モータースポーツに関して思う事 その1

2019-09-19 10:15:51 | スポーツビジネス
ブログを読んで戴ける読者の方に感謝申し上げます。

 筆者所有

千葉県ならびに台風15号で被災されたかにお見舞い申し上げます!
漸く関東地方でも残暑が和らぎ、秋らしい気候になって嬉しく思う九月の半ば、
スポーツビジネスに携わる人間として思ったことをズバッとお伝えします。

ここ20年余り、富士スピードウェイや鈴鹿サーキットなどに足を運ぶ機会が少なく、時間が有り、昨年7月に国際的なGTツアーを観戦して来て思う事をブログにしてつづります。

少々お時間をいただきます!

90年代中頃、私はとあるフォーミュラチームの運営を任されアマチュアと云う立場から、チームの費用捻出、PRをになっていました。その時、グラビアや車雑誌などで話題になっていたレースクイーンを使い、PRを兼ねてレースクイーン撮影会を開き、新聞雑誌にアピールする事に成功し、それがブームに発展し一躍時の人となってしまいました。

ブームが去った21世紀、寧ろ当時少なかったレースクイーンは増え続け、19年のGTレースだけでも200人を超えるレースクイーンがピットやグリッドから溢れるほど賑やかになっています。(例、95年度、私たちが関わっていた95年のGT選手権でも最大25人程度でした。)

最近は、ネットでも動画配信などでコアなファン向けに情報を流して人気を博しているようです。
中には、人気投票的な総選挙などもありそのTOPを得ようと彼女たちの昼夜いとわず情報発信する姿に拍手を送りながらも、引いている自分がいます。それってどうなの?

とあるレースクイーンの事務所の社長さんがレースクイーンになる事で仕事を取れて、モデルや芸能活動にプラスになる話していました。勿論、私がどうの云う権利も有りません。でも、最近は、20~30までの若い人の動向を見るとフェスやBBQなどのイベントに隔たり勝ちで、レースクイーンを追う人も40代を中心とした独身のおじさん世代です。


サーキットでも40代50代の来場者が中心で、90年代にサーキットに足を運んだ私と同世代がそのまま移行しているように思われました。実際に、私の持つ趣味のレースクイーン動画の中心は40~50歳代で占められているのでこの事象と符合しています。

動画 https://www.youtube.com/channel/UCfxWDYLbxi5EYxxA7TACrdg 90年代のレースクイーン

これは、失われた20年と同じで主催者があまりにもレースクイーンに固執し、新たなイノベーションを試行しなかったことに起因すると追われます。人気が衰退気味であるのは明らかです。

今こそ
レースクイーンに代わるキャラの活用と子供を含めた家族連れを集客できるシステム。都会から足を運んでもらえる、バスなどのふぁしりてぇーションの構築を過ぎに着手すべきだと思います。

大井競馬場の事例
最近、仕事で大井競馬場で雪合戦をする機会に恵まれました。平日と土日のターゲットを定め、居心地の良い、楽しめる場所としての競馬場の演出にビックリしました。

土日はファミリー層を取り込み1万人を超える入場者でにぎわっていました。むしろパークと云う表現が適切なくらいです。
そして平日はナイター競馬を実施。サラリーマンをターゲットにして背広姿のサラリーマンやOLが楽しんでいる風景を見て、サーキットを含めてコンセプト作りをして、新しいファミリー層を取り込み施策に変え中れば、近い将来、成り立たなくなるでしょう!

スポーツは規模が大きくなるにつれ個人から選手、ファン、スタッフ、自治体、スポンサーなどそれぞれの思惑で動いています。依って、私たちは一人では、成り立たないと云う事、みんなに支えられてっ好きな事が出来ると自覚して行動しなければ、ただの遠吠えにすぎなくなる危険が有ります。


次回は、日本のモータースポーツの姿勢について述べたいと思います。
ご覧いただき有難うございました。
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