長らく放置していたブログに戻ってきました。
実は、前に虐待体験の実話を書いたのは、身体の具合が悪いからわたしも長くないな、ということに気づいて書き残そうと思ったのでした。この世のどこかにひそっと真実の欠片を遺しておきたくなって…。わたしはソーシャルメディアのアカウントは、自分の名前を冠したXもアメブロもfacebookもインスタもnoteも、他にいやというほど持っているのですが、あえて誰にも知られていない匿名ブログを開設したかった。社会的な顔と紐づいていない、わたしの知り合いが誰も見ないようなネットの片隅に、誰にも言っていない真実を潜ませておこう、ということで。
そして、余命2か月と決まっている今、最後の本音をちょこっと書き残そうと思って、またこのアカウントを活用することにしました。
あと2か月でこの世にさよなら、って結構すぐだと思うのですが、実はまだ仕事の依頼が来ていたり、またうっかりそれを引き受けてしまったりしていて、旅立ちの実感が今ひとつない。なんだかフワフワした気持ちです。幸いにしてそれが好きで楽しい仕事なので、最後その執筆ができてよかったなあ、という感じでして。
なんでそんなにきっちりと「余命2か月」って時間軸が決まっているのよ、と怪訝に思われるかもしれませんが、今流行りの「あれ」を手配してあるからなのです。(もちろん、治らない病気であるという基本があってのことです。)が、ここでは今流行りのあれについて詳述したり、段取りを人々に解説したりしてあげる気はないし、また個人的な闘病記を繰り広げるつもりもありません。ただ、感情として言いたいことをちょっと言っておきたいだけです。
まあ、先ほど言ったように、仕事の執筆の方を先にやらねばならないので、暇を持てあましてここに縷々書き連ねるという感じにはできない、ちょっとした走り書きにしかならないのですが。海に投げたボトルに手紙が入ってるみたいな感じで、偶然拾った人は読んでください。(いや、別に読まなくてもいいですが…。)
というわけで、「第二部余命2か月篇」を、数回連載いたします。