（逆位置） 魔術師 ～THE MAGICIAN～

自信満々に手を掲げていた魔術師の姿がひっくり返って、
伸ばした腕は下を向いてしまいました。
テーブルに並べた自信の商売道具（小アルカナで使われている物たちです）も、これではバラバラと落下してしまう勢い。
あたふたしちゃって、カッコ悪くて…　キマりません。

正位置では不敵な微笑を浮かべる魔術師ですが、
逆位置のこの状態ではなかなか笑うことはできませんね。
実際にはカードを逆向きにしても、絵柄の表情が変わるわけではありませんが、
想像してください。逆になった彼の顔。眉毛が下がって、口はへの字、か、波型ですよ。
「困った困った…」「う～ん……」　そんな感じです。

ところで、この逆位置が占い展開における「対応策」の位置に出たときは……

例えばこの魔術師（逆）の場合、そんな弱々しさがかえって好印象になると予言するのです。
状況や事の次第によっては、そういう場合もありますよね。

（逆位置） 愚者 ～THE FOOL～

フラ～っと楽しそうに旅立った彼ですが、残念ながら崖転落。

お気楽すぎるイタイ人……という方向になってしまうのが、このカードの逆位置です。

足元のわんこの忠告も聞かず、本人も実のところ、どこを目的として進んでいるのかよくわからない状態だったりして、無謀な道を選んでしまう危険性が大。

うわついた気持ちを自負し、今一度、シャッキリと仕切りなおしてみましょうか。
その選択は「勇気」か「無謀」か。注意をすれば、きっとわかるというアドバイスです。