サスティナブルな食育

~ていねいに暮らす ていねいに生きる~

本の紹介『小食・不食・快食の時代へ』

2020-08-14 | 持続可能な生き方・食べ方

個人的に心に残った部分を記録したものです。★印は自分の考えです。

 

「小食・不食・快食の時代へ」はせくらみゆき/鳴海周平

 

飽食・美食(ただ胃袋を満たす食餌、美味しさを追究するグルメ)

粗食・小食・微食・不食へ

快食へ(体の声を聴いて心地よく楽しむ食)

※断食は我慢が伴う

 

ステージを意識的に調整しながら暮らしを丸ごと楽しむ

 

不食は物理的な食を摂らない・・・プラーナの摂取はある 

不食は英語でブレサリアン(呼吸主義者)

 

これを食べなければならない、これは食べてはならない、「ねば」「べき」に捉われていてはせっかくの人生がもったいない。レッテル貼りをやめてみる。

食のとらわれから自由になる 食べても食べなくてもOK

ファスティングや小食も楽しむ  食文化も楽しむ

健康、免疫力、五感・直観力が冴える、睡眠が少なくて済む、

 

2015年 俳優の榎本孝明さん1か月の不食実験

 

個人個人の内なる力によって、ひそやかに新しい時代のうねり、高い精神性と意識に基づいた持続可能な社会のひな形創りが始まっている。

不食とは人類が長い進化の果てに行き着く形になるのではないか

 

江戸時代 水野南北 最強の開運法は食にあり 

食を制す者は人生を制す

悔い改めよ→食い改めよ

 

  • 細胞がエネルギーを獲得する方法

①酸化エネルギー系・・・ 酸化による熱エネルギー 従来の栄養学

②解糖エネルギー系・・・ 糖分の分解エネルギー 酸素を必要としない

③核反応エネルギー系・・・ 核分裂エネルギー 生体内元素転換による(腸内細菌による)

④太陽エネルギー系・・・ 光合成エネルギー 呼吸や経絡を通して

※船瀬俊介/著  「やってみました!1日1食」より

 

・地上食・・・物理的な食

・天上食・・・物理的な食は摂らない(不食)状態だが、プラーナ(気・呼吸・光エネルギー・太陽エネルギー)を摂りいれている。精神的に満たされている時にも。あらゆるものに素粒子レベルで宿っており、パワースポットにも多い。物理的な食材にも多く含まれるものもある。

 

①②③は医学的・科学的に証明されている

④は自然医学会の森下敬一博士が「経絡造血」として提唱

 

自転車の変則ギアのように①→④に進むにつれて上質なエネルギーになる。

①②は地上食

③④は天上食(食べなくても生きられるという信条・信念でいるとより可能になる)

意識を切り替えるために「地上食入ります」「天上食入ります」と自分にアフォーメーション(宣言)する。

 

ゆっくりと呼吸して心を落ち着かせる。

漫然と食べる感覚→俯瞰的に食べ物と向き合う・そういう自分と出会う

その繰り返しで食欲をコントロールできるようになる。

 

どのエネルギー系で食べるのか、食べたいのか、意識の変則ギアを使って全細胞に向かって宣言する。(従わせてしまう)

 

  • 1日3食の呪縛

日本は江戸時代中期まで1日2食  1日3食があたりまえになったのは明治時代

ヨーロッパでは19世紀以降 エジソンがトースターを売るため

ブレックファースト(断食を破る)

 

1日3食、2食、1食・・・それぞれ推奨する本がある。

共通して言えるのは「食べすぎはよくない」ということ。

 

空腹時に出るホルモン・・・グレリン

サーチュイン(長寿)遺伝子も活発になる

 

朝4時から昼11時・・・排泄が活発な時間

昼11時から夜8時・・・消化吸収が活発な時間

夜8時から朝4時・・・細胞の作り替えが活発な時間

 

仏教では

「1日1食は聖者の食事、1日2食は人間の食事、1日3食は動物の食事」

中世西洋では

「1日1食は天使の生活、1日2食は人間の生活、1日3食は獣の生活」

ヨガでは

「腹八分に医者いらず、腹六分で老いを忘れる、腹四分で神に近づく」

エジプト遺跡では

「人は食べたものの1/4でできている、あとの3/4は医者が食う」

 

小食を実践して心地よく感じている人が増えている(実践例)

3食バランスよく食べなければ健康を損なうという固定観念、現代栄養学から自由になる。

 

 

  • 空腹感との立ち向かい方

①運動する(アドレナリン→血糖値上昇)

②噛んで唾液をためる(満腹中枢を機能させる)

③水を飲む(食事が入ってきたと勘違いさせて、摂食中枢からの指令を抑える)

④深い呼吸を繰り返す(意識のフォーカスをずらす)

⑤空腹はいいことだらけ!という意識をもつ(健康、やせる、免疫力、若返る)

 

  • 食べ過ぎてしまう原因

①遺伝子に刻まれた記憶として(飢餓に備えて食べられるうちに)

②親や社会からの教え、習慣で

③食品添加物や砂糖の中毒性・・・避けているうちに自然と受け付けなくなる。

 

★個人的には④「心の穴を埋めるために」も含まれる

 

  • は固定観念を取り払い、「食べなくても生きられる」等の新しい情報を上書きすると徐々に乗り越えられる。

「食べない方が健康」「体重は必要以上に減らない」「すべてはちょうどよくある」

 

④は自分を内観して直接の原因と向き合う、必要に応じて現実社会で乗り越える等。

 

 

  • 食べなくても生きられるなら、なぜ飢餓で人は死ぬのか?

「食べないと死んでしまう」という恐怖感で活性酸素が増えることによる?

体重は最初は減っても途中で減らなくなる。①②のエネルギー系から③④へ移行している?

食事を半分に減らすと寿命は倍になる?

不食実践者・・・弁護士・秋山さん、鍼灸師・森美智代さん、

「実際は食べている、プラーナを、その本質は愛」

「楽しいから、気持ちいいから実践している」

 

 

  • 不食に近づくために意識したいこと

・質のよい食事

・小食

・動物性を減らす、ベジタリアンになる

・瞑想をする

・食べなくても生きられると意識を変える

・自然と仲良くなる

・利他的な生き方をする

・愛をもって思い、語り、行動する

 

 

  • 「食べ過ぎない」が体にいい理由

ホリスティック医学の第一人者・外科医の帯津先生

「なぜ臓器と臓器の間は隙間だらけなんだろう・・・」

「この隙間にこそ生命の本質ともいえる大きなエネルギーが潜んでいるのではないか」

原子の周りも隙間だらけ。生き物は99%が隙間でできている。

 

 

  • アフォーメーションで思いを実現する

願いは書く、声に出す

頑張るのではなく楽しむこと

自分も周囲も地球も喜ぶ方向を選択して進む

信じる限界が現れる限界となる

「正しいからやる」→「美しいからしたい」

「正しいからしなくちゃ」→「楽しいからしたい」

 

食のとらわれから自由になる魔法の言葉

「私は食のとらわれから自由になりました。何を食べても食べなくても自由です!」

「どうぞなるようになりますように」

「何を食い、何を食わんと思い煩うことなかれ」

 

何をどう食べるか、食べないか、どうすることが自分にとって一番うれしくて、生き生きとして健康的なのか。いかに自分を大切にしてどう生きるかを体現している。

自分なりの処方箋をつくってみよう。

 

 

  • 腸は免疫の70~80%を担っている。

「ガッツがある」の「gut」腸・消化器

「gut feeling」直観、第六感

「gut issue」根本的な問題

 

「出してから取り込む」が基本

「出入口」「ギブ&テイク」

呼吸も吐いてから吸う

便を出してから食べる

 

  • 「食べたい!」と思った時

視覚が?嗅覚が?心が?体が?何が欲しているのか一度考える。

 

食べ過ぎても自分を責めずに、自分自身の内なる時が満ちるのを待ちながらプロセスを楽しむ。

 

★考え方がしっくりくる内容で、読んでいると楽しく実践しやすい。

★やはり食は生き方、精神世界、宗教観、宇宙感と密接であることを再確認できた。