本の内容で心に残った部分を記録したものです。
「不食実践ノート」山田鷹夫/著
★第1章 不食その先にあるもの
2001年7月~不食の実践を開始(断食に対して不食という言葉を生み出した)
2004年 「不食 ~人は食べなくても生きられる~」を出版
※続けて 「断眠」「超愛」を出版
2006年 「不食実践ノート」出版
食べなくても生きられる→ 疲れない体 老いない体
五感の感度が上がる→ 超能力が目覚める 非肉体的存在であることの証明
★第2章 質疑応答
不食者の定義・・・人は食べられなくても生きられることを体験的に知っている人
不食を受け入れていなければ、バランスがとれていなければ不食はできないでしょう。
やってみれば自分の身体がどの程度のレベルにあるのかが自分でわかります。
厳しい事実です。あなたが食べるその量があなたです。
新しい体験に入る時には一時的に能力の低下はあります。
食という物質エネルギーから、不食という非物質エネルギーに切り替える時には、運動能力や思考能力の低下や動揺はある。
食べることは時間を進める、だから成長をが進む。食えば食うほどゴールが近くなる、死に近くなる。不食にすれば時間は止まる、老化も止まる。
(※成長期の不食はよくないという理由になる?)
消化で疲れない体になる、酷使しない→免疫力は上がる
不食時に生命を維持しているエネルギーが何なのかは興味がない。ほかの人に任せる。
自分の存在がなんであるのかわからないのと同じ。
不食は人間を卒業した者のスタイル、完成形。
微食は人間として上限で楽しむ生き方。
性欲が満たされれば食欲は減っていく。過食だと性欲は減っていく。
★第3章 不食体験レポート
長瀬典子
食べること大好きだったのに、節約のために本を読んで即実行。小食から微食へ。
それまでダイエットはうまくいかなかったのに、不食という大きな目標ができたら簡単に体重が落ちた。157センチ、52キロ→半年で42キロ
肌がきれいに、風邪をひかない、睡眠短く、感覚が敏感に、
平本ゆりあ
小食にして膠原病やリウマチの薬を減らした。
腸内洗浄も。便がたまっていると何か食べたくなる「ニセの食欲」も治まる。
不食に興味をもつ人は食いしん坊が多い気がする。
いきなり不食ではなくローフード(野菜や果物の生食)、中でもスプラウトがおすすめ。
環境負荷を減らして殺生もせずに済む不食、無理せず少しずつ移行していきたい。
風間弘子
自力整体整食法 小食や断食 不食の本との出会い 食べ過ぎることも 固形物をやめていく
始めてから料理が楽しい 食事は人と場を楽しみを分かち合うもの、作った人の愛情を食べていると気づいた。義務ではなく愛でつくることに気づけて嬉しかった。
一旦食事を戻してからの変化・・・頭の中が混乱、幾日も嗚咽・泣きさけんだ。お腹が頭になった気がした。峠を越したとき、すべてが逆になった、変容した。頭では考えられず感じるだけ。
インドに1か月滞在。
私はこの宇宙エネルギーによって生かされている、という確固たる信念で自分を励ました。
1か月ほどの不食体験・・・この身体は神様からの借り物、魂が本質、すべての植物にも魂がある・・・実感した。
田中ともよし
「太陽凝視」インド人 ヒラ・ラタン・マネク
「9か月間プロセス」太陽光線によるエネルギーで不食を続ける
尾崎元信
僧侶 仙人願望 50歳から挑戦
何か悩みがあると食べて気を落ち着けようとしたり何度も失敗を繰り返す
一生を通して継続できてこそ不食の完成 いかに食に依存しているかわかる
不食を行いながらも不食のことはすっかり忘れて、自由に悩み心配することもできてこそ
不食を行うには不食の哲理・理論をよく理解することが重要 「不食・断食は哲学」
不食の栄養源は哲理を理解すること
単に健康に良い、意志が強いだけでは破綻する
1日2食を1週間→3日休む→1日1食を1週間→3日休む→1日1/2食を1週間
間に休みを入れながら徐々に減らしていくと楽にできる
「食べたい」は妄想・中毒
浣腸と薬草ゲンノショウコで「食べたい」が消える
食べる世界・・・水中の魚 有限の世界
食べない世界・・・空中の鳥 無限の世界
「体」・・・「空田」 「空」無限に 「田」産み出す
人間は小宇宙そのもの 不食により人体は本来の空(無)になり 生きながらに死ぬ(悟る)
腸の汚れは人間の俗の楽しみを生み、腸の浄化は人間の楽しみが消え仙の楽しみを生む
東洋医学では「大腸が退化したものが大脳、小腸が退化したものが小脳。だから腹を腹脳という」
西洋哲学・・・この世にのみ尺度を置いた学問
東洋哲学・・・この世とあの世を含めた人生の存在意義を追究する学問
空虚に襲われ苦しむ。空虚は物質世界にしか・有限の世界にしか存在しない。
虚しさを感じたら逆に不食をしたほうがいい
★第4章 不食ガイド
1 減食から始める
2 失敗は笑って進む
3 体重計で体重変化を測る
4 腸を掃除する
5 身の回りに食べ物を置かない
6 料理を楽しむ
7 不食・断食関連の本を読み返す
8 運動を楽しむ
9 大好きコレクションをもつ
10 飲食の場を避ける
※特に洗腸を強く勧めている。過剰なまでの実験もしている。
ポーランドの不食実践家のメソッドも詳しく掲載している。
★第5章 不食の価値を探る 船瀬俊介×山田鷹夫 対談
・個人的な不食体験
・DNAのスイッチ
・思い込みで不食を実践しなくなっている
・病気の原因は過剰栄養
・不食が可能になる根拠
・宗教家と不食
・不食の未来
★第6章 不食を生きる
・微食を楽しみながら不食を目指す
・不食の世界と飢餓問題
・不食は体験してこそ意味がある
・これからのビジョン
・肉体と非肉体の合成存在が人間である