気が付けばもう、7月も終わりじゃないか。
いろいろな意味で、
全国民、いや世界中の人々が歯痒い思いをされていると思います。
いや歯痒いどころか、激痛にすでに移行している。
私事では、昨年の秋頃から、歯の違和感を感じていた。
下の歯の歯(歯茎)が何とも言えない歯痒さ、痛みはないのだが、
朝なんか、詰めていた歯の銀歯が溶けているんじゃないかと思う味覚。
20年来通った歯医者があった。
何か調子が悪いと一回(時間はかかるが)、あるいは数回で治療してくれる都合の良い歯医者だった。
巷には歯をちょっとずつ見て、3か月も通わないといけない歯医者がざらだが。
(そのうち、別の個所が悪くなって、歯医者のループ状態。そうやって、歯医者ってもうかるのか?)
一応、信頼はしていた。
クリーニングも半年に一回行ってたし、家ではちゃんと歯を磨いていたし、フロスはちょっと面倒なのでサボっていたが、メンテナンスをしていたつもりだ。
しかし、違和感がなんかあった。
「なんか歯が歯痒んですよ」
と何回かいったが、
「ハッ、ハッ、ハッ、」
と高笑いするのだ。
一応、レントゲンやらは撮ってくれたのだが、なんか削ったりするだけ。
私は歯周病を疑ったのだが、歯茎はキレイだという。
信用していた先生なのだが、
ちょっと不信に思うことがあった。
気分にムラがあるのだ。
あるときは、明るくよくしゃべりかけてくるのだが、
全然、しゃべらない事もあった。
まぁ、人には気分のムラがあるもんだしね。
しかし、なんとなく暗くなっていた。
そう云えば、昔は助手の歯科衛生士の人も何人かいたし、
先生ももう一人いたようだったかな。
受付も若い女性だった。
そのうち、先生一人になり、
助手は奥さんになり、受付も兼任していた。
そりゃ、歯科医院も過当競争だもの、今やコンビニ並みにあるし、
経営も大変なのは察するところある。
でも、親切に説明してくれたし、感じは良かったのだが、
ある時から、雰囲気までもが暗くなっていた。
もちろん、診療所は小綺麗で清潔に保たれていたし、
待合室は完全予約制なので、待ってる患者さんは滅多に被らないのだが、
大体が前に患者さんがいない。
待合室の照明が悪いのか、何となく薄暗い。
一つ不信なことがあると、全部が不信に思えてきた。
それで、二十年来のお付き合いを辞め、
別の歯科医院をインターネットで必死に捜し、
信頼おけそうなところをみつけた。
それが、
正月の三が日が過ぎようとしていた頃、
そう、今年の正月は、歯痒いから、激痛に変わっていた。
市販鎮痛剤も効かない、そのうち失血もしてきた。
歯のツボを探して押した、アイスノンで一日中頬にあて冷やした。
いくらかマシになるときもあったが、そのうち悶絶な痛みだ。
子供の時も、虫歯でショッチュウお世話になったが、
大人になってからこんなに痛んだのは初めてだ。
しかも、50代も半ばを超えて、正月から涙がチョチョ切れるぐらい痛んだのは。
転院して正解だった。
そこは駅前のテナントにある綺麗な歯科医院だったが、
親子三代続く、地元では名のある歯科医院だった。
正月明け、メールで症状を伝え、急患で診てくれた。
酷い場合は飛込みでもいいそうだった。
結論は奥歯に被せていた金属と金属のあいだの正常な歯の間に炎症がおこっていたのだ。
すぐに被せていた金属を取ってくれた。
それで、歯のクリーニングも全体にした。
炎症が消えるまでは、毎週歯のクリーニングに来て下さいということだった。
その医院は大先生以下、主の先生、歯科衛生士が4人ぐらいいた。
しかし、
その歯のクリーニングの痛いこと。
歯の痛みは治まったが、毎週歯のクリーニングが悶絶だ。
歯と歯茎をキレイにするのだが、何か罰をうけているようだ。
それと、巷では新型コロナの感染が徐々に広まってきた。
「早く終わってくれないかなぁ~。」
でも、最初にくれた鎮痛剤と抗生物質は2日だけで、
あとは「日にち薬」。
自己免疫力で治さないといけなかった。
どんな病気もそうだが、最後は自己免疫か・・・
なんとか、炎症も収まり、
新たな冠を被せたのは2月の中旬だった。
「一応、仮の接着剤なので様子を見て、本チャンの接着剤を入れに来てください」
と言われた。
世間では、まさに自粛期間中。
「STAY HOME」
していたが、
今度は反対側の歯茎が痛みだした。
感染拡大にはなっていたが、すっかり出不精になり、
反対側の歯茎の痛みはなんとか自力で治したが、
ホンチャンの接着剤はそのまま・・・
他の病気のセカンド・オピニオンは必要だと思っていたが、
加齢と老化は、頭とか目とか歯とか、臓器とか、いろいろな関節とか・・・
いろいろと面倒なことが増えると実感した。
11月8日は「いい歯の日」ですが、
明日、
8月1日は「歯が命の日」だそうです。
(感染症には「歯磨き」「舌磨き」は有効。)
芸能人は「歯が命」と言うCMがありましたが、
「歯」は人類・生物にとってまさに「命」の入口。
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