夢殿

暗号・・・?

6月3日(土)に放送された、「~古代ミステリー秘宝殿」なる番組。
もちろん見ましたとも!
聖徳太子、法隆寺、おまけにダヴィンチよりすごい暗号!?とくりゃ、そりゃあんた、チェックしなきゃバチが当たるってもんですよ(そうか?)

で、番組を見終わっての率直な感想。。。
え~~・・・?それって太子の暗号・・・っていうのかなぁ?


確かに放送された内容自体は、日本の美意識として根付いている
「白銀比」という比率についてのもので、非常に興味深かったと思います。
法隆寺、四天王寺などの建築、仏像、華道の世界、コピー用紙などの寸法、その他日常の中で日本人が見て「美しい」と感じる比率として多くの物に、西洋の「黄金比」に対して東洋の「白銀比」が使われている・・というような内容でした。

また、聖徳太子は「建築の祖」としても多くの建築に関る方々から崇められているのだそうです。
それはなぜかと言うと、太子が四天王寺を建立した時に、海の向こうの国「唐」から建築の技術と共に「曲尺(さしがね)」(直角に曲がった定規みたいなもの)という木材の寸法を測る大工道具も日本に入ってきたのですが、
その時に唐の工人(大工)が持ち込んだ曲尺5種類のうちの一つを太子様が選び出し、それが後々まで日本の建築で使われるようになった・・という言い伝えがあるとの事。
その曲尺という大工道具は、表と裏で目盛りが異なり、その片方が白銀比の目盛りになっているそうです。


とまあ、私も白銀比という言葉を初めて聞きましたし、「へぇ~、なるほど!」
と勉強になりましたのでそこは問題無いのです。


が、しかし。。。。


新聞の題字にも堂々と書かれていましたが、
「ダヴィンチよりすごい・・・聖徳太子が奈良法隆寺に封印した秘密の暗号」
って、結局の所
「法隆寺には白銀比が沢山使われているんですよ~。だから美しいんです♪」という事・・・ですか?

わたしゃてっきり、ダヴィンチで言うなら、「モナリザ」の背景に託された暗号とか、「最後の晩餐」でのマグダラのマリアや聖杯に関する秘密・・とか、
そういうもっと深~い謎についての暗号が、何か法隆寺に隠されているのか!?と思って期待してしまったよ。。。

「黄金比」をダヴィンチがモナリザの絵に多く使っており、それを人々が見て美しいと思う・・それはそれで凄い!と思うのですが、でもそれってダヴィンチからの「暗号」・・なんですかね?
同じように「白銀比」も、確かに日本人の美意識の中に根付いており、その単位を日本に最初にもたらしたのが聖徳太子なのかもしれない。
でも、それを「ダヴィンチよりすごい、法隆寺に封印した秘密の暗号」と言ってしまうのはいかがなものでしょう?

な~んか、「今が旬のダヴィンチに無理やり結びつけました」というテレビ局の思惑が見て取れるようで、残念ながら少し期待を裏切られた感が残りましたね~。。。



小池栄子ちゃんが、実は大仏顔だったというのは一つ新発見でした(笑)

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コメント一覧

ペリドット
金と銀
私も「白銀比」という言葉は初耳でしたので、良いことを学ばせていただきました。

控えめな感じ・・・そうですね~。

ゴールドVSプラチナ(イメージ的にはパールかな?)

または、金閣VS銀閣・・てな感じ?(笑)



でも、番組予告などから私が勝手に期待していたようなもの凄い法隆寺の秘密なんてものは、何も出てきませんでしたが(笑)

でもまあよく考えてみりゃ、聖徳太子からのそんな凄い暗号や秘密がもし発見されていたのなら、もっとマスコミやら世間が大騒ぎするはずですよね・・・
つが
白銀比。
番組を見逃したのですが、白銀比(約5 : 7

の比率)って知りませんでした。なんとも

東洋的なひびき。西洋の黄金比(約5 : 8の

比率)よりもひかえめな感じで良いですね。
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