以可不可為一貫徳充符:可不可(かふか)をもって一貫(いっかん)となす(徳充符/とくじゅうふ)
ーーーよくても悪くても同じとせよーーー
正義の宮殿に住む人、谷底に住む人の処世術
可と付加を同じように見える人間になれ、すなわち、是と非、善と悪を同一のものであると思える人間になれ。 正義を誇る宮殿の裏側の廊下には、風が運んできた、ごみや落ち葉が積もっていたり、はとの糞もこびりついている。悪者といわれ、村を追い出されて暗黒の深い谷間に住んでいる仲間達の心には、美しい人情の花と、香り高い涙が、たくさん流れている。
老荘思想?では、決して、正義の宮殿を善しとはしない。といって、谷底の人情を善しともしない。善悪は、勝手に人間だけの頭で作り上げたもので、大自然には、通用しないのである。大宇宙の活動力には、善悪はない。大自然は、常に、中世である。どちらにも、偏ることがない。だから、正義の宮殿に住んでいる人は、その宮殿のすばらしさに感嘆しながら、なんと自分は幸福であろうかと、感謝して生きればよい。谷底に住んでいる人は、温良で優しい人たちと、美しい人情の花を咲かせて生きられたことを、天命の誇りとして生きればよい。
イガ爺、今日、里山へアケビとりに行ってきたんだて、採りでなくて、撮りだったてぇのがいいよね!?、おいらだったら??
今日の荘子は、この世に存在しないものを、人間は勝手に、あるものとして、是非善悪を決めている、大自然の、摂理に生きている人間、一部である人間に、是非善悪の分け隔てをつけて生み出すわけがないって事かな?、おいらも反省!?
15:15分投稿
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