聞いていた麻酔術を省かれた説明を聞いたのですが、直前に言われたので、肯定も否定も出来ません。結局、全身麻酔で寝ていたので、術中の痛みとか違和感はありませんでした。
・目が覚めたのは、もうICUの中でした。夢を見たのですが、肩を叩かれる感覚があったので、目を開けるとそこはICUでした。せっかく、夢の続きをみたかったのに・・・

・術中の大量出血でかなり血圧の低下があり、(普段から低いほう)、上は80を切っていたので、輸血の準備をされていました。
しかし、センターにはA型が不足しており、O型なら用意できるとのこと。
あー、とうとう輸血かと思ってたら、様態が落ち着き、血圧も100台をキープ。輸血せずにすみました。輸血していたら、ちょっとは”へんこ”な性格が変わっていただろうか。(笑)

・しかし、そこから眠れません。こんなにも時間の経過が遅いのには驚きました。一時間が180分ぐらいに感じました。(元来、時間の概念とはなんでしょうか)大体はしょうもないことばかり考えしか起こりませんが、今までおこったこと、なぜ、心臓病患者とかは、文章を書かないのかとか、表現とはなんなのかとか、世界はこれからどうなり、自分はそこで、どんな役割があるのかとか・・・
真面目も不真面目な内容を含めても、自分の頭の許容範囲を超えてしまいます。
そうして、朝になりましたが、ICUをでたのは、→一般病棟に11時過ぎに到着。「あ~腹減った・・・」

・リーダー的な看護師のユニフォームがアディダスだったのが印象的でした。

と長くなりました。

突発性大腿骨骨頭壊死症・変形性関節症・人工関節
については、専門的な医療関係者などのHP/YouTube等に詳しく述べられています。便利になったものです。

私は、それらの専門的知識ではなく、多くの患者が思う・不安・不満・QOLなど感じたことをこれからも書き込んでいきたいと思っています。

新型コロナだけではありません。

多くの疾患・病気・障がいを抱えた方々が生きています。

また、地球は人間だけのものでもありません。

残された人生、”希望”という文字を考え行動していきます。


今日一日が穏やかでありますように。


※歩くことが困難になるまでの散策

https://youtu.be/pxfdFAp-Fdw














富貴天

2020-09-03 21:36:55 | 人生

富貴天に在り
(ふうきてんにあり)


金持ちになったり出世したりするのは、

すべて天命によるものであるから、

じたばたしても仕方ないというたとえ。

〔類〕運は天に在り/死生命有り 
〔出〕論語(ろんご)


  • #城
  • #風雲たけし城
  • #富貴
  • #風雲
  • #風雲急を告げる
  • #富貴天に在り


AlwaysーRailways ~人生に終着駅はない~

2020-08-16 14:48:24 | 人生
お盆も終わろうとしていますが、

いろいろと考え直すにも、いろいろありすぎて、

いろいろなものがオーバーヒートしそうですね。

クールダウンになるかどうかわかりませんが、

また、映画です。今度は邦画です。

今まで数々の映画を見過ぎたせいでしょうか、
自粛期間中やお休み期間も、却って観てません。
新作を観ようと思うのですが、あまり食指が動くものがありません。
かと言って、旧作を再び三度(みたび)観ようとする、
気力も失せ、
体力もありません。

しかし、
まだまだ、
観ていないものがあるものです。


『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』に続く、富山地方鉄道運転士のドラマを描く、地方鉄道を焦点にしたRAILWAYSシリーズ第2弾。 
ですが、一作目もよかったのですが、これは観ていませんでした。
10年前ぐらいの作品ですが・・・

「いちばん近くにいるのに、一番わからないあなた。」

「人生は鉄道に乗った長い旅 。」


定年退職を1か月後に控えた電車の運転士・滝島徹は、妻・佐和子から結婚を機に辞めていた看護師の再就職を宣言される。突然のことに二人は口論となり、受け入れられなかった佐和子は家を飛び出してしまう。本当の気持ちが伝えられず、すれ違う二人の想い・・・。
雄大な北アルプスの立山連峰を望む富山地方鉄道を舞台に夫婦の愛と絆を描く



この春、
富山に久しぶりに旅しよう思ってましたが、
コロナ過で断念しました。

2006年の暮れぐらいから、2007年の冬が終わる頃に行った記憶があります。
とあるSNSの日記に残っていました。(SNSのはしりぐらいですね。)

映画の感想は、
こんなにも、元西武鉄道の5000系レッドアロー号と富山の立山連峰をバックにした風景が合っているとは思いもしませんでした。
私は関西出身ですので、西武鉄道に馴染みがないのですが、

あのレッドアロー号が、富山の地で第二の人生を送っていたのは知っていましたが、また富山地方鉄道で実際に乗ったことがあるので、感慨深いです。

映画の内容と相まって。

惚れ直しました。


いい映画でした。

富山のその地方鉄道、路面電車、古い街並み、新しいライトレール。

新旧混ざり合った、人間模様も混ざり合った内容でした。

例え、夫婦であれ、親と子であれ、男であれ女であれ、

それぞれの人生を送っているのだなと。

そして、

人生に終着駅はなく、
そこはまた、
始発駅でもあるのだと思い直しました。














八月の鯨

2020-08-11 08:29:56 | 人生
また、主題がはずれますが、

今まで3000本以上観た映画(劇場で)、ビデオ、DVD,オンラインを含めると、
5000本ぐらいは見ている人生ですが。

約23年ぐらい前にみたのかな?

思い出した映画があったので、お盆休みの方もそうでない方も一度どうぞ。

「八月の鯨」

The Whales of August

リンゼイ・アンダーソン監督による1987年公開のアメリカ映画。

「人生の半分はトラブルで、あとの半分はそれを乗り越えるためにある。」

アメリカ・メイン州の小さな島で暮らす老姉妹(リリアン・ギッシュ、ベティ・デイヴィス)の夏の日々を淡々と描く傑作
撮影当時、リリアン・ギッシュは93歳、ベティ・デイヴィスは79歳であった。


サラ(リリアン・ギッシュ)とリビー(ベティ・デイヴィース)の姉妹は60年来、夏ごとにメイン川の小さな島にあるサラの別荘にやって来る。そこの入江には8月になると鯨が来る。少女の頃、彼女たちはよく鯨を見に駆けていったものだった。しかし、それも遠い昔のことになった。リビーは、第1次世界大戦でサラの若い夫が死んだ時、彼女の面倒をみた。しかしリビーは病のため目が不自由になり、今度はサラが2人の人生の責任を持つようになる。リビーはわがままになり、言葉にとげを持つようになっていた。他人に依存しなければ生きてゆけない自分に腹を立てていた。彼女たちの家には、幼馴染みのティシャ(アン・サザーン)や修理工のヨシュア(ハリー・ケイリー・ジュニア)、近くに住むロシア移民のマラノフ氏(ヴィンセント・プライス)らが訪ねてくるがリビーは無関心を装う。ある日、サラはマラノフ氏を夕食に招待した。リビーとのいさかいで、料理はちょっと失敗だったが、お互いの昔話に2人は時がたつのを忘れた。だがマラノフ氏は、リビーのとげのある言葉に傷ついて腰をあげる。サラは姉のことを詫び、「貴方は1人かも知れないけれど、自由でうらやましいわ」と言うと、貴方はロマンチストだと笑って、マラノフ氏は帰っていった。リビーは何よりもサラが去って一人ぼっちになることを恐れていたのだ。やがて彼女はヨシュアが勧めていた、大きな窓を別荘の居間の壁に取り付けることを認めることで自分の思いをサラに届けようとした。そして再び鯨を見ることを夢見ながらの彼女たちの暮らしは続いていった…。 




映画は2,3時間で終わるけど、人生はいつまでかはわからないもの。

80、90まで生きる自信はないけど、長生きした分、いろいろありますわな。






思うようにいかない時、それはどう生きるかの問いだ

2020-07-26 12:17:52 | 人生
長雨と集中豪雨の間に、7月も終わりに近づいたことに気づかされた日曜。

あと少しで梅雨も明けるからね。

自分が痛いだの痒いだのの日々の憂鬱よりも、

豪雨によって、人、家、山々、人生が流され、

感染症にはいつまでたっても、数だけを叫ぶマスコミに厭き厭きし、

有効的な手段はアルコール消毒・マスク・蜜を避けるの原則しかなく、

いくら経済的な手段を講じても、永遠の禅問答のように感じられ、

正解は何もないこの世界。

世界はまるで”ちゃぶ台返し”のようだと言っても、

”ちゃぶ台”を知らない世代が関の山。

しかし、

また、脳裏に「尊厳」と「安楽」という文字が重いテーマとしてのしかかる。

最近起こった(実行されたのは昨年)、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者から依頼を受け、薬物を投与し殺害したとして、嘱託殺人の疑いで医師2人が逮捕された事件で、 

ここでは、自分のQOLのことを書き込む用としたが、
究極的に迫られる命題かもしれないと思ったからだ。

事件の解明は今後の捜査を待つしかないのだが、

「尊厳」と「安楽」

《自身もALS患者で、NPO法人「境を越えて」理事長の岡部宏生さんの話》 

私は48歳でALSを発症し、死にたいと何度も真剣に思った。でも社会の支援を受けて、こうして生きている。生きてみようと思えたのは、明るく前向きに他の患者や家族の支援をしている先輩患者を見たからだ。あんなふうに生きたいと思うようになった。
 ただ「生きたい」と「生きていける」とは違う。介護保険や障害者の生活支援サービスを十分に受けられ、介護者を確保できなければ、すべて家族に頼ることになる。経済的なことも含めて家族に負担をかけたくない、と生きることをあきらめる患者は多い。私も介護態勢をつくるまでに時間がかかり、ぎりぎりのタイミングで人工呼吸器をつけられた。
 「安楽死」には明確に反対だ。「安楽死」と同じように社会で使われている言葉に「尊厳死」があるが、自分でご飯を食べることや排泄(はいせつ)ができなくなるのは尊厳を失うことなどとされる。そうなのか。もしそうなら私は尊厳を失って生きている。
 尊厳という言葉でくくるからわかりにくくなってしまうが、尊厳死を選ぶということは、自分はこういう状態なら生きていたくないということ、つまり自殺そのものだ。これから社会の中で安楽死が議論されるなら、自殺をどう考えるのかを明確にしてほしい。
 今回はSNSを通じて患者と医師が知り合ったと報じられている。ALS患者は強烈な孤独感や孤立感に悩まされているので、その心の穴を埋めたくてSNSにつながりを求めることがあるかもしれない。コロナ禍では今まで以上に孤立しやすく、こうした傾向が強まらないか心配だ。


というテーマはそう簡単に答えが出るものではない。