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はるばる多摩センターまで。
本日はリーディング公演[神]。
仲村はシーラッハファンである。
期待高まる公演だ。
橋爪さん、山路さん。
個人的に推している
文学座、そしてヒトハダの、浅野さん。
メンツを知って、誰がどの役かな?
想像するのも楽しかった。
さて、駅のスタバでちょっとなんか飲んで。
ゆくぞ劇場へ。
劇場にインする瞬間ていいよね。
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パルテノン多摩ァ〜
シーラッハファン既読組、
いざ、リーディングシアター[神]
参加してきました(という空気)
投票結果259/259
完全に半々。
シーラッハ戯曲の力が俳優の声をもって
ドラマチックな結果を叩きだしました。
俳優陣はみなさん安定。
力のある読みでした。
そしてビーグラー(橋爪功さん)の自然さよ。
リーディングなので確かに読んでいる。
だが、ビーグラーさんだ。
橋爪さんがビーグラーのセリフを読む為に
舞台に出てきているんじゃない。
それは山路さんのゲルトナーもそうだった。
その役をそれとして読む俳優に見えるか、
その役の人物に感じるかの差とは……
仲村は考え続ける。
個人的に大好きな浅野さんは司教。
人間社会が構築してきた価値観、
道徳、倫理面からの話が一通りかわされて
司教の登場なのでムードが変わる。
なんか調子の異なる人が出て来たぞ。
そんな感じが、活字で読んだ時より明らか。
途中ゲルトナーの叫びにも似た主張もあり、
アダムとイブなんて話になった時は
ゲルトナーさんがまたキレるんじゃと
ハラハラした。
戯曲に書かれた言葉が俳優の血肉を通り、
言葉として発せられ、
参加している観客も、心持ちがシーソーの
ように左右される。
論理的、感情的、あらゆる側面から。
シーラッハ先生すごい。ほんと好き。
容赦なくもあり、人間味もあるのだ。
だから、みんなが悩む。
そして、投票を促されたわけだ。
素晴らしいリーディングシアターでした。
クライマックスのゲルトナー山路さんの
「私はもう充分生きた!」
が、生気に満ちあふれたパワーだったのが、
またこれ味わいなんだなぁきっと。