例えば大きな地震があったとき・・・その後をリアルに想像するってけっこう難しい。
絶対に想定外だらけだとは思うのですが・・・できるだけ想像する。
家にいるとして・・・まず家族や自分が生きているか・ケガしていないか、自宅は倒壊していないか・火事で燃えていないか・・・
家にいない場合・・・家族が一緒にいない場合・・・無事を確認できるか・・・・
まずそういったことにホッと一安心できたことが前提での「食材の延命策」です。
まず地震で冷蔵庫が倒れたら・・・下図のようになる可能性も。
非常時だからといって、日持ちのする非常食から手をつけることがベストではありません。
長期化するなら尚更、常温保存できない食材をできるだけ大事に食べていきたいですね。
地震がおきれば電気も止まっている可能性も高いです。
そうなると冷蔵庫はしばらくクーラーボックス、後にただの収納ボックスに。
そこで食材の延命策を図ります。
これまで我が家では冷蔵庫の倒壊はありませんが、急に故障した時、台風で停電した時、この知識が役に立ちました。
調味料に漬け込む方法は、冷蔵庫のなかった時代のご先祖様の知恵を思い出せばいいんですね。
冬か夏でも対応は随分変わってくると思います。
昨年の台風で12時間程停電した時、気温がまだ高めだったので冷凍食材をいろいろ備蓄していて反省でした。溶けかけてきたあたりで電気が復旧して家庭用なので捨てずに済みましたが・・・常温保存できるものを多めにしようと改めて思いました。(今回のコロナウィルス流行で巣ごもりのために冷凍庫が売れているとニュースで見たときは、また大きな台風も予想されているのに・・・大丈夫かな?と気になりました。)
いくら沢山備蓄していても、自宅の倒壊で取り出せなかったら使えないかもしれません。
住宅事情によっては厳しいところですが、1か所にまとめておくより分散備蓄した方がリスクは減ります。
外の物置等にも置けるといいかもしれません。
津波・土砂崩れ等で全て流されることもあり得るので完璧な備えは難しいのですが、
ひとりひとりが自分の置かれた状況で自分事として考えると、少しずつリスクを減らすことはできるのではないかと思います。
参考資料「地震の時の料理ワザ」坂本廣子/著
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