サスティナブルな食育

~ていねいに暮らす ていねいに生きる~

手探り自然農④

2020-07-07 | 自然農

2020年2~3月

●まずは土づくり

3年放置の畑の土・・・どんな状態なのか・・・何の成分が多いのか、少ないのか・・・PH測定値を購入しようか迷いましたが安物だとあまり信用できないようだったのでやめました。

なら極力堆肥などを加えずに何か育てて様子をみようか・・・とも思いましたが、あまりにも育たなくてもへこみそう・・・本を読んで意欲満々の時期なのでいろいろ試してみたい状態だったりで、とりあえず発酵腐葉土(市販腐葉土、もみ殻燻炭、米ぬか、油粕、草木灰)というものを仕込んで表層にすきこんでみました。

 

●ジャガイモの植え付け

ジャガイモは他の野菜と相性が難しいと読んだので、畑の輪作が難しくなると嫌なので庭に植えることに。

叔母から余った種芋を送ってもらい、男爵、メークイン、北あかりを植えました。スペース的に8か所だけ。

春植えはカットしていいとなっていたので、小さすぎないものは半分にカットして切り口に草木灰をつけて3日乾燥後に植えました。けっこう縮んだ・・・

芽が出づらいが丈夫に育つという逆さ植え。

植えた翌日、知人の有機農家さんでジャガイモ植を手伝ったら、ちゃんと種芋を計量して仕分け。大きめはカット。50g以下にはしないとのこと。うーん、庭に植えたのちょっと小さかったかな・・・カットしなくてよかったかな・・・と少し不安に。

植えてから1か月ちょい、3月末に8か所中3か所から発芽!もう無理かと思ったわ~

この後、遅ればせながら残りも発芽してくれました。

 

●何度も失敗した初の育苗

1回目:本を参考に育苗用土をつくり、土を入れたセルトレイに種をまき、透明衣装ケースにおさめました。

レタス、小松菜をまいて、日々霧吹きで水やり。2週間しても芽が出ず。

晴れた日は外に出して日にあてたり、それ以外は暖房の効いた部屋に入れたりしてました。

2回目:後から最初の水やりはたっぷりがよいと知り、セルトレイの土にたっぷり水やりして、種をまき(ケール・にら・レタス・小松菜)、土が乾燥しないように新聞紙をかけていましたが、あまり日にあてないのも心配で外してみたり。

しかも作った育苗用土3割:畑の土7割でよかったのに10割で使ってしまっていました・・・

1週間しても芽が出ずに白カビ発生・・・・発酵はしてる?

まだ寒いので電気で温めないときついのかな・・・

3回目:また同じ方法でセルトレイにナス、にら、レタス、小松菜を播種。新聞紙をかけ、日に当て、三日後には新聞紙をとると、やっとレタス・小松菜が発芽!

これだけでも嬉しい!みんな偉いね!とはしゃいでしまう初心者。

大きくなってきた~と喜んでいたのもつかの間。見事に徒長していることを知りました(笑)。

その後、忘れた頃にニラやナスは少し発芽していましたが、弱弱しいかんじ。

セルトレイでは狭かった?と思い、ポットに植えたりもしました。

根がしっかり張ってなくて移植に失敗したりも・・・

その後は大きめの種は最初からポットにまくようにしました。

他にも畑にモロヘイヤ、にら、かぶ、アスパラ菜、おかひじき等を播種して、一向に発芽しなかったり、諦めて別のものを播種してから忘れた頃に発芽したり、楽しみながら失敗していました。

3月といってもまだ気温が低いことも多く、発芽も成長もなかなか難しいものだと実感。

来年は温める機械を買うか、畑に温床をつくるか・・・要検討です。

春以降は下から水滴が落ちるくらい水やりをしてから種をまき、新聞紙を2~3日かけ、なるべく日に当て、夜は屋内保管で発芽はうまくいくようになりました。日にあてても徒長するものもあって、今後の課題です。

 

●年末に植えた子たち

赤大根より白大根の方が強いようで成長が早く大きさも揃っていました。

自然農だからなるべく自然に・・・なるべく資材にお金をかけない・・・と考えると防虫ネットさえ迷いましたが、知人や本によっては必須らしく、まだ吉田先生のような土づくりはできない・・・のでお安いのを多めに買ってネット張りました。

弾性ポール・・・ネットだと100本入りとか(笑)、ホームセンターだとバイクの後ろにのせても長すぎて迷惑?・・・と買おうか迷いましたが、知人から分けてもらったり、貸農園に農家さんが使ってたものがあったりで助かりました。

以前庭で使用していたダイソーのトンネルは小さすぎて、畑の畝は1M幅にしたので使えませんでした。

間引き大根を細々と楽しんでいました。

スナックえんどうも少しずつ大きくなってきましたが、まだ寒いからかゆーっくりです。

 

●ブロッコリー&キャベツ&レタス

ブロちゃん、キャベちゃんは場所をとるし種を使いきれないので(育苗から自信ないし)、2本ずつ苗を購入して植えました。(苗を浸水してから植えるの忘れてしまいました・・・)

コンプラを意識して周囲にレタスも播種。

防虫ネットもちゃんとして、過保護なお母さん気分で見守っていました。

ところが、この後に・・・(つづく)

 

●里芋&生姜

庭の2列目は日当たりが悪いので、それでもいけそうな里芋に!そして相性がいいらしい生姜と交互に植えることにしました。

3月中旬に種を購入。種生姜ってけっこうお高い・・・

夏野菜予定地と共に鞍つきをしておきました。(植え付け予定地を深めに掘って発酵腐葉土を入れて埋め戻しておきました。)

3月末・・・4月に植える前に芽出しというのをした方がいいらしいので、昔の食器水切りザルと容器に腐葉土と一緒に入れて、水も適度にあったほうがいいらしいので、不織布をかけて畑に放置してみました。

それから芽出しにはちょっと苦労しました(つづく)

 

●大先輩からの学び

福岡正信さん著「わら1本の革命」

農の話を聞く機会に何度か耳にしてきたのですが、読んだことはなく・・・

参考にすることが多い竹内孝功さんが自然農を志したきっかけとなった本と知り、図書館で借りて読んでみました。経済イケイケどんどんな時代に自然農の先人だったのかな・・・深く大切な内容でした。

ただ、実践するには私にはまだまだすぎて!その時がきたら改めて読ませていただきます!という読後感でした。

そして、無肥料栽培で有名な岡本よりたかさん、自然菜園の竹内孝功さんコラボ講演が新横浜で開催されるとのことで行ってきました!本拠地の長野や山梨までは頑張れなかったので横浜開催ありがたかった・・・

コロナウィルスの流行で自粛ムードとなってきた頃でしたが、世の中の不穏な動き、自給力を上げなければという危機感もあって、敢えて行くべきと思い行ってきました。

種の面白さや自家採種の大切さがメインの内容だったのですが、お二人のような視点でやっていけば、これからずっとワクワクして取り組める世界だと感じました。

竹内さんが自家採種したかぼちゃの種2種類も購入。予定外だけどなんとか場所をつくって植えたいです。